開設者の『よまいごと』　

２０２５年５月２６日
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街でヤボ用の帰り道、たまたま入ったラーメン屋で、券売機の使い方がどうにもわからず、店の外国のおねいさんに代わりに操作してもらいました。敗北感とい うか老人になった気分。普通にお金入れてボタン押したら発券してくれたらいいのに、タッチパネルを駆使して結局どう買うのかよくわかりませんでした。後ろ に人が順番待ちしていなかったのがせめてもの救い。最近は会計をキャッシュディスペンサーにするところが当たり前に増えていて、コンビニで小銭を減らすよ う計算して店員に現金を支払ったら、辟易しながらこっちに入れて下さいと諭されて気まずい思いをするのも何度目のことやら。何十年来の培ってきたクセは新 しい風潮に馴染めず、かといって時代の波に置き去られないよう喰らいつく気力も薄れています。その極みが、この春ようやく始まった大阪万博？関西万博？関 西大阪万博？いや大阪・関西万博か。もはや現金を受け付けず、事前予約をしなければ近づくことさえもできない、トイレの入り方すら迷ってしまうオンライン 音痴には罰ゲームのような一大イベントです。万博といえば、愛地球博、花博、つくば博を制覇し、かすかに前の大阪万博の記憶もあるだけに、オノボリさんに とっては必須科目ですが、今回はちょっと腰が重い状況です。なんといっても、事前にあれだけケチョンケチョンで、大半が興味のない万博が連日の大賑わい で、予約取れない、３〜４時間待ち当たり前ときては、時代より先に人の波に押しつぶされそうで・・・。日本の人口減少はまだまだ先の問題のようです。

２０２５年４月３０日
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心理的瑕疵もあって、遅い春の桜はあまり心に響きませんでした。肌寒い曇り空にソメイヨシノはとことん合いません。
さて、因果な設備保全の職場で、このGWもガッツリ仕事が入っているわけですが、先日は「昭和の日」だそうで。いつの間にそんな休日ができてたのか全然知 りませんでした。元は別の名前の休日だったようですが、ここのところのアイドルグループ並にコロコロ変わるので覚えていません。いっそ『ゴールデンウィー クの日』として１週間国民の休日にしたほうが馴染みがいいように思います。それにしても、４／２９が昭和にどんな関係があって、どんなオメデタイことが秘 められているのやら、やはり高度経済成長のバブル景気で今の中国人ばりに金にモノをいわせて海外でブイブイいわせていた時代をも一度味わいたいということ なんでしょうか。昭和といえば、もう一つ、今年で「昭和１００年目」なんだとか。そういわれると半世紀も昭和生きてんじゃんと嘆きますが、よく考えたら平 成のほうが長く生きているわけで。それなのに国民が昭和に思いを馳せるのは、今の個人情報とコンプライアンスと誹謗中傷でがんじがらめのＳＮＳ社会の価値 観に嫌気を感じているからなのでしょうか。不便さ不条理、ひどい人権侵害がありつつも、それ以上に混沌とした自由やおおらかさ、野暮ったいおせっかいやア オ臭い義理人情もあって、活気のあった昭和という時代に、人間らしさを感じているのかも知れません。まぁ、あと１０年も世代が進めば「平成の日」に変わる んでしょうけど。

２０２５年３月３０日
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母親の死目に遭遇し、生まれて初めて１１９番し救急車に乗りました。何も変えることができない現実に、あらためて、この世界がどうしようもなく不可逆であ ることを思い知らされました。ドラマやアニメは現実逃避でしかないのだということを痛感しました。事態発生から葬儀までの数日間はあっという間で、いろい ろな人の思いを断ち切って、そこにいた人の痕跡を綺麗にリセットするかのようで、まるで廃屋を更地にしてしまうような感覚に似ています。父親の時にそれほ ど感じなかったのは、病院での数ヶ月の闘病生活を見ていたからでしょうか。体も不自由で、面倒なことは考えられない、現代社会に適応できないながらも、数 時間前まで普通に生きいた人の突然の終わりに虚無感を感じずに入られません。母親はこれまでの人生に最大級のトラウマを残していきました。やはり、平均寿 命に近い人というのは、生きながらにして死人であると自覚して、これからの自分の人生を考え直さないといけないようです。

２０２５年３月１日
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今年、阪神淡路大震災後３０年になったそうで。気がつくと震災前の人生より震災後の人生の方が長くなっていました。震源地の対岸の実家にたまたま帰省して いたこと、ひと揺れで目が覚めたこと、町中がガスくさかったこと、被災した商店街でハニーカステラを買ったこと、前日会いそびれた大学の後輩を救済しに板 宿から三宮まで歩いたこと、５日間風呂に入らなかったのが限界だったこと、つい昨日のことのように思い出すには、あまりにその後の人生に様々な出来事や経 験が邪魔をしていることに、３０年という重さ、時間という巨大な存在に、自分のちっぽけさを痛感します。
奈良に移住して３年になりますが、これまで市から２回ほど支援給付金をもらいました。どちらかといえば、そのお金で海水魚ショップなど、みんなが有意義に 活用できる公共施設やサービスを提供してもらいたいところです。が、くれたものはありがたく活用しつくさなければいけません。ところが、せっかくの数千円 をどうすれば有意義に使えるのか毎回かなり苦戦しています。外食しようものなら一瞬ですし、ましてや何の生産性もない飲み代やギャンブルなどは言語 道断。服や家電は中途半端。かといって日々の生活費に消費するのも味気なさすぎます。なるべく長い時間、臨時収入の幸せを味わうためにはどうすれば良い か。で、たどり着いた結論は、「普段買う食材より少し高級なものを買う」です。普段スーパーで手が出ない２〜３人前のにぎり寿司とか、値引きしない粗びき ソーセージとか、高くて買えないフリーズドライの味噌汁とか、有名ドレッシングとか、おいしい牛乳とか、アタリメとか。そのうちのどれかが限定セールで少 しでも安くなるタイミングを図り、給付金の額を大幅にはみ出さないように慎重に計算して、買い物カゴを輝く食材でいっぱいにして、ウキウキで、いざレジで クーポンを出してみると、「あ、すいません、うちでは使えません」。「あ、そうなんだ。」涼しい顔で、煮えくりかえる思いで現金を支払うのでした。。。

２０２５年１月５日
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新しい年を迎えました。毎年この時期に強く考えるのは、今年こそ計画的に生活しようと思うことです。掃除はもちろん身の回りのアレやコレややりたいことの 半分もできず１日が終わり、振り返るといつも後悔ばかりなので、もう１日を時間単位に風呂、ご飯、トレーニング、資産運用、情報管理、就寝を決めて規則正 しく実行し、掃除や片付けなんかも毎週、場所を決めて少しずつやれば、きっと気持ちのいい生活が送れると思うのですが、いつもなんとなく面倒になって結局 やらないままになっています。今日も実家から１日早く帰ってきて、朝から年末の大掃除できなかった部分をやって、明るいうちに買い物しようと思いました が、ふとチェックした無料アニメをイッキ見してほとんど１日を使ってしまいました。こういう時いつも運命のいたずらに運がなかったと思うのですが、やはり 単に精神力が薄弱なだけなんでしょうね。

２０２４年１２月２２日
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もう先月のことでしたが、秋田のスーパーにクマが押入って店員を襲い全国区になったニュースがありましたが、モロ昔住んでいた街です。それも会社から ３００mぐらいの場所で通勤路沿いでした。昔、小さなパチンコ屋があった場所だったと思いますが、寂れてずいぶん放置されていて、ベトナムから帰ってきて 静岡から出張で赴任した時、区画整理されすっかり綺麗なスーパーに変わっていました。新しいからかお洒落だからか品物の値段が結構高いので立地は最高です が数回しか利用しませんでした。もちろん昔住んでいてキツネやタヌキを見ることがあっても、クマに遭遇する心配をしたことは一度もありません。ここのとこ ろクマの被害は全国的に増加していて、これもその１つの案件ですが、クマが昔ほど人を恐れなくなって我が物顔で人里におりてきているという謎にも増して、 ここでの最大の謎はどうやって人に騒がれずにこのスーパーまでたどり着いたのかという点でしょう。この場所は海沿いで、すぐ目の前がフェリーも停泊する漁 港です。山からは５〜６km離れていて、全方位住宅で取り囲まれているというのに、どうゆう経緯でここにたどり着いたのか。昔から山の麓ではクマの噂もあ りましたが、そこから人の目、車、線路、飲食店、その他スーパー、残飯置場をかいくぐって、偶然このスーパーに立ち寄るなんてどんだけの不運が重なれば良 いのでしょうか。もっと山に近い秋田市街や空港あたりの方がきな臭くなっていてもいいようなもので、まだ山からトラックの荷台に隠れて紛れ込んだ方が納得 できようというものです。その辺にメスを入れるより、クマモンスターペアレンツの方に話が流れてしまったのは残念なところ。そんなマイノリティの奇行を常 識でぶっ叩く意見しか見当たりませんが、これもいってしまうとSNSの害悪かもしれません、どうせならクマ保護側の意見も丁寧に取り上げて紹介した方が建 設的な気がします。ストレスのはけ口でなければですが。

２０２４年１１月２４日
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携帯のメアドにメールが届いていないことに気がつきました。いつもフィッシングメールをうんざりするほど受信するのが、どうやら先月ぐらいから届かなく なっているようです。迷惑メールだらけで、ほぼ放置状態のメアドでしたが、唯一月末にチェックしているお知らせが届かないことが事の発端でした。よく見る と受信エラーとなっていることに気がついて、設定を見直したり、電源をリセットしたり、ネットで調べたりしましたが改善できず、送信もエラーになるので、 本格的に携帯ショップに相談することに。そこでも解決せずに中央のサービスセンターに問い合わせてもらうと、クレジットの料金未払いでメアドの契約が切ら れていることがわかりました。クレジットカードの更新で認識できなくなっていたらしいのですが、お知らせ後の猶予期限もすぎたのでもうメールアドレスは使 えませんとの塩対応でバッサリ。未読メールでお知らせを放置した自分の責任ではありますが、前の携帯会社のメアドを新しい携帯でも使えるようにするサービ スだったので、よほど契約を切りたかったのか、もうちょっと警告してくれれば気付けたかもしれないのに。なんともモヤモヤして消化しきれませんでしたが、 考えてみると、紛らわしい迷惑メールを削除するばかりのメアドだったので、まあ、これで良かったのかもしれません。携帯のメアドは乗り換えしたときのため に、なるべく作らない、ＩＤに登録しないほうがいいということがやっとわかりました。

２０２４年１０月２８日
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知り合いのツテで昔の仕事仲間のベトナム人から１０年ぶりに近況とお土産をもらいました。中身は定番のコーヒーの詰め合わせ。ベトナムは知られざるコー ヒーの一大産地国です。その中にスティックコーヒーがありました。お湯にとかすと一杯分のクリーミーなカフェラテができるインスタントなやつです。ベ トナムのスティックコーヒーといえば、日本の３倍ぐらいの容量でいかにもベトナム人好みの砂糖たっぷりの体に悪そうなイメージで、当時はリーズナブルな 値段も買う気になりませんでした。せっかくもらったからには使わないといけません。最近は健康を気にして牛乳も豆乳に切り替えていますが、試しに 使ってみると不思議なことに気がつきました。豆乳は安いものの、どうしても独特の臭みが喉に引っかかりスティックコーヒーを入れますが、日本のではごまか しきれないのが、ベトナムのスティックを入 れると普通に程よい甘さの上品なカフェラテです。しかも、温めるのに手っ取り早くレンチンするのですが、溶けが悪く、普通だと季節に合わせてタイマーを秒 単位で調節しないと突沸して５回に１回はレンジ内がラテまみれになるのが、このスティックでは全く溶け残りも突沸も起こらないのでした。考えてみると水や 牛乳ばかりでなくレンジの品質も管理も日本ほど厳密に枠組みされていないベトナムでは、１杯分のインスタントコーヒーで全国的に同じ味を再現する ために、いろいろな工夫や成分を混ぜ込む必要があり、最終的に３倍の量になってしまうのかもしれません。１０年後に気づかされるとは、なお奥深いベトナム なのでした。

２０２４年９月２９日
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９月過ぎても猛暑、猛暑と脅されながら台風に翻弄され、気がつくと夕方は真っ暗。どこか気の抜けた彼岸花の朱色が車窓に映り、いつの間にか黄昏の秋になっ ていました。いろいろあってプライベートの堪能できない夏でしたが、仕事ではSDGsやらカーボンニュートラルやらでグリーンカーテンを作ることになり、 この夏、キュウリや朝顔の栽培に挑戦していました。朝夕、仕事の合間に水をやり成長を見守ります。家庭菜園にハマる人は、世話した分、着実に成長する植物 の健気な姿に感動するのでしょう。芽を出して、根を伸ばし、葉を広げ、茎を分け、花が咲き、実をつける。なるほど、わかりやすい成長過程。ヒトや動物では こうはいきません。日よけとしての役割なので収穫などはさほど気にしていませんでしたが、個人的に目を見張ったのは、植物と虫の関わりでした。コンクリー トとアスファルトで囲まれた工場の一角に鉢植えを置くと、程なく小さなクモやダンゴムシ、ゴキブリが棲みつき、カメムシやアシナガバチがキュウリ葉を舐め に来て、若芽にアブラムシが密集すると、アリが忙しそうに茎を行ったり来たり。コウロギやバッタ、チョウが立ち寄り、イトトンボが葉の裏で休み、カマキリ が枯れ草に紛れ、オニヤンマがジロジロと眺めに来て、可愛いテントウムシは何度も卵を産んで幼虫が元気に葉の上を歩きまわります。いろんな種類の虫が入れ 替わり立ち替わりやってきて、虫もＳＮＳでもやってんのか？というぐらいに鉢植えの情報が拡散されてちょっとしたテーマパークのようでした。人が土地に手 を加えたり、外来種を捕獲して生物多様性の環境を整えようとしていますが、案外こんなのが生き物にとっては十分なビオトープなのかもしれません。

２０２４年９月４日
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冷蔵庫に保存していたスーパーのみたらし団子があまりにも不味いので、レンジで温めてみたら更に不味くなりました。モチだと思っていた白いものはデンプン的な代用品みたいです。もう買いません。
気がつけば８月が終わっていました。いつもなら更新のプレッシャーでジリジリしているところですが、土日となく、夏休みとなく仕事をしていたら時差ボケみ たいにすっかり時間感覚がなくなっていました。何か今の台風の、どこで嵐になってんの？ぐらいすっきりしない感覚です。いや品薄でもないのにパックご飯す ら品切れぐらいな感覚でしょうか。そういえば最近夏バテも手伝ってか、食欲リズムも崩れてきて夕飯が晩飯へ、晩飯が深夜飯へときて、ついにそのまま寝過ご して朝飯になってしまいました。これはブランチならぬディレックファーストというべきか。それでも案外普通に過ごせていますし、一般的に朝ごはん抜きは怒られ ても、晩ごはんを抜くのはヘルシーっぽい感じなので、今まで食欲がなくても無理にでも食べていた晩飯よりもいいのかもしれません。夜の自由時間も増えて、何より １食浮いて得した感じです。

２０２４年７月３１日
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コロナにかかってしまいました。最近、急激に感染が広がっていると噂の『KP.３』株というやつだと思います。いつの間にかギリシャ文字で呼ばなくなっい るということは、変異しすぎて最後まで文字を使い切ったということなんでしょうか。突然、咳と鼻水がでて変だなと思ってたら、ダルくなりいつもの風邪薬を 飲んで直しましたが、何を食べても美味しくなくて、夏バテかと精がつくものやちょっと贅沢なものを食べたりしましたが食欲がわかず。１週間ほどして、気晴 らしにガムを噛んでみたら味がしないので、ようやくコロナだと気づきました。味覚障害はコロナの後遺症だと聞いていましたが、本当に味がしなくなるもんだ と驚きました。一過性のものだそうで、今は回復しましたが、今感じている味は、本当にコロナ前の味と同じなんだろうか？　確信が持てないので、ちょっと心 配です。

２０２４年６月３０日
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父親が亡くなって、今月はドタバタの目の回る１ヶ月でした。老衰ということでしたが、正確には病院に老衰させられたようなものです。きっかけは転倒による 骨折の入院でしたが、面会は１週間１５分、誤嚥の恐れがあるので不味い流動食、コンプライアンスで患者の個性に踏み込めない治療方針。もちろん医師側自身 の生活もあり、多くの患者を抱え、定期点検、下のケアまでしてもらい、過去の多くのデーターに裏打ちされた治療なのでしょう。それについては感謝の念と頭 が下がる思いしかありません。でも感じることは人間、高齢になってから入院したら終わりだなということですかね。もっと体を鍛えねばと思う今日この頃で す。

２０２４年５月３１日
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５月だというのに部屋はうだるような暑さ。水槽の冷風ファンが深夜になっても唸りをあげて、もう春も終わりかと、仕方なくクーラーをつけましたが、翌日は 朝から台風１号の冷たい雨で長袖にもかかわらず１日中凍えていました。いったいどうすりゃいいのよ！ですが、結局のところ今年も猛暑なのは確定みたいで す。
１ドル１５０円台で為替相場が歴史的円安だそうで。輸入している必需品の価値が上がって経済がひっ迫、これ以上急激に円安が進まないよう国が必死に押さえ 込んでいるのだとか。でも十数年前ベトナム時代は逆に空前絶後の円高で、あの時は輸出品が海外で売れずに国が儲からず、これまた経済が大打撃になっていた はず。ベトナムでは給料をドル建てでもらっていたので赴任当初は１ドル１１６円ぐらいだったのが、急に９９円になったので大騒ぎになっていました。相場の 日々の変動を見て数円でも価値が上がった時に円にして日本にチマチマ送っていた人もいたぐらいです。まあベトナムにいる限りはドルの価値は変わらないの で、そのまま生活を送っていましたが。帰国した時も円に戻す手数料を渋ってドルのまま銀行に預けていました。今頃はさぞいい感じに？　というか、もっと前 の子供時代の頃は確か１ドル３６０円だったような。海外旅行などは誰でも気軽に口にできるようなものではなく、親が富豪か社長である必要がありましたが、 大学生の頃になると１ドル２５０円となって経済大国として格安パックや福引きで卒業旅行に海外にも気軽にいけるようになっていました。その頃はドルはトラ ベラーズチェックという商品券みたいな小切手に替えていくのが主流で、現金やカードを持ち歩くより安全とされていましたが、１ドルのものを１００ドルのト ラベラーズチェックで払うと拒否られたり、チップに不便だったりと、どうして主流なのかがわかりませんでした。結局使わなかった１００ドルのトラベラーズ チェックは円高が進んだために換金しないで保管したまま、今では日本での発行が廃止され、いつかハワイにでもいって余ったトラベラーズチェックを使おうに も、インフラが進みまくってランチすら食べられそうにありません。本当に低給料の日本より高物価の海外の方がいいのか疑問です。為替に限らず、物価とか流 行とか人気とか最近の価値の変動の大きいことといったら・・・。昔から変わらず続いているものは実はとてつもなく難しく価値の高いものなのかもしれませ ん。まずは周りの価値に振り回されないよう自分の中に価値を見出すことが大切ということでしょうか。

２０２４年３月３０日
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昔５００万部を誇った黄金期の週刊 少年ジャンプの代表作ともいうべき『ドラゴンボール』の漫画家先生が亡くなりました。学生時代『ドラゴンボール』 をはじめ多くの漫画週刊誌に育ててもらった者として心よりご冥福をお祈りします。そういえば今年の辰年の年賀状にシェンロン（龍神）に昇龍拳を食らわせる イラストを描 こうとして、描画ソフトやプリンターに呪いのように拒否られて間に合わず、結局、準備したモノがパーになるのがイヤで、寒中お見舞いにして強行したわけで すが、まさかそれが訃報の要因じゃなかろうかと ちょっと動揺したりして・・・。龍は昔から好きなモチーフなのですが、どうも相性が悪いというか、一方的に嫌われているというか。今年に入ってからも親が ２回も入院し、奥歯を失い、飛び石でフロントガラスを交換する羽目にあいと、さすがに辛抱たまらず奈良の有名な厄除け霊場を探したら、その寺が別名、龍蓋 寺というそうで、昔悪い龍を池の中に石で蓋をして封じたのが由来とか。お守りを買ってきましたが、逆効果だったかもしれません。
話がを戻して漫画家先生とは中１の頃に『Dr.SLUMP』の面白さにハマって、九州の田舎まで持って自慢しに行くほどのお気に入りでした。その田舎には 親戚の女の子がいま したが、『Dr.SLUMP』?ああ、聞いたことあるよぐらいの薄い反応で、内心プライドを傷つけられたように感じました。部屋の片隅に少女漫画の雑誌が 転がっていて、じゃあどんな面白い漫画読んでるんだよと開いてみると、そこには『ちびまる子ちゃん』が掲載されていました。目がキラキラな少女漫画は苦手 でしたが、シンプルな線で描かれた素朴な漫画は、主人公の女の子が夜中に自分の部屋で一人寝転がってプリンを食べる庶民の幸せを噛みしめて いる話で、夜に自分の部屋で自由にお菓子を食べられて、しかもプリンってどんな贅沢だよ、どこが庶民だよと一人ツッコミしていたのを覚えています。そのア ニメの主人公の声優さんもこの度亡くなってしまったそうで、ただの同年代の偶然もこうなると何かのフラグ回収に思えてなりません。重ねてご冥福をお祈りし ます。

２０２４年２月２３日
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奈良に来て約２年になろうとしていますが、その実、全くといっていいほど、土地勘がありません。せっかくの休日も仕事の気疲れと生来の出不精で奈良の構造 も輪郭もすっ飛ばして暮らしています。と、いうのもこの間、コロナ明けで初めて職場内で新年会を催しました。奈良の仕事場は交通の不便な片田舎にあるの で、県外から通勤するほど皆の住宅はバラバラで、宴会をするときは、どこか街中の駅近が一般的であり平日開催は移動が大変です。このことは全てが１駅内に あった秋田や静岡では考えられない不便さです。今回、内輪の飲みとあって宴会は休日、場所は自宅から電車で１時間の知らない街でした。関西はJRの他に様 々な私鉄がシノギを削っていますが、奈良といえば近鉄です。それが２０程の路線となって縦横に絡みあっているので、どの駅で、どっちに向かって、どこで乗 り継げばいいのかさっぱりわかりません。昔はモノシリ博士を探して右往左往するところですが、今は便利な検索アプリがあるので、駅名さえ打ち込むことがで きれば、一番スムーズな乗り方がわかります。まさに神。検索アプリこそノーベル平和賞にふさわしい発明に違いありません。おかげで時間通りに宴会場にたど り着き、いい感じに酔っ払って時間を忘れ、場末のスナックで盛り上がっているところ、同じ方向の人がそろそろ帰ろうと誘うので皆と別れて帰路につきまし た。帰りが想定よりずいぶん遅くなったので、外は天気予報通り深夜から冷たい雨模様です。帰りももちろん神アプリで検索、来たときとは違う逆路線のようで すが、路線をぐるっと回って自宅の駅までつながるようです。幾つも過ぎてようやく知っている駅についた時、ツレに「降りないんですか」と尋ねられました。 そこは自宅から徒歩３０分の普段利用しない路線の駅です。テッペン近く傘もバスもないのでもちろんスルーしました。そのまま終点まで行きツレと別れ、次の 路線に乗り継ごうとしてアプリを確認したところ、あれっ？発車時刻が朝５時だったことに気づきました。路線は繋がっているといっても時間までは繋がってお らず始発まで待ちぼうけ。しかもその電車が最終だったらしく、駅員が構内の点検を始め人を追い出にかかっています。外の雨脚は本格的になっていて、さっき の駅なら自宅まで３０分でしたが、ここからだと徒歩何時間かかるかしれません。駅の周りには２４時間入れそうなファミレスも漫喫もなさそうです。改札への 人波に合わせながら焦っていると、別の路線の終電が出発するとのアナウンス。瞬時に４つ先の駅に漫喫があることを検索し飛び乗りました。駅から漫喫まで １kmはありそうですが、コンビニで５時間立ちっぱなしよりマシと腹をくくったところ、３つ目で耳なじみのある駅名に止まりました。全体の飲み会でよく 使っている街中の駅で、自分の最寄駅と路線で繋がっていることは知っていました。このまま漫喫を目指すべきか降りて帰る手段をさがすべきか悩んでいると、 別の終電のアナウンスの中に自宅の駅の名前が聞こえ、急いで車両を降りて乗り場を探しました。神のいたずらか、単なる偶然か、はたまたただの世間知らず か、駅から自宅まで２０分ほど雨に打たれましたが５時間無駄にすることなく、自販機のホットコーヒーの追加だけで無事に帰宅することができたのでした。

２０２４年１月３０日
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能登半島地震に被災された方々におきましては、心よりお見舞い申し上げます。
元旦からとんでもない出来事がおこってしまいました。新幹線が開通して一度はいってみたいと思っていた輪島もずいぶん近くなったと思った矢先だったので、 すこぶる残念です。阪神大震災でも感じましたが破壊された古い街はもう戻りません。強制的に過去を捨て、新しい未来しか進むことを許されないのは住人に とってさぞ苦痛でしょう。そんな日本の一大事ですが、そういえば、身の回りにも年末から年始にかけてキナ臭い不穏な空気が漂っていました。愛用の腕時計が 外れて落としてしまったり、インフルエンザにかかったり、ソフトのライセンスが切れて年賀状が書けなくなったり、ケアの甲斐もなくプリンターを修理に出し たりと、モノが壊れたり、うまく噛み合わないことが続けておこって少しも気が休まらなかったように思います。なんだか先が思いやられそうですが、残りはプ ラスな出来事で溢れることを期待したいところです。

２０２３年１２月２９日
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コロナの収束に油断したつもりはありませんでしたが（いや、やっぱり油断したかもですが）、数年ぶりにちゃんとした風邪を引きました。それが原因かどうか わかりませんが、時間の感覚がズレています。気がつくと２９日。あれクリスマスって何してたっけ？　今朝出したゴミも曜日を間違えて慌てて回収しました。 それよりも何の年越しの準備もできていません。年賀状も書いてないし、気になるところの掃除も、自動エサやり機のセットも、何冊かの本も読めていません。 別に高熱にうなされた訳ではなく、鼻水が止まらず、咳は周りの人に気を使って極力我慢していたぐらいなのですが、体調と仕事に気を回しすぎてすっかり後回 しになっていました。それにしても期末のタタミかけるような仕事の数々には愚痴をいうヒマもなく、こなした直後から忘れていかないとハケない状況です。お かげで何個が仕事を忘れている気がします。正月連休を挟むために仕方がないのかもしれませんが、そのために仕事が増えるなら、もういっそ連休をなくしてく れた方がかえって年末年始ゆっくりできるんじゃないかと思うのは私だけでしょうか。それでは皆さま良いお年をお過ごしください。

２０２３年１１月２６日
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日本の季節は夏と冬の二極化で、秋がなくなってしまったといいますが、今月は、ポカポカの小春日和かと思えば、ダウンジャケットが必要な冷え込みになったりと、１日単位で秋と冬に二極化しているよくわからない天候です。まあ、寒い一辺倒よりはましな気がしますが。
このところ体力の低下を切実に実感するようになりました。といっても、階段登って息が切れるのは若い頃からのことで、体の筋が伸びなくなっていることもず いぶん前からのことではありましたが、習い事も続けているし、本格的に体作りをしたらちょっと前の体力までは戻せるだろうという妙な自信があったのです が、最近、何か体中の筋肉のバネが伸びきったパンツのゴムのようになっていると普段の生活の中で感じるようになりました。この間、半日、屋外で仕事をして いましたが、その２日後、脇の後ろの背筋がギックリ腰のようになりました。上体を起こそうとすると激痛が走ります。同じ姿勢を続けていたのが悪かったらし いのですが、たいしてハードな作業でもなかったので、そんなことぐらいで体を痛めたと知ってショックです。ただ不思議なのは、もともと骨盤と背骨の付け根 の腰痛持ちだったのですが、背筋に痛みが移ったとたん、腰の痛みがきれいになくなってしまったことです。いちいち腰をゆっくり伸ばすこともなく、いつ以来 ぶりかの腰の爽快感でしたが、別の痛みで前の痛みが消えるものなのでしょうか。やはり病は”気のせい”なのかもしれません。そういえば、体力以外に年齢と ともに下がっているのは給料の方もで、その辺も大きな原因の一つかもしれません。

２０２３年１０月２５日
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冷たい空、夕暮れが秒刻みで、急かすように１日が終わる今日この頃は、１年の中で唯一寂しさを感じる時期です。ということは、危険な暑さだなんだかんだ いってやっぱり夏が好き、季節の主役は夏ということでしょうか。それでも、この季節の澄んだ空気がまとう金木犀の香りは夏にはない、ハロウィンよりも嬉し いイベントです。金木犀の香りといえば、濃厚でいて後を引かない甘い香りはいつまでも嗅いでいられるほどいい香りのメジャー代表ですが、それでいて昔から トイレを連想させる香りの代名詞でもあります。ラベンダーと共にあまりにいい香りのため臭いトイレをごまかすために芳香剤として利用され、逆に悪いイメー ジを持たれてしまうという、こういったメジャー級であるが故の悲しいジレンマは、他にも、勝って当たり前、可愛くて当たり 前、聖人君主で当たり前といった言葉で世の中に結構あるように思われます。本当の価値を見失わないでいたいものです。
でも最近では金木犀やラベンダーの香りもフレグランスの名の下に、あまり使われなくなっているみたいですが。

２０２３年９月３０日
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朝、通勤途中の峠で彼岸花の群生が目を楽しませてくれています。行く先々の田んぼのあぜ道の緑に、浮き上がるように目の覚める赤い花が行儀良く並んで出迎 えてくれているかのよう。去年は全く気がつかなかった、というか、わざわざ棚田百選の明日香村まで見にいって空振りしてきたほどで、今年はこんなに間近で 見れるとは。今まで彼岸花に触れる機会がなかった分、今後の楽しみが増えました。
連続真夏日記録更新とか終わらない猛暑といいながらも、やっぱり朝夕には落ち着いた秋らしい空気に満ちていて、そうすると夏バテしていた虫どもも活発に なってくるようで要注意です。アパートの踊り場は一晩中電灯がついているので、朝、ドアのカギをかけようとすると巨大な蛾がインターホンに擬態していて、 のけぞってしまったり、そうかと思えば、家に帰ってきて部屋の電気をつけると目の端の屑カゴに一瞬動く影が。ついにこの部屋にも恐れていた猛虎ではないア レが訪れたのでしょうか。これが嫌で、どんなにクソ暑くとも窓を締め切り、電気代を犠牲にクーラーをかけまくっていたというのに、信じられない、信じたく ない現象です。屑カゴと殺虫剤を持って外に出て、慎重に中のものを取り出してみると、急にピョンと飛び出し慌てて逃げ去るのは小さなヤモリでした。なん だ、よかったといっていいのかどうか、複雑な気分で子ヤモリを見送ったのでした。

２０２３年８月２７日
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当事者でも専門家でもなく、何年も先にならないと真実が見えてこないネタをあまり取り上げたりしたくないので、これまで数々の時事ネタをスルーしてきまし たが、海水魚モノを扱うサイトとして、今旬な話題、原発処理水の話題に触れざるを得ないでしょう。１２年前の東日本大震災で東京電力の福島第一原発が破壊 され、メルトダウンした燃料デブリを直接冷やしている水から大部分の放射性物質を除去したALPS（アルプス）処理水。それを保管するタンクが溜まりに溜 まったので、海水で薄めて沖に放出するというもの。今後３０年続くといいます。国際原子力機関の安全のお墨付きがあるものの、これ以上場所がないから、何 ＋倍も薄めているから、他国でもやっているからぐらいの根拠しか出てこないので、ちょっと物足りなさがあります。周辺のエビ、カニ、魚、貝、海藻、ブラン クトン、自然環境にどんな影響が考えられるのか具体的な解説が欲しいところ。本当は何＋冊にもわたる科学的根拠があるけれども、そもそも第三者はあまり関 心がないから、それぐらいの根拠で科学的に納得できてしまうのかもしれません。漁業への風評被害がもっとも深刻で、賛成、反対が別れるところですが、海外 は放っておくとして、風評は要は心情的なものなので、処理水が安全なら飲まないまでも、お風呂でも沸かして入るぐらいの演出をし、そもそも１箇所で放出す るからその地域が割りを食うのであって、日本全国の海が対象になれば皆同じになって風評もできなくなるので、試しに処理水２００トンぐらい各地に送って海 に放水させればいいんじゃないでしょうか。といったら途端に手のひらを返す賛成派が続出するかも。ついでに風評被害の支援と称して処理水を小ビンに詰めて 記念品として売りさばくのも早く処理できて一石二鳥かもしれません。
それでいくとアルプス山脈の天然水を販売するメーカーは大丈夫でしょうか。

２０２３年７月１６日
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猛暑が本格的です。１年のうちで、この猛暑だけは毎年絶対にやってくることが確定なありがたくない風物詩でしょう。もう金に糸目をつけず暑さ対策をするし かありません。それと最近では大雨洪水が梅雨に代わって風物詩になりつつあります。猛暑なのに大雨って意味がわかりませんが、全国津々浦々、丹念に爪痕を 残して、今回は秋田も犠牲になりました。水にエンもユカリものない秋田駅前さえあの様子なら、昔住んでいた見知った場所はどうなっていることか・・・。秋 田駅といえば、初めて秋田にきた時はまだ新幹線が開通していない頃で、連休中、夜間に寝台列車で神戸に帰るときに利用するぐらいでしたが、駅舎も古いま ま、いかにも国鉄といった建物で、県のターミナル駅としての風格のような重厚感があり、複雑で近代的な大都市の駅にはない味があったように思います。それ が程なく新幹線の開通に伴う駅舎の改装で便利なものの、並の新幹線の駅になって物足りなさを感じたのを覚えています。その駅も秋田空港を知ってからはずい ぶん利用が減りました。あの秋田新幹線のシートの硬さと寒すぎるエアコンは今も健在なのでしょうか。

２０２３年６月３０日
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本格的に蒸し暑くなってきました。こうなると、どうしても冷たい飲み物の回転率が増えてしまいます。
最近、不可解な事件が多くなっています。なぜヘリコプターが突然落下したのか、深海で３０分毎に聞こえた音はなんなのか、３mを超える宇宙人はどうなった のか、事件が多すぎて真相の解明がおっつかないのかもしれませんが、メディアはもっと頑張ってもらいたいものです。そういえばウチでも不可解な事件が起こ りました。
先日、楽しみにとっておいたタピオカミルクティーを飲もうと冷蔵庫から出してみると、どういうわけかタピオカの粒々が消えています。今まで数回しか飲んだ ことがないので、ひょっとしてタピオカはずっと飲まないと溶けてしまうものなのかもと一瞬疑いました。いや案外カップの中央に集まってゼリーのように固 まっているかもしれないと、とにかくストローでカップの表面のシールに穴を開けようとしたところで、その飲み物が無糖カフェラテのカップであることに気づ きました。どうやら商品棚で取り違えたまま今に至ってしまったようです。その日はいつも買っているカット野菜が切れていて、スーパーに買いに行くのもかっ たるいので、途中のコンビニで済ますことにしました。とはいえ、コンビニでカット野菜１パックのみ購入するのもバツが悪いので、何か買い足そうとぐるぐる 巡りましたが、手ピンとくる手頃なものがなく、さっきちょっと気になったタピオカミルクティーでも久々に飲んでみるかと、戻って棚からタピオカミルク ティーのカップを取ったつもりが、隣の無糖カフェラテだったようです。行き慣れていない店、一回見た商品の記憶を信じて手に取った商品をちゃんと確認しな かったのが真相です。と不可解な事件が見事に解決し、冷蔵庫には新しいタピオカミルクティーが補充されたのでした。

２０２３年５月２１日
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５月の中旬にもかかわらずすでに気温が３０℃を超えました。屋根の熱で部屋は蒸し風呂状態、水槽の水温対策は必至です。冬に外していた窓用クーラーを急遽 設置しました。季節の変化の慌ただしいことこの上ありませんが、時代の変化も輪をかけて慌ただしくなってきそうです。話題のチャットGTP。ついにマンガ の世界のＡＩらしいＡＩが現れました。言葉を自在に操る対話型人工知能。英語の翻訳とか、仕事のレポートのまとめとか、毎回、のたうちまわって何時間も費 やしている『えび部屋』の更新もチョチョイとやってくれそうです。所詮、自然な文章を作るＡＩといっても、言葉の意味を正しく理解して、それに回答できる ということは、会話はもちろん、いずれ人間に近い思考を持つ可能性は高いでしょう。そのうちＡＩがあることないこと勝手に『えび部屋』を更新して覇権コン テンツになっているかもしれません。その前に無駄コンテンツとして抹消されるでしょうか。それはさておき、とりあえず村人Ａが超リアルに受け答えする RPGを早く見てみたいものです。

２０２３年４月３０日
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WBC優勝の異様な人気は大谷選手の大リーグの活躍に引き継がれて、その大谷熱も今はちょっとだけ落ち着いた様子。その熱気におされたかコロナ熱もすっか り冷めてしまい、５類感染も５塁観戦といったところでしょうか。この煽りでマスクが大量にダブついて一斉に値下げになることを期待しているのですが、今の ところマスク売り場の値札は微動だにしません。
納車の時にもらった鉢植え。外に置くと虫の巣窟になりそうなので、窓を締め切った部屋で育てています。中央の蕾はどんな花を咲かせるのかと期待を込めて２ 日置きに水をやり１ヶ月、蕾と思っていたのはただの葉で、緑以外に何も生える気配がないので、よくよく調べてみるとセロームという観葉植物であることがわ かりました。新車のお祝いだから花だと勝手に思い込んでいました。そうしてあらためて見みると、土の上が水でヒタヒタでほっておくと根が腐りそうです。鉢 植えを包むラップが邪魔でよく見えませんでした。さらに調べるとどうやら鉢植えをもらったら直ぐにラップを外してビニールポットから出して植木鉢に植え替 えないといけなかったようです。ラップは外したものの、仕事が邪魔で、なかなか植え替えのヒマがありません。

２０２３年４月１日
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拍子抜けするほどあっさり春がやってきて池にはカメも復活し、あたりはすでに桜が満開です。せっかくの自粛解禁も会社の決算期で追い込まれ残業続きで寝不足気味ですが、去年の今頃を思い出すと、ノドから出かけた愚痴も恨みも、引っかかって奥に戻ってしまうのでした。
奈良に来て１年が経ちました。仕事、くらし、魚、プライベートと否応なしに経験値を積まされて強制的に奈良に奈良されて、静岡の出来事はすっかり記憶のカ ナタです。それにもまして、この１年は恐ろしく散財した年でもありました。アパートの賃貸に始まり、エアコン、ビデオ、スマホに、もっとありますが、極め つけが新車です。秋田で買ったホンダ車も自己の車歴史上、最長の１２年になりました。奈良に来てようやくハイブリットの本領を発揮して燃費も良く、故障は 一度もなく、ガタもくたびれた様子もさほどありませんが、次からは自動車税も上がるというし、走行距離も目標だった地球１周を突破したし、イマドキ車に性 能がどんどん引き離されていくので、馴染んだ車で少し名残惜しいですが、そろそろ潮時ということで夏ぐらいから車選びをはじめてこの３月に納車を迎えまし た。自己の車歴史上初の軽自動車です。静岡にいた頃から次の車について考えていて、ピンとくるものがない中で、街中を走る車に自然とピントが合うホンダ車 ができ、それが軽ハイトワゴンというジャンルであることにたどり着くまでに２、３年かかったように思います。一口に四角くてコンパクトで広くて座高が高い 車といっても、ワン、ワゴン、ボックス、バンといろいろ種類があり、フロンドデザインも微妙に違っていて、しかもナンバープレートが黄色だったり白だった りと、軽初心者にとっては何の謎解きか？と思ったものですが、車種がわかると、本格的に車雑誌を買ったり、ネットで調べたり、you tubeを見たりで特訓し、ディーラーを４社巡ってスペックを統一し比較を重ねたどり着いた答えが、まさかのスズキ車です。ホンダ一択から悩みに悩み揺ら ぎに揺らいでまさかの逆転判決。恐るべきはスズキの圧倒的コスパ力とサービス精神でした。万人受けの人気車種だからなのか購入手続きから何から至れり尽く せりので、納車の帰り際には謎の小さな鉢植えまでもらいました。今は虫がつかないように部屋の中で監禁して育てています。いったいどんな花を咲かせるや ら。

２０２３年２月２０日
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１月終わりの１０年に一度の最強寒波。その脅しが効いたのか奈良の通勤パニックは１２月ほどでもありませんでした。気温や規模よりも不意打ちが一番悪影響 をあたえ るということでしょうか。２月に入っても引き続き、フロントガラスがカチコチの、日陰の氷は溶けず、電気代も１万を超える中、 少しずつ日差しが力強く春の期待感が増してくると、今更ですが目の前の池でぱったりと姿を消した数十匹のカメ達の行方が気になりました。カメといえば冬は 陸に上がり穴をほって冬眠するものと思っていましたが、思 えば池の周りはコンクリートとアスファルトにガッチリ囲われて逃げ場なし。ということは奴らは池の底で越冬の真っ最中ということになります。エラがないの で息継ぎが必要のはずです が一度たりとも浮かんでくることはなく、変温動物の彼らは新陳代謝が極限まで低下してほぼコールドスリープ状態ということなのでしょう。まさに命がけ、 いったい何匹が生き残るのかと心配になってしまいますが、暖かくなってくると、ちょっと親戚の家に遊びにいってましたぐらいの感じで、プカプカ浮かんだ り、のんびり甲羅干しをしたり、なんなら前より増えてない？ぐらいで、斯くなる上は池の水全部抜いてカメ捕獲計画が発足するというのが現実です。そう考え るとカメに限らず生物が持 つ生に対する恐ろしいまでの執念を感じざるをえません。この圧倒的に無機質な宇宙空間で、動き、意志を持ち、種を増やし、命を繋ごうとする生物というもの がなぜ誕生したのでしょうか。その石ころは他の石ころのように永遠にその場にころがっていることがイヤでイヤで仕方がなかったということでしょうか。本当 に神様が生物を創造したとして神様は綺麗なだけの石ころの世界がつまらなくて仕方なかったということでしょうか。今日に至るまでに、生物は死んで石ころに 帰ることを少しでも遠ざけようと、環境に順応し、様々な弱点を克服し、知恵もつけました。ただの石ころには絶対に真似できないほど進化した激レアな石ころ なわけで、そう思うと、普段なんの気になしにコンビニにいったり、頰ッペタを掻いたり、会話したりすることがどんなに尊いことなのかなどと、無機質なこと を考えてしまうのでした。

２０２３年１月７日
『えび部屋・２』をご訪問いただきまして誠にありがとうございます。
新年、あけましておめでとうございます。本年も 『えび部屋・２』をよろしくお願いします。
昨年はまさかの奈良転勤という激動の１年で、知らない土地、引き継ぎ不十分な業務、わからない機械仕事と、とにかく全てに慣れるためにいっぱいいっぱいの 生活でした。この年末は実家に帰ってノンビリ・・・とはいかず、ちょうど屋根の改修の真っ最中でいつものリビングは両親の寝室として占領され、台所しか居 場所がありません。その台所もテーブル、机、棚の上はジェンガのように大量のモノが積み重なり、床の上も足の踏み場に困るほどモノで溢れていてほぼゴミ屋 敷状態。家と同様に一見気丈な両親も衰えは隠せず、荒廃は年々増すばかりで、今回はあまりの惨状に閉口してしまいました。実質、自分の居場所は台所の小さ い丸椅子、ベットの上、風呂場とトイレしかなく、おかげで年末の大掃除どころか、年始も掃除に明け暮れる毎日でした。高齢の両親には、もはや掃除・片付け という概念がありません。力は弱まり、体力も衰え、体はこわばり自由がきかないとなれば、最低限の身の回りにしか手が回らないのは仕方ないとはいえ、大人 として長年培ってきた常識や良識まで昭和の彼方に置き忘れてしまっていることにはギモンを禁じえません。数えられないほどの服、タオル、食材、買い物袋、 ナイロン袋、包装紙、チラシ、化粧品のサンプル、新聞の切り抜きといった余計なモノをひっぱりだしてきてはそのままに放置。特に食材については、味賞期限 も要冷蔵も床転がしもおかまいなし、捨てようとするとまだ食べれると拒み、その割に生協の配達で新しいのを買い求めるので、封が開いた同じ食材があちらこ ちらからゴロゴロと出てきます。そのことを指摘しても反省どころか気にする様子もありません。自分が子供の頃にはイモがご馳走だったと、昔はよく好き嫌い を諌められたものでしたが、『三つ子の魂、百まで』は平均寿命８０歳以上の現代では通用しないのでしょうか。

２０２２年１２月２５日
『えび部屋・２』をご訪問いただきまして、メリークリスマス！
そういえば昨日今日はクリスマスでしたが実感ゼロです。
数々の伝説を残したワールドカップの熱狂も、最強寒波ですっかり冷え込んでしまいました。この寒波は奈良の奥地も爪痕を残し、交通機関はほぼマヒし会社に も来れない人が続出したようです。たまたま休みを取ったので被害を回避でき、一人、忘年会の居酒屋に先入りしてその被害を酒の肴に笑っていましたが、途中 の峠では行きも帰りもスタックした車が道を塞ぎ、たかだか２kmの坂を４時間以上も足止めされたようです。奈良はただでさえ道が細いのに、凍結対策もされ ておらず、ろくな迂回路も整備されていないとなればなすすべもありません。雪は事前にわかっていたことなので警察が出張って交通整理すればもっとスムーズ に流れたかと思いますが、前首相の銃撃といい、ここの安全管理はいまいちピリっとしない印象です。こうなると会社は堂々と遅刻するとして、携帯トイレの常 備が必要となると、スタットレスに履き替え、雪国秋田で長年生活して余裕をかましていましたが、ちょっと笑って聞いていられなくなりました。思い返せば、 その秋田生活は、もう１０年も前のことです。

２０２２年１１月２０日
『えび部屋・２』をご訪問いただき誠にありがとうございます。
すっかり夜が早く、朝が遅くなりました。毎朝の車の夜露がうっとうしいです。目の前の池にもカモやらサギやらが毎日越冬に訪れて賑やかで、おかみのガチョ ウが大声で叫んでは団体客をさばいています。とはいえ最終地点ではないらしく１〜２日するとどこかにいなくなっているようで、ビジネスホテルか道の駅レベ ルの池のようです。やはり冬の池に浮かんで夜を過ごすというのは羽毛に包まれていても相当根性が必要な行為なのでしょうか。いや、単に水が汚いだけかもし れません。
最近は有給休暇を５日以上取得することが義務化されていて、期間中に規定日数分の有給休暇が取れていないと定期的に会社からクレームがくるようになりまし た。確か１〜２年前に始まった制度ですが、この時すでに時間の融通が聞かない機械保全の仕事に変わっていたので、重要会議や平日工事、休日工事の代休を避 けて針の穴を通すように有給休暇日を探さなくていけません。昔は出席日数が足らずに進級できず苦労するのが世のお約束でしたが、今は休日日数が足らずに苦 労しなくてはいけないとは、世のセチガラさもここに極まったという感じです。といっても昔の開発の仕事だったら次の有給どこに遊びにいこうかと働き方改革 を絶賛していたに違いありませんが。

２０２２年１０月１６日
『えび部屋・２』をご訪問いただき誠にありがとうございます。
突然、線を引いたように暑さと夕暮れと虫が姿を消し、もう１０月だったことに気がつきました。先週までほぼ全裸だったのが、Tシャツにバスタオルと座布団 を体に巻いて部屋で縮こまっている現状を考えると、エアコン代は助かるものの、やはり暑い方が性に合っているようです。大量に買い込んでいた水分（アイス やジュース、果物類）をどうしたものか。
８月は暑さで休日の外出を控えていましたが、９月は狙い撃ちのような台風続きで悪天候が続き、せっかく奈良の風光明媚もなかなか堪能できなかったところ。 それなら暑さも雨も関係ない都会に行ってみようと大阪方面に足を運びました。電車で１時間以内に大都会に出れるところは奈良も相当に好立地です。大阪で気 になっていた展示会や海遊館、魚ショップを巡りました。すでに十数年経過してさすがに関西の生活感が端々に出ていましたが、大阪湾側はウォーターフロント 開発された商用施設が今風にスマートに立ち並んでいて東京のベイエリアを思わせるような街並み。店員の程よくカドのとれた関西風の受け答えがプラスな印象 を与えます。この辺りはＵＳＪもあるのでナニワのノリよりもグローバルな対応に徹しているのでしょう。名も知らない地下鉄の駅の地上に出たガチャガチャし た街の雰囲気も東京と全く変わりません。昔から仕事で大阪より圧倒的に東京が多かったので、同じ都会の懐かしさを感じました。しかし、気を良くして魚 ショップを探しに鶴橋駅を降りたところ衝撃を受けました。改札出口は日の光が差し込まない薄暗い高架下。その細い路地に赤提灯や焼肉、中華の看板がごちゃ まんとひしめいて、迷路のように枝分かれ商店街として見渡す限り続いています。そこを肩をこするように行き交うたくさんの人々。いったいどこの暗黒街の路 地裏か、世紀末の地下街に迷い込んでしまったかと目を疑ってしまいました。自然とできたであろう商店街は全てに年季が入っていて、公共の構造物をかわし、 あるいは利用し、少しでも店を詰め込み、押し広げ、1件1件の店の輪郭も境界も曖昧です。古い街並みが大好きなはずが、なぜか情緒や風情を感じられません でした。思わずこのまま進むか、改札に戻るか躊躇したほどです。東京にもゴールデン街とか下町の狭い横丁、古い飲屋街がたくさんありますが、これほど異質 に感じたことはありません。これこそ忘れていた関西の真の姿です。食い倒れの街といかにもお客への優しさをアピールしつつ、裏では１人でも１円でも回収し ようとする己の生存本能の凄まじい執着が感じられ異質に思ってしまいます。子供の頃、梅田の地下街や三宮で降りる改札を間違えて夜の裏路地をさまよった 迷った時の疎外感や孤立感を久々に思い出したのでした。

２０２２年９月４日
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お盆を過ぎてゼミの合唱がツクツクボウシばかりになると、ああ、関西に帰ってきたんだなとツクツク思います。
車も１２年目を迎えました。まだ十分走るのですが、１３年目から自動車税も上がるというし、秋田→兵庫→静岡→奈良と転々としながらも、いまだに秋田ナン バーというのも気まずいので、ぼちぼちカタログやネットで車の忖度なし評価を漁っています。この１０年の間に車にいろいろな装備が追加され、ますます進化 している様子。特に運転に関するものが多く、逆に言えば人間がどんどん退化しているといえなくもありません。で、そうなるとせっかくの買物だし、いい装備 や機能をたくさんつけたくなりるのは世の慣わしですが、購入金額がどんどん上がる一方なのも同じ慣わしです。ある晩、どうやって充実した装備で金額を下げ たものかと思案していると、そういった車情報サイトの隅にはたいてい中古車買取の広告があって、たった４５秒で複数社の査定金額がわかるとあり、場合に よって査定額に最大４０万円の差がつくこともあるというので、一応、いまの車の価値を知って新車にかけられる上限金額の参考にしようと、つい車情報を入力 したところ、回答は後日、各社からの問い合わせがありますとの返事だけでした。てっきり保険のCMのように、その場で査定額がわかると思ったのに、とんだ 肩透かしです。その翌朝７時からいろいろな買取業者からの電話で叩き起こされました。車を見せに来いとか、見に来るとか、これでは１軒１軒買取業社を訪ね るのとなんら変わりません。全部を相手にできないので２社に絞り、後は全て査定キャンセルにしました。２社のうちの１つはＴＶやラジオCMでもおなじみの 超有名会社です。が、どちらの買取業社も会ってよくよく話を聞けば、結局は買取がメインではなく、中古販売がメインであって、そこの中古車を買う前提で、 既存の車を高く買い取るかのように中古車を大幅に値引きしているに過ぎませんでした。そのため中古車を買う気がないが査定額だけ知りたいというと、年式だ け調べて２社とも同じような査定額の口頭での回答だけ。多分データベースは同じなんでしょう。商売なので駆け引きといえなくもありませんが、こんなに分か りにくく詐欺っぽい扱いを受けたのも久しぶりです。世にたくさんある中古車買取業者ですが結局のところ、普通ではとても手の届かない高級車をなんとかリー ズナブルに入手する意外に活用方法はなさそうです。世の中にはこうして経験してみないとわからないことがまだまだたくさんあることに、ため息がでるのでし た。

２０２２年８月２１日
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奈良の新しい家の前には道を挟んで直径５０mほどの貯水池があって、部屋の窓から見渡たすことができます。昔から家のゼロ距離に海や川や池があることが夢 だったので最高のロケー ションではありますが、住宅街とあって池の周囲は護岸工事で固められ、四方はフェンスが張り巡らされていて立ち入ることはできません。真緑色でお世辞にも 綺 麗とはいえない池ですが、周囲をお世辞抜きに汚いドブ川が流れているので、相対的に気になりません。この池は大きなミドリガメが５０匹以上生息するカメの 聖地で、中にはスッポンも混ざっています。春先はまだ冷たい水を避けて昼間は湖岸で一斉に甲羅干しをしています。暖かくなると大胆になってきて、どうやっ たのかフェンスを乗り越えて早朝の道路を散歩したり、ドブ川へ降りて旅へ出るカメもいるようです。それと池にはなぜかアヒルが１羽暮らしていて時々寂しげ な鳴き声を上げています。それらを見に来るのかエサをあげるためかベンチもないその池は周辺住民のちょっとした憩いスポットなのでした。そして貯水池の豊 富な水の恩恵を受けて家の隣には小さな田んぼがありドデカいタニシやオタマジャクシ、アメンボが徘徊しています。夜になればカエル達の熱いライブ。薄い壁 一枚隔てたアリーナ席（寝室）では換気口を通して毎晩そのソウルに酔いしれることができるのでした。そんな絶好のフェス会場に群がるファンもハンパではあ りません。網戸には様々な羽虫が場所取りをし、玄関ではガやオケラ、クモ、ヤモリが絡んできて行く手を阻みます。意外に生物多様性の奈良なのでした。

２０２２年７月１８日
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奈良という土地は小学生の定番の遠足の地ということ以外、自分の人生に関わるイメージは全くなかったので、こうして移住することは「今更」感が強く全く興 味がわきませんでした。実際に住んでみると日本第二の都市のお膝元なのか、関西あきんどのノリなのか、今まで暮らした土地の中では群を抜いて便利な場所で す。まず半径５００m以内にほぼすべての店が揃っているといっても過言ではありません。各種コンビニはもちろん、スーパー、家電量販店、ホームセンター、 有名 ハンバーガー店、有名コーヒー店、ラーメン店、回転ずし店、牛丼店、カレー店、弁当屋、居酒屋、郵便局、警察署、ドラッグストア、カラオケ等々、およそな いも のがありません。どこで買い物するか、どこで食べるかいつも悩みます。車で１０分ほど足を伸ばせば映画館も併設する巨大なショピングモールがあって買い物 というより、歩き回って軽い運動をする感じです。数あるスーパーは品数は多いですが雑多な感じでダンボール積みが多く庶民感が高め。レジはセルフが圧倒的 に少なく、支払いのみ自動が主流ですが、未だに袋をサービスしてくれたり、袋詰めしてくれるところがあるのには驚きました。物価は土地柄なのか今の情勢な のかはわかりませんが、かなり高いです。惣菜の２割引き、３割引、静岡ではほぼ絶滅した半額セールもよくやっていますが、正直、元が高いので魅力も半減で す。衝撃だったのが、その半額のシールを貼っている店員を取り囲み、自分のキープしている惣菜にシールを強要するおばちゃん連中。拒否しようものなら血の 雨は必至で、まだこんな武闘派が生存していたとは。さすがは古い街、奈良。こんななんでもある便利な奈良ですが、逆になんでもあると何をしたらいいのかわ からなくなってしまうところ。あれもしたいこれもしたいで時間がいたずらに過ぎていくので、これまで以上に計画を立てなければと思うのでした。

２０２２年６月１８日
『えび部屋・２』をご訪問いただき誠にありがとうございます。
奈良生活も２ヶ月になり、仕事も生活もリズムができてきました。会社までは車で片道４０分。こんなにじっくり車を操るのは初めてで、おかげで車は本来のス ペックを取り戻し燃費は爆上がり、走行距離もちまちま稼いでいた目標の４万キロをあっさりぶっちぎりました。朝は早く夜は遅くなりますが、そのおかげで渋 滞を回避できています。 とはいえ家を出るのが５分でも遅れるともう車が流れず、近道がない一本道なので絶対に遅刻を挽回できません。奈良は大阪と隣接する北部に極端に人 口が集中して、中部ですでにまばら、南部はもう未開の地といった印象です。歴史のある古い街並みは道幅が極端に狭く、小道に入ればバックで対向車を交わす 覚悟と勇気が必要です。その北部から中部付近へ市を４つ跨いで会社にいくのですが、街はとても栄えていて、ない店がないといってもいいでしょう。ありとあ らゆるスーパーやディスカウントショップ、ファーストフード、チェーン店、コンビニが住み分けもせずイケイケ状態で立ち並び、お客を取り合っていて、それ でもどの店もそれなりに繁盛しているのでした。普通、街おこしに限らず物事は、最初に活気があって多様化するも、時間ともにトーンダウンし廃れ、その後は 維持・成熟することが圧倒的に多いものですが、奈良は活気を混沌と維持したまま続いている、何か一昔前のバブル期を感じさせる街なのでした。

２０２２年５月２日
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（さらに、続き）それからの奈良の１週間は、昼は本格的な手続きと引継ぎ、夜は荷物の開梱と整理で、荷物だらけホコリだらけの寝室は布団を広げることもで きず、リビングの絨毯に寝る毎日。なんだか少しも状況が変わっていません。４０分かかる車通勤の道と買物店を少しずつ覚え、赤ちゃん水槽、稚魚水槽を立ち 上げ、生活用品を買い揃え、ダンボールとゴミの氷山の一角を整理し、部屋に掃除機をかけ、公共の転入手続きを終え、やっと布団で眠ることができました。ま だゴールは峠の先で、翌土曜はいよいよ車で静岡に魚を迎えにいきました。コロナで送別会もなかったので、知人が夜に一席もうけてくれました。楽しく騒い で、その夜は馴染みの漫喫に泊まり、翌日は朝から魚を梱包、昼前に静岡を立って、夕方前には奈良に到着。最後の力をふりしぼって、魚たちの水合わせをし て、峠の坂を転がってようやくゴールです。魚たちは短期間で２回も捕まってすっかり臆病になってしまい支持率が下がってしまいましたが、知人宅で殺された ２匹以外、皆無事に移動することができました。精神的疲れもピークを越しすぎて何か心の中にシコリのようなものが残ったのか真に爽快な気分を味わえなく なったような気がします。仕事はもちろん、部屋の荷物の整理や必須家電のエアコンの設置など、まだまだやることがありますが、世の中には何事も一気に好転 できる都合のいいことなど一つもないのかもしれないとつくづく思ったのでした。（続きおわり）

２０２２年５月１日
『えび部屋・２』をご訪問いただき誠にありがとうございます。
（また、続き）土曜日、ホテルでまったりとはいかず、早々に出て新居に向かい、引越し荷物の受け取り準備です。新居は最寄駅から徒歩２０分程度の２階建集 合住宅で、隣が田んぼ、目の前に柵で囲われた１００m□ほどの貯水池があり、視界が程よく開けています。ふと窓に目をやると羽虫がビッシリでびっくり。前 日まだカーテンのない状態で、長時間、照明をつけていたからだろうと思っていたましたが、翌日もビッシリだったので、田んぼと池のせい（精？）に違いあり ません。南向きの２階物件が空いていて、ベランダがあるにもかかわらず室内布団干しユニットが付いている理由がわかりました。春のイブキで元気いっぱいの 春の妖精たちは網目より小さいので網戸も用をなしません。それも引越し業者がきて有無をいわさず窓全開で荷物搬入、みっちり２時間。やはり荷物が多すぎる のでしょうか。後に急いで虫除けスプレーを買いに走りました。続いて物件選びのキーになったともいえる洗濯機の接続を追加料金でしてもらい、午後からガス の開栓、陸送業者から車を受け取りました。必要最低限なものをダンボールから開梱し、いよいよ水槽の立ち上げに掛かります。予定では夜までに水槽を設置 し、深夜に車を飛ばして静岡で待機、朝から知人宅で魚を回収し、また車で引き返してくるという超荒技でしたが、水槽を置いて砂を敷いて水を張って、はい！ 出来上がりとはいかず、何かするたびに調整に調整、引越しのドタバタ梱包で水槽に必要な道具がなかなか見つからず、購入備品もいくらか必要です。魚の訃報 の連絡が入るたび不安がツノリますが、結局、知人に頼んで回収を来週に引き伸ばしてもらいました。それから翌、日曜にかけて、水槽とのがっぷり四つの格闘 が始まりました。新生活に向けての開梱も必要なものを必要な時に出さないと物に溺れてしまいます。それでも部屋はあっという間に足の踏み場がなくなって、 引越しの再現のようになってしまいました。本水槽の立ち上げが完了したのは日曜の夜のことでした。（さらに、続く）

２０２２年４月３０日
『えび部屋・２』をご訪問いただき誠にありがとうございます。
（つづ き）数週間をかけて綿密に計画を練ってきた引越し。冷凍食品、保存食、使いかけの生活用品を効率よく消費しながら、最終日まで必要な生活用品 や家電は使いつつ、使わないものから順次ダンボールに詰め込んでいきます。そして大量に出るゴミを、月に数回し かないそれぞれのゴミの日にうまく出しきり、昼は引継ぎ、夜は片付けで、最終の１週間は布団で寝ることもないまま、ホルモンバランスボロボロで爪先もボロ ボロですが、仕事から解放され た引越しの前日やっと取れた異動休暇を前に余裕すら感じていました。が、積めても詰めても片付かない部屋で無情に過ぎる２４時間のカウントダウン。 ３月最終日、引越し業者に到着を１時間ずらしてもらった挙句、梱包を手伝ってもらい、部屋の掃除まで待ってもらうという綿密なはずが昔の引越しの二の舞で した。最悪な引越しの午後に、惜しむヒマもなく静岡を離れ奈良へ向かいました。不動産屋が契 約上どうしても３月中に鍵を渡さなくてはならないそうで、当然、新居には今朝の引越し荷物が着いているはずもなく、暖房器具どころか蛍光灯すらありませ ん。 繁忙期のため引越し荷物は２日後の土曜日です。その分の着替えや防寒グッズを入れたスーツケースは引越しのドサクサで他の荷物やゴミを詰めて引越業 者に預けてしまいました。焦りで朦朧としていたのもありますが、何もない部屋でサバイバルする気力がもう残っていませんでした。夕方、奈良に着くと不動産 屋へ。会社には寮がなく賃貸住宅の借上げですが、選べる物件の１Rでは、水槽や家具を置くには狭すぎるので、不動産業者を紹介してもらい自力で２DKを探 すことに。その物件にかかる補助はゼロ。静岡の旧宅も退居は１ヶ月前の事前連絡が必須ですが、当然できずに途中解約分の支払いの補助もゼロ。結局会社が出 してくれたのは引越し代と移動にかかった料金だけで、今回の引越しで、ものすごい自腹が飛びました。不動産屋で鍵をもらい、そのまま歩いて新居へ。まずは カ バンに詰め込んだ引越しの残骸をおろし、その足で近くの大型量販店で照明器具を買い込みました。しかし踏み台がなくては天井に届かず断念。すっかり暮れた 道をまた駅まで引きずるように戻り２０分ほど電車で揺られてやっとホテルにたどり着きました。ゴールはまだ遠く、４月初日。翌日は休みですが勤務先の前任 者がスケジュールの関係でどうしてもこの日しか引継ぎができないとのこと。朝５時ホテルを出て会社へ。人里離れた土地にあり公共交通機関の運行が極端に少 ない場所で電車からバスに乗り換え４０分。最初ぐらいキメようと思ったスーツは引越し荷物のスーツケースの底でシワと化しています。引継ぎは夕方までみっ ちり続き、会社の人に踏み台を借りて車で送ってもらい新居で照明をつけた後、またホテルに逆戻り。最初は新居付近の漫喫にでも転がり込もうかと思っていま したが、幸い転任時の経費で落ちるというので急遽ホテルを予約したのでした。長い１日にさすがに駅に向かう足が億劫になっていました。（また、続く）

２０２２年４月２７日
『えび部屋・２』をご訪問いただき誠にありがとうございます。
奈良の生活が始まって３週間がすぎました。まだダンボールに荷物が残っていますが、必需品のエアコン設置が完了し、実家への顔出しも終わり、 ほぼ引っ越しイベントが終了したといっていいでしょう。突然の辞令から怒涛の２ヶ月。今となっては静岡の生活がはるか昔のことのようです。思えば、未知の 土地の物件探 しから契約。残った仕事の処理と引継ぎ。夜を徹し深夜に門を閉じられ会社から脱出できず寒さに耐えて車中泊したこともありました。６年通った道場に別れの 挨拶を告げ、車を陸送し、最難題の水槽の引っ越 しは、知人宅に新しい水槽を設置させてもらい、引っ越し先で水槽を立ち上げるまで魚を預かってもらう段取りをとりつけ、やっと自分の引っ越しです。も う何回も苦い経験を味わって今度こそ大丈夫と確信を持って挑みましたが、結果は引っ越しセンターが荷物を運び出す横で、なりふり構わずダンボールに荷物を 詰めまくる失態。もはや荷が潰れようがゴミだろうがおかまいなし。それでも終わらず最後は引っ越しのスタッフさんに手伝ってもらい、これまで以上の惨敗で した。たっぷり２時間冷や汗をかいて、毎度毎度、感傷に浸る気力もありません。それでも、のどかな昼下がりの駅前を一人後にするに、しみじみと感じるのは 静岡という地の特別性とそれを何も開拓できていなかった事実でした。まだ引っ越しはまだ半分が終わっただけです。その日のうちに奈良に移動し不動産屋で新 居の鍵をもらい、明日は新しい勤務先に出頭しなければいけません。ここから先は過去を振り返る余裕はないのでした。（つづく）

２０２２年４月８日
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はぁ〜。といった感じです。ようやく奈良の引っ越しのゴタゴタに目処がつきました。あと一仕事、最後に魚を迎えに行く本命のイベントが待っていますが、とりあえず、近くのコンビニで普段飲まないビールと弁当で祝杯です。

２０２２年３月１０日
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先週の月曜日の朝のこと。職場で軽〜いミーティングみたいな流れで４／１から奈良の工場へ転勤デスときたもので、驚きで思わず声を張り上げてしまいまし た。理由は親が高齢だからとか、でも、別段、懇願したわけでもなし。毎度毎度、この無機質な人事には慣れることがありません。残りたった１ヶ月で期末を前 に仕掛かった山盛りの仕事にかたをつけ、引き継ぎ済ませ、部屋をかたずけ、いらないものを処分し、荷物を梱包し、引っ越し先を決め、転出手続きをし、究極 最大の難題であるところの水槽と魚の大移動を一瞬でしろといっているわけです。「いつやるの？ムリでしょ？」。人事を告げた側はもう仕事が完了したとばか り、こっちも無機質に引っ越しの準備があるので、残った仕事は知〜らないと決め込んでやりたいところです。いや、実際、自分か知る限りこの状況で自暴自棄 な態度を取らないだろう同僚を知りません。振り返ってみると静岡をほとんど堪能できていないのが悔やまれます。伊豆も熱海も富士五湖も行ってなければ、も ちろん、隣県の山梨や長野も行けてません。それどころか駅まで徒歩３分、飲食街の好立地条件のこのアパートも全く活かせていませんでした。これもそれも全 ては気の抜けない仕事のストレスです。次の職場ではもっと落ち着けるのでしょうか。今は倍増した仕事が気になって、もう感慨にふけるヒマも与えてくれそう にありません。

２０２２年２月２０日
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２月になってオミクロンがモウイイってくらいの猛威です。出勤先では感染者や濃厚接触者が次から次に発生して、その度に過去に遡り接触者を感染容疑として隔離、検査するので、もう誰が妖精で誰が院生なのかよくわかりません。３月もこれが続くと本格的にヤバそうです。
今月もオミクロン、オリンピック、オオユキ、オウショウセンなど、オが盛りだくさんでした。特に気になったのは王将戦の最年少で五冠を達成した藤井棋士の 勝負おやつパワーです。長い対局の中で糖分補給をするわけですが、勝負の行方そっちのけで、おやつの行方が報道されると、翌日には注文が殺到して数ヶ月先 まで売り切れという面白現象。同じようにオリンピックのカーリング女子が試合の作戦タイムに食べるおやつを『もぐもぐタイム』としてどの店の何の商品かを 全力で報道しています。ちょっと前は女子プロゴルファーが合間に食べていた駄菓子だったと思いますが、将棋盤やカーリングブラシが売り切れるならともか く、選手の食べた同じものをやたら欲しがるのはなぜでしょうか。単に強さや勝負運に少しでもあやかりたいとか、選手に心底陶酔しているメンヘラ・ファンと いうだけではなさそうです。そういえば昔一緒によく遊んだ親戚の小さい子が、食事の時自分の食べる順番を真似して食べていたのを思い出しました。そこには 共通するフロイトのアレ的な人間の心理が関係しているのでしょうか。食といえば他にも、SNSの発達の副産物なのか、やたら大食いを公言する輩が増えてい るみたいです。特に華奢な女子が、何十人前の大皿をペロリと平らげるのですが、高級な厳選食材を使ったご馳走を無造作に胃袋に詰め込んでいく様子は、希少 な食材以上に何か大切なものが失われているような気がして、常人には真似できない偉業というより、何の答えもない、ただただ燃費の悪い行為にしか感じませ ん。３大欲求である食欲は美味しさで幸せを満たすだけではない複雑で奥深いものなのでしょうか。

２０２２年１月３０日
本年も『えび部屋・２』をご訪問いただき誠にありがとうございます。
新年からコロナ、大雪、ミサイル、ロシア侵攻、トンガ噴火とテンコ盛りですが皆さまいかがお過ごしでしょうか。日本も御多分に洩れずオミクロンの猛威でスタートです。３密防止だステイホームだワクチンだでやっとデルタ を退治したと思ったところのオミクロン攻撃に、絞り出した対抗策といえば人数制限と第３回目ワクチンですが、恐ろしく説得力に欠けるので、社会全体がもう 何をしたらいいのか訳が分からなくなっているのでしょう。当然、今後は４回目、５回目も必要になるでしょうが、その傍ら、子供には打たない選択の自由を与えるとか、どこに向かっているのかよく わかりません。
さて、個人的に初めて羽毛布団を買いました。去年は暖冬スタートでしたが、年の瀬からだんだん寒さで夜の寝つきが悪くなりました。毛布と中綿布団、ジャー ジ２枚を着込んでも 寝床がなかなか温まらず、布団からどんどん熱が抜け出ていくようで、ようやく布団が温まったところで朝を迎えるといった感じです。冷たい布団に睡眠時間を 削がれていることに気付いて、やっと布団の見直しに頭が向いたのでした。服なら軽い羽毛の方がいいでしょうが、同じ暖かさなら重量のある綿の方が適度な押 し圧で安心 感があるともともと思いこんでいて、試しにネットで手頃な羽毛布団を使ってみると５分で寝床がポカポカに。軽さもすぐ慣れて気にならなくなりました。羽 毛、いや生物の進化、恐るべし。そう思うと、それまで冬は寒い冷たいのを我慢するのが当たり前と固定観念があることに気づいて、ジーンズを登山服にした り、洗い物にゴム手袋をしたり、生活様式をいろいろ見直しするよう になったのでした。

２０２１年１２月２７日
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クリスマスの夜に工場内に一人残り、花火の音だけを聞きながらひたすら仕事の後始末をするという、いまだにこんなことをしなくてはならない自分のあり方に 疑問を禁じえない今日この頃、今年も否応なしに年の瀬がやってきました。ここでいつもの『ああ、今年もあっという間だった』とか『子供の頃は１年を長く感 じたけど、歳をとると時間の流 れがどんどん早くなる』という定番のフレーズ。自分も昔よく使っていましたが、いつも何か違和感がありました。というのも、毎年１年を振り返ってみると、 あっという間とは言えないいろいろなことがあるからです。今年でも、コ ロナ、金メダル、ノーベル賞、物騒な事件、政治スキャンダル、びっくりする天災に天才、有名人の不法や訃報、えび部屋の奮闘など、世間のメジャーな話題で もこと欠きませ ん。ましてやプライベートな話題を含めると思い出すのも大変です。つまり、歳をとると時の流れを感じる感覚が鈍るのではなく、大人になると公的にも私的に もいろいろな事を受け止め処 理しなくてはならず、１つ１つの話題にに時間を割いて向き合うことができずに流してしまい、結果、記憶に定着する暇もなくあっという間と感じてしまうので はないかと思います。逆に、ワクチンで発熱して何にもできずに床に臥せってい た時のあの１時間の気の遠くなる長さ。若い頃は世間のニュースや話題はつまみ食い程度、学校の授業も宿題もそこそこ、クリスマスが近づけばクリスマス、正 月が近づけ ば正月に、じっくり向き合い浮かれる余裕がありました。今では、もう年末年始の仕事の調整だなんだかんだでおちおち寝る暇もありません。『今年も あっという間だった』と感じるということは、今年も忙しい一年だったと胸を張っていいのではないでしょうか。

２０２１年１２月１４日
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ホットカーペットの誘惑に勝てず、ついつい深夜まで寝落ちしてしまう季節です（断言）。寝落ちといえば、寝ている最中にびっくりして目がさめることがあり ます。多いのはうたた寝している時に、急に落とし穴に堕ちた感覚に驚く場合ですが、これは自分でも体がビクッとしたのがわかります。また、たまに自分のイ ビキに驚いて目が覚めることがありますが、これは実際に耳に異音が残っているので、イビキなのか外部の突発的な音だったのか多少判定に迷うところですが、 それが目覚めの原因だったことがわかります。これらは昼休みや電車の中などで周りの人にどれだけヒンシュクを買っているのか自分の立ち位置がわかる訳です が、まぁ自分のイビキに気づける繊細さを持ち合わせているだけ良しとして、困るのは、時々、夢の中で恐怖や怒りや悲しみで思わず大声をあげて目が覚める時 があって、これが夢の中だけの声だけなのか、マンガのように実際に声を出したのかが、生々しすぎてわかりません。起きてから近所に聞いて回る訳にもいかず 自分の中で未解決です。つい先日、確か一日中雨の降っている晩だったと思いますが、夢の中で夜に建物の外に出た人が倒れて動かないので、どうしたのかと自 分も外に出てみると、上空が轟々の嵐に気がつき、その途端、体重が徐々になくなって上空に吸い上げられるように体が浮き上がりました。地面からどんどん引 き離されていき、命の危機を感じる高さに恐怖で思わず大声をあげて目が覚めました。あまりにも唐突でリアルなので、なんであんな夢を見たのかと不思議に感 じていましたが、それからしばらくして１１日にアメリカで季節外れの史上最大級の竜巻のニュースが。あまりに被害が大きすぎて全容がまだつかめていないよ うですが、単なる偶然なのか、何かのオカルトだったのか。残念ながらなんの役にも立たなかったのでした。

２０２１年１１月２１日
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大好物をトコトン堪能したいと思うのは、弱肉強食や勧善懲悪ぐらい自然の理です。株主優待券の期限が迫っていたので、休日に足を伸ばして系列の回転寿司屋 に向かいました。スーパーで売れ残った３０％ＯＦＦのパック寿司ばかりで、店舗で食べる寿司は久しぶりです。回転寿司はほぼ１０皿ぐらいしか食べられない のですが、優待券というアドバンテージに気が大きくなり、思う存分寿司を堪能しようと、旬でお得な寿司ランチより、食べ放題を選択しました。回転ずしの食 べ放題はうまくできていて値段に応じてタッチパネルで注文できる皿のランクが制限されています。貯めていた優待券程度では一番安い食べ放題しか選べず、せ いぜい３００円ぐらいの皿までで、寿司ランチにあったトロは注文できませんでした。それでも７０分の制限時間で、季節限定や高級ネタ、変わり種など、バン バン注文して色々試しながら快調に飛ばしていましたが、やはり１０皿ぐらいで急ブレーキ。試しに皿を計算すると普通に注文するのとさほど変わらないことが わかり、イマイチなネタを含めると、これでは元が取れないと、そこから更に追加しましたが３、４皿が限界でした。食べ放題のはずのデザートも、お腹パンパ ンで意地で１つ食べるのがやっとです。幸せなはずの大好物もこうなると毒にしか感じません。２回分の食費が浮いたのはよかったですが、大好物は腹八分にす る方が良さそうです。

２０２１年１０月３１日
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ワクチン接種率が上がったからなのか、コロナが急におとなしくなってしまいました。これまでの痛い教訓や世界の不穏なコロナ動向がちらつきますが、ここま でおさまってしまうともう煩悩が先行してしまうのは仕方がありません。ということで、自粛していたマン喫を満喫しようと、コロナで開店が１年以上延びた近 所のマン喫に足を運びました。ピカピカの店内、本来ならのんびり一晩ぐらい過ごしたいところですが、社会人のシガラミを呪いつつ、とりあえず、半年分の続 きの気になるマンガを抱え、ジュースやおつまみをお供に至福の時間をスタート。と思いきや、この半年間で変わったのは居酒屋の営業時間だけではありません でした。ここにきてついにジワジワと老眼に。薄暗いブースでは細かい文字にピントが合わず、漫画を読むスピードがガタ落ちです。続きが気になるも目が疲れ て霞んできて、至福が最後はなんだか苦行に変っていて、不完全燃焼で店を引き上げたのでした。

２０２１年９月３０日
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コロナワクチンを２回接種完了しました。デルダ株の非常事態宣言にビビって最短で効果の高いモデルナにしたわけですが、その直後、金属異物が発覚。しか し、ロット変えたら問題なしということで、接種会場は取り繕うことなく普通に運営していました。問題は副反応で、情報通り翌日から腕の痛みと発熱。一応用 心して翌日を休日に当てていたので支障はなかったものの、丸一日何もしないで床に伏せることが、こんなに辛いとは思いませんでした。やりかけの仕事や『え び部屋・２』の更新はもちろん、ゲームも漫画も興味がわかず、テレビもビデオも聞く気力もなく発熱と倦怠感に耐える時間。睡眠欲もとうに失せて惰眠を貪る こともできず、まるで二日酔いで吐く瞬間の中にずっといるみたいでした。入院するというのはこういうことなんだと、そして自分が病気に弱い人間だと思い知 らされたのでした。そして、何もしない１時間がとても長く感じる中、普段は思ったことができず休日があっという間に終わることに、意外と時間を有効に使っ ていたのかもしれないと思ったのでした。

２０２１年８月２２日
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全国的コロナ災害下、みな様いかがお過ごしでしょうか。自分の勤め先でも８月に入った頃から従業員や家族、出入り業者の感染があいつぎ、静岡県のまん延防 止からの緊急事態宣言も納得で、デルタの驚異を身近に感じます。年齢的に感染リスクがヤバくなってきましたが、ワクチン接種のあても何もないまま、ニュー スによればなんとワクチンを１回以上接種した人は既に全体の５０％もいるというので、さすがに焦っていたところ、先日、タイムリーにもクーポンが届きまし た。予約は半年先までいっぱいということもなく、いろいろなところで接種できるようです。個別接種にするか職域接種にするか悩みましたが、副作用より最短 予約をとることにしました。世の中にはワクチンに懐疑的で接種を拒む人もいるそうで、わざわざ特典までつけて接種会場におびきだそうとしているようです。 小学生の時は毎年様々な予防接種を強制的に受けさせられ、子供こごろに必死にムチに耐えていたというのに、今ではダダをこね放題でアメまでもらえるという 世の中のしくみにはなんとも拍子抜けします。そんな意図してワクチンを接種しない人を差別から守ろうともしているようですが、ついこの間までマスクを拒否 して搭乗したり買い物をしていた人を強制的に追い出して非常識としていたのとは矛盾にならないのでしょうか。

２０２１年８月１０日
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いやー、本音と建前のコロナピックもなんだかんだ盛り上がってますね〜、と、いうつもりが、緊急事態と猛暑と子育て（稚魚）に追われて気づいたら、もう閉 幕してました。相変わらず、日本人の誰がメダル取ったかばかりクローズアップされて、スポーツの祭典の意義をどうにも疑ってしまいます。あの毎度「日本の お家芸」というタカビーな言葉は世界にも選手にも礼を欠いているようで、恥ずかしいのでやめてもらいたいところです。今回の日本のメダル獲得数は５０個弱 と歴代でもっとも多い数だそうですが、地元の強みも大きいので手放しで浮かれることはできないとして、実際のところコロナピックでは３３競技３３９種目あ るらしく、少なくとも１０１７個のメダルが存在したわけで、それらをどの国の誰が獲得したのか、日本人選手は何位ぐらいだったのか、検索してみても不思議 なほど綺麗にまとまったデータが出てきません。もはや結果の伴わない競技や選手の痕跡は世間から隠してしまいたいかのようです。勝敗を決するのがスポーツ の本質で、結果が全てと切り捨てていいのは実際に競技に関わった選手やチームだけで、外野はもっと謙虚に、いろいろな境遇の中、懸命に頑張った選手の姿 を、メジャー、優勝候補、国籍に関係なく、丁寧に広く紹介することこそが、日本のスポーツの未来を盛り上げることにつながるのではないでしょうか。

２０２１年７月１８日
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梅雨も開けて本格的にムシムシしてきました。クーラーは２４時間全開です。そんな涼しい部屋の外で、水換えの海水づくり、フィルターの掃除、生餌の準備や培養を汗まみれと腰痛に悩みながら延々とこなしている日々に、疑問を感じる今日この頃・・・。
さてずいぶんケチがついてしまった東京五輪がついに始まりますね。開催に疑問符をうっていたメディアが一転して一生懸命盛り立てているのが滑稽に感じま す。こちらはコロナがパンデミックになってから当選したチケットをいつ払い戻そうかずっとヤキモキしていました。慌てふためいて解約して手数料を取られた ら損だし、解約した後にコロナが収束したら悔やむし、解約せずに開催してチケット代がパーになるのはもったいないし、予約サイトにアクセスして解約方法を 調べるのも面倒だし、忘れたパスワードを再発行するのもウザイし、と考えていたら、結果、無観客試合で自動払い戻し。勝った、と、なんとなく思ったのでし た。

２０２１年６月２６日
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最近、日々のルーティンがしんどくなっています。きっかけは仕事量なのか、連続出勤なのか、作品ロスなのか、魚疲れなのか、単に歳のせい？、コロナではないと思いますが、仕事も夕飯も水換えも、何か、はぁという感じで気力が充実しません。流行りの６月病なのかも。
というわけで、生まれて初めて同じ映画を２回見ました。いや、子供の頃は今と違って完全入れ替え制ではなかったので、いつも続けて２回は観てました。飲ま ず食わずで立ち見もしてたので、今考えるとすごいエネルギーですが、昔はそれだけ映画が特別な娯楽だったわけで、映画自身も今のようにこんなに激しく上映 スケジュールが入れ替わることはなかったように思います。今や原作のキャラのイメージに近しい俳優を見つけては、かたっぱしから映画を制作し、興行収入低 ければ１ヶ月も立たずにスケジュールから消えていく感があり、それでもやっていける映画業界のカラクリはどうなっているのか疑問でなりません。
ということで、正確には同じ映画に２回チケットを払って観たのは初めてということになります。チェックしていた無料動画でハマって、密かに次回作を期待し ていたのが、CMも告知もなくて、いきなり劇場版完結とネットで気づいて、急いでチェックしてみるとえらく規模が縮小されていて、２０km以上離れた街中 の映画館までいかなければいけません。コロナだし一時はあきらめましたが、平日のレイトショーならと、雨の仕事のストレスにかこつけて会社終わりに車を すっ飛ばしました。何事も初めてとういのは勝手がわからず苦労するもの。ここらでは一番デカイこの映画館も例外ではありません。初めての道、駐車場、チ ケット、トイレから入場まで、何かとギモンに、ずっとキョロキョロ。初来場者に恥をかかせないようにわかりやすく表示しておいてくれよと思いながらも、 ネットで調べますが、よくある質問も要領をえません。それでも予想通り、平日の２０時過ぎは人もまばら、人目も気にならないことに気をよくして、夕食代わ りのおつまみと飲み物を買うと、１リットルはあろう特大コーラに気を良くしたのが失敗でした。映画の後半、トイレを我慢してみていたので集中できず、挙句 にトイレに駆け込んでしまうという映画館史上２回目の失態をしてしまったのでした。結局、映画を見終わってみると、前作までのいろいろな伏線を無理やり回 収して枠に収めたけど収まりきれていない物足りなさと、確かに続編はない終り方に、また映画業界の金ヅル商法に作品が巻き込まれたんだろうと、不満と喪失 感に、ストレス発散のはずが、すっかり気が滅入ってしまいました。いわゆる作品ロスというやつでしょうが、好きな作品ではありましたが、ここまで引きずる はずはなかったのに、極め付けは駐車料金無料のはずがしっかり改札で絞り取られてしまったことがトドメだったのでしょう。どうしても心の落とし所がつかな いので、もうネタバレしていいやと調べると、どうも原作通りらしい、そもそも原作者が制作に携わっているそうで、そうなると、そういうもんなんだ、これが 正解なんだと妙に納得。我ながら調子がいいもんです。そうなると前向きになれて、どうしてもトイレで見逃したシーンが気になって翌週にもう一度見直すことにしたの でした。２回目の映画館、こちらは１回目の伏線を全て回収すべく、前作の復習、無料駐車券の問いただし、飲み物ＯＦＦ、事前トイレで、ゆっくり映画を見直 すことができ、爽やかな作品ロスになったのでした。

２０２１年５月２２日
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早いもので、気がづけば５月の連休も あっという間、変異株のおかげで、３度目の人流抑制だ、ワクチン予約だ、オリンピックの是非だと文字通り『五月蝿い』こと。特にオ リンピックはやろうものなら、炎上どころか本当に火をつけられそうです。『お・も・て・な・し』で、まるで国民の悲願のように盛り上がっていた数年前を思 い出すと、人の心の移ろい易さに胸焼けがしそうです。そうかと思えば、そんなピリピリムードを他所に、コロナ？あったな、そんな病、みたいな国も出始めた り して。コロナの収束する先がそこにあるなら、今はマイナスの情報にハエみたくブンブンまとわりつかずに、ワクチンが配られるまで おとなしく寝て待っている方が賢明というものでしょう。
さて、すでに過ぎてしまったこの連休中やったことといえば、ハメも外せす、最終日に、せめて近所で気晴らしになる観光スポットはないかと、寝転んでガイド ブックを広げたところ、さっき食べていたカップラーメンをひっくり返し、観光スポットではなくホームセンターにカーペットを買いに行くハメになったのでし た。

２０２１年４月３日
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１年で変わり目がもっとも劇的なこの季節は、人にしても同様で、自分も気がつくと地元の観光マップを眺めたりしていました・・・が、外は
桜も満 開、コロナも満開です。確かにどっちも株つながり、願わくばコロナも桜の花ようにサッと散ってもらいたいところです。実際コロナの寿命も桜の花とそう変わ らないはずですが、去年からこっちグズグズ続いているのは、絶えずどこかで無自覚な人から人に感染して寿命をつないでいるということでしょうね。全ての人 間を部屋に閉じ込めて完全に孤立させれば２週間で解決する話でも、経済的、人権的、心情的にあーだ、こーだ。吸った、揉んだで？、その場しのぎの対策が精 一杯です。答えがわかっていても絶対にできないのは、人が人であることが理由といえるでしょう。まるで、何万年経っても、いつの時代も人の本質は変わらず 同じことをぐるぐる繰り返しているといわれているみたいです。まあ、人が本当に得られた経験やら過ちやらを建設的に次の世代につないでいければ、とっくに 神にでもなっているんでしょうが、そんなことができた時点で人はもう人ではなくなっているでしょう。つまり、他人に正論をブチカマスことは愚に尽きるとい うものです。でも人には無理でも、科学ではどうでしょうか。人は変わらずとも、科学は少しずつでも確実にステップアップし世の中の便利は進化しています。 靴下は穴が開きにくく、電球は切れにくく、シャーペンの芯は折れにくく、家事は易しく、画質は細かく、ネットは早く、車は安全になっています。人の仕事が 機械に置き換えられるといわれて久しいですが、例えば人工知能がこれより進化して、ネットに溢れる全ての情報や知識を元に、その演算能力や学習能力で独自 に解析すれば神と呼ばれる近い存在になれるかもしれません。姿はなくとも、いつでも、どこでも瞬時に個人の過去から未来までの行動を正確にいい当てること ができるのもそう遠くないのかも。その時、取り残された人はどうなっていくのでしょうか。いつか神に２週間部屋に閉じ込められて、お前は昔、マスクのシ ミュレーションしかできなかったもんだと、負け惜しみをいっているのかもしれません。

２０２１年３月１６日
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寒さも花粉も一通り落ちついて、どこに隠れていたのか、まとわりつくヤブ蚊に春を感じる今日この頃、寒さに抑えつけられてきた虫同様、人を抑えてきた非常 事態宣言も春の陽気には敵うはずもありません。コロナも流行に乗って変異して、すっかり市民権をあけ渡すしかないようです。
虫といえば、最近は昆虫食が流行りのようですね。コオロギ粉末入りのパンだかクッキーだかが即完売の品切れ状態なんだとか。コオロギといえば、隣の空き地 に捨て置かれたベニア板を蹴っ飛ばすと丸々と太ったやつが、アリの巣のように四方八方から這い出してきたものでした。エンマコオロギは足が太く黒々して部 屋に迷い出てきたら間違いなくゴキブリです。といっても昆虫食好きにとってはゴキブリもご馳走だそうで、何をか言わんやですが。ジメジメした側溝やゴミ溜めに巣くっているの を見てきた手まえ、どうしても美味しそうな発想が浮かびません。パクチーといい昆虫といい現代人の味覚には老婆心を隠せません。パクチーにしても、昔、野 菜は青臭いもので、トマトもキュウリも子供にとっては高難易度の食べ物でしたが、品種改良でようやく青臭さをなくしたと思えば、青臭さＭＡＸのパクチーが 人気というから農家も浮かばれません。食品ロスの深刻な現代では将来の食糧難が確実で昆虫は救世主的存在なんだそう。それなら今、食べ物を粗末にすると虫 を食わすと脅した方がよっぽど効果があるように思えます。レストランで食べ物に虫が入っているとイチャモンをつけて料金をタダにできた時代から、今度 は追加料金を取られることになるのもそう遠い話ではないのかもしれません。

２０２１月２月１４日
『えび部屋・２』にご訪問いただき誠にありがとうございます。
この部屋に越してきて３年が経ち年を追うごとに試行錯誤の防寒対策も整い、寒さにも耐性ができたように思います。当初は小型の電気ストーブとフランネル毛 布にくるまってひたすら寒さに耐えた挙句、毎月、目を疑う電気代と毛布のコゲ目に悩んでいましたが、今やエアコンを活用し部屋の温度を２４度にして、そう 我慢することなく過ごせています。２４度と言えば春から秋にかけては快適な温度のはずなのに、冬だとモノ足りず、じっとしていると寒くなってくるのはなぜ でしょうか？　温まるにはやはり電気カーペットなどで相応の加温が必要です。これについても全身を低温で加温するより局部的でも高温である方がより薄着で 過ごせるようです。昔から冷え性の女子がなぜ使い捨てカイロをありがたがるのか不思議でしたが、なんとなく腑に落ちたのでした。
さて、今日はバレンタインデーですね。すでに蚊帳の外の年代になって久しいですが、最近は友チョコとか俺チョコとか、すでに男女のイベント性が薄らいでき ている様子。これも男女平等の観点から女が男に媚びを売る行為としてナンセンスになりつつあるのかもしれません。このあたり日本では女が男の気をひくこと を女性の間では非としがちですが、ベトナムにいた頃、バレンタインデーは男性から女性へ花を送る習慣だったけれども、女性はパーティやイベントでここぞと いう時には、これでもかというぐらい女性を強調する格好をしてセクシーさをアピールしていました。女の武器を堂々と当たり前のように活用する姿に、清々し さと、かっこよささえ感じたことを覚えています。平等とは被害を憂うことではなく、自分がどれだけ楽しむかということなのかもしれません。

２０２１年１月３１日
『えび部屋・２』をご訪問いただきまして誠にありがとうございます。
年始から非常事態宣言一色でもう１月も終わりですが、今年の水槽は年末年始の帰省で部屋を放置するも、去年のようなクマノミ幼魚が半数も堕ちてしまう悪夢 に見舞われることもなく、帰ってみると拍子抜けするほど何事もなく順調でした。帰省といえばほぼ１年ぶりに新幹線に乗りましたが、ガッツリとコロナ防備を して乗車するも、本来はピーク日にもかからわず車両は１０人程度。皆これほどまでに自粛しているのかと感心しましたが、それでも感染に歯止めがかからない のはどういうわけでしょうか。そういう我が家の方はコロナとは別に、大晦日の親戚の訃報が重なり例年にない寂しい年越しでした。普段の延長線上の生活で、 気がつけば夜の１時過ぎ、特番も紅白もゆく年くる年もなく、いつの間にか年を越していたのがショックでした。長い経験があらゆる年中行事への興味を失わせ ていましたが、かろうじて年末年始を迎える情熱は残っていたということでしょう。本来、コロナがなければ観光やレジャー、仕事やバイト先で正月返上が当た り前の人も多いのかもしれません。いや、そういう人でも旅先でカウントダウンとか、仕事終わりに正月らしい乾杯をして多少なりとも年末気分を味わっている かもしれません。そういえば、旧暦の正月しかのないベトナムにいた時もなんとか元旦を味わおうと日系のホテルからおせち料理を取り寄せて日本人仲間で祝っ たものでした。世間には、年末年始を全く何もせず淡々と普通に暮らしている人もいるのでしょうか。

２０２０年１２月２９日
『えび部屋・２』をご訪問いただきまして誠にありがとうございます。
今年はパンデミックの一年でしたね。太陽を一回りしても有効な打開策はなく、まだまだコロナに対してわからないことだらけ、物の破壊を主とする地域的な自 然災害ではなく、どこも悪くないのに何もできない混沌とした天災があることに気づかされました。人が想像できることは実際に起こり得るといいますが、そう すると、そろそろゾンビか悪の秘密結社もうろついたりするのかもしれません。コロナ対策は、ここまでくる中でたくさんの決断がありました。例えば、新型の 感染症の存在を認めるかどうか、世界的なパンデミックであるかどうか、緊急事態宣言を発令するべきかどうか、 アベノマスクを配るべきかどうか、go to キャンペーンを停止するべきかどうか、内容やスピードはともかく、今まである道を捨て新しい道へ決断することの難しさをあらためて感じます。特に物事のマ イナスをプラスあるいはプラマイゼロにするエネルギーは側で騒ぐより尋常ではないのでしょう。多くの人たちは、今後、前年度どおりマスクのない自由な生活 を取り戻せると信じていて、我慢できずに前年度生活を前借りし、つい羽目を外して話題にもなるわけですが、第３波どころか感染力の高い変異種も現れて、こ のままマスクと巣ごもり生活をずっと強いられる、ぞっとしない事態にもなりかねません。
さて、今年は喪中のため、新年のご挨拶は控えさせていただきます。ベトナム帰国以来、いつもノタウチ回って作っていた手書き年賀状もついに９年目でストップ、残念なような、残念じゃないような。・・・・・みなさま良いお年を。

２０２０年１２月２２日
『えび部屋・２』をご訪問いただきまして誠にありがとうございます。
１２月初め頃まではちょっと厚着ぐらいで過ごせてました。台所の洗い物や水槽の水交換もさほど苦にならないので、どうもおかしいと思っていましたが、ここ に来て寒波一発で、生活拠点をエアコンのある６畳に避難。水槽の蒸発も１週間で２リットルを超えるなど、あぁ冬ってこんなだったとあらためて思い出しまし た。
もう年の瀬ですね。時の移り変わりを感じるこの時期、毎年、今年のいろいろな出来事を思い返していつも感じることは、時代の取り残され感、ジェネレーショ ンギャップのいたたまらなさです。ジェネレーションギャップとはつまりは価値観。価値観は多くは人生 観から生まれ、何を正しいとするのか、良いとするのか、面白いのか、イケてるのかを、人生をかけて少しずつ形成されていくものでしょう。様々な経験を通し て紆余曲折し、膨大な知識と情報によって何度も見直して形成されてきた価値観は何ものにも変えがたいもので、年を重ねて熟成したワインやウィスキーのよう に価値の高いものだと信じてきましたが、今のご時世は、今時世代の経験の浅いインスタントの価値観の方がどんどんクローズアップされて次々と置き換わって いるようです。あたかも今年入荷したボジョレーヌーボーが店頭を埋め尽くして、これがワインですと言わんばかりで、熟成ワインは裏のワインセラーで埃をか ぶっているのでした。世間的には酔っぱらえて、お金が頻繁に流通すればどっちでもいいわけです。で、熟成ワインはここでまた価値観を見直してボジョレー ヌーボーに戻るかといえば、熟成ワインとしてはとっくにボジョレーを卒業した身であって今更通った道を戻るわけにもいかず、そんな気持ちがジェネレーショ ンギャップになって悶々としているのでした。
ちなみにバブルの昔から散々言っていた『ボジョレーヌーボー』は、最近では『ボージョレヌーボー』と言い換えるようになりました。間違っている日本語読みをフランス語読みに正したということでしょう。間違った情報で熟成した価値観では価値がないということでしょうね。

２０２０年１１月１５日
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新型コロナが再流行の怪しい兆しではありますが、この一年を通して日本で一番爆発的に流行したのはどうやら『鬼滅の刃』病のようです。すでに映画館に何度 も押しかける感染者は１ヶ月を越えないうちに１１００万人以上とコロナの実に１００倍で、病院なら間違いなく医療崩壊必至です。しかも重病患者は、老若問 わずピンクの着物をまとって口に筒を咥えるコスプレをＳＮＳにアップしないと気が済まないというから恐ろしい症状。キャラもあらすじも知らないまま他の人 につられて観てしまうクラスター感染も横行し、海外にも徐々に感染者が拡大しているようです。処方箋の紙原稿に至っては発行部数１億部に達しているという から、原作者にいったいどれほどの報酬が流れ込んでいるのか考えると背筋が寒くなります。アニメ版や映画の影響が強いとはいえ、処方箋を見る限り、本人も ここまで患者が熱にうなされるとは思ってもいなかったのではないでしょうか。商売敵はきっと焦っていることでしょう。皆がこの幸福にあやかろうと感染原因 を必至で探っているようですが、その説はどれも昔からあるものばかりで今ひとつピンとしません。時代の寵児という他ありませんが、つまりはそれに値するラ イバル達が他に何十人、何百人といて、しのぎを削っている産物ということなんでしょう。第２波も確実視されているこの鬼滅病、この先どこで収束するのかわ かりませんが、とにかく、今やることは、今のうちにコロナ対策のマスクを補充しておいた方が良さそうです。

２０２０年１０月２５日
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虫の声やキンモクセイの香りも終わってしまい暗さと肌寒さだけになりました。紅葉は美しいというより寂しいというのが第一の印象です。秋の唯一の良さは実 りの収穫でしょうか。以前から気になっていた「ふるさと納税」が、２年越しでようやく条件が整い、納税できるようになりました。もはや過剰な返礼品がなく なり下火になりましたが、実質２０００円でいろいろな特産品が入手できるというなら、やらない訳にはいきません。ただ、銀行に１００万円預けても１年かけ て１００円しか金利がつかないこの時代に、１〜２万円の納税先を変えただけで数千円の特産品が貰えるのは、何か巧妙な落とし穴がないかとずいぶん疑ってし まいました。本来は５件の納税先になるべく納税額の上限まで使ってリターンを増やすのがベストですが、初年度の今年は軽くテスト程度にしてみました。返礼品 なんて１市町村でせいぜい数種類ぐらいだろうと思っていたら何十件も出てくるので全国だと選びきれません。超高級食材の返礼品で一度に贅沢三昧するより、 普段ちょっと高めで手を出さない食材を長く楽しんだ方が家計の負担も減るだろうと、この時期の実りの産物であるスーパーでやたら目につく高級なシャインマスカットとか、保存の効く 缶詰や冷凍食品を選んで時々の晩ご飯にしています。普段食べているものより美味しいものだと気分も上がりリラックスできることに気がつきました。自分の利益を優先させただけなのに 納税先からお礼の手紙がやたらと届きます。返礼品を負担しているというのにカラクリがよくわかりませんが、よほどお金を集めるのに苦労しているということ でしょうか。こっちは株や投資でボロ負けしているというのに涼しい顔をしている金融機関や保険会社とはえらい違いです。来年は株よりふるさと納税をもっと 研究していこうと思ったのでした。

２０２０年９月２２日
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皆さま。キャンペーン生活いかがお過ごしでしょうか。もはや共にあらんとするものは『フォース』ではなく『コロナ』になってしまいました。アクセルとブレーキを委ねられて暗黒面に落ちないか心配です。
２４時間フル稼働のクーラーをオフできるようになって、ようやくセミの鳴き声がしない季節になっていることに気きました。ここのところ、かなりストレスに 悩まされています。正直、これまでのコロナ騒ぎもネタとして見聞きしているだけで世間と共感できていないのが正直なところ。私生活を圧迫していた試験が終 わっても少しも気が休まりません。極めつけはコロナ禍で遅れた健康診断の結果で去年より６Kg体重が減っていました。明らかに職場が変わった影響ですが、 毎日仕事に振り回され余裕のない生活。昔っから、どうして毎度こうなってしまうのか。頭に浮かんでくるのは「理不尽」というワードです。そういえば最近で は完全無欠の銀行マンで世間が異常に盛り上がっていますが、みんな仕事上の鬱憤が溜まっているのでしょうね。徹底した勧善懲悪。自分ができないことを他人 に代弁してもらってストレス発散です。それは逆に言いたくても言えないことが身近にたくさんあることの裏返しのように思えるのでした。「やられたら、やり 過ごす。泣き寝入りだ！」

２０２０年８月９日
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皆さま。ＧｏＴｏ自粛生活いかがお過ごしでしょうか。
本来なら今頃は東京で生の五輪観戦に花を咲かしていたところですが、残念ながら今の東京はコロナ感染が花を咲かしております。せっかくのチケットもこのま まだと幻と化しそうです。来年五輪を見れるとしたら最初の金メダルは間違いなくワクチンを開発した人物でしょう。それはそうと、屋外ではコロナが全国に蔓 延している中、我が家ではダニ？が蔓延しています。絨毯で寝ようが、畳で寝ようが、布団で寝ようが、あちこちが痒くなって赤いポッチができます。厄介なの はムヒの効果が低く痒みが何日もぶり返すことで、これなら蚊の方がよっぽど可愛げがあります。耐えきれずに絨毯ごとホットカーペットでダニ退治をしまし た。熱々のカーペットのおかげで真夏の部屋の体感温度は＋３℃上昇したのでした。

２０２０年７月２３日
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皆さま。ＧｏＴｏキャンペーン生活いかがお過ごしでしょうか。といっても感染拡大の中でとても旅行の気分になりません。どうやら最近のコロナはマスクや手 洗いが全然効かないようです。社会人のプライドで会社の感染者第１号はどうしても避けなければならないので、旅好きとしてはストレスが溜まる一方です。
コロナに気を取られていると７月に入ってからレジ袋の全面有料化が始まっていました。スーパーではエコバックを持ち歩いているといっても、コンビニでは勝 手が違って、レジ前で後ろの客を気にしながら自分でバックに詰めるのもなんだか落ち着きません。休日出勤ともなると昼食がないので自分で調達するのです が、基本私物ゴミは会社で捨てられないので家に持ち帰りです。いつものようにコンビニで弁当を買うと、レジ袋を購入するか問われて規制に気づくのですが、 海洋マイクロプラスチック汚染防止と聞いては『えび部屋』として見過ごせないところ。慌てることなくエコバックに入れて颯爽と会社で弁当を広げたはいいの ですが、食べ終わったあと、ソースのついたフタ、ギトギトの汁や油の残ったトレー、割り箸、汚れた手を拭いたおしぼりをエコバックにしまうこともできず、 どうやって家まで持ち帰ろうか途方に暮れたのでした。

２０２０年６月２７日
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皆さま、ソーシャル・ディスタンス生活いかがお過ごしでしょうか。この暑さも手伝って、コロナ騒ぎも治ったような治っていないような。こんな感じで人と接しない世の中が続いていくのでしょうか。そろそろ無人島への移住が始まるかもしれません。
置き時計が壊れたので新しく更新しました。腕時計もスマホもありますが、ふと首を回していつものところに時刻表示がないと、なんともストレスを感じるもの です。大きな画面で、温度湿度表示、ついでにラジオ機能もと欲張ると、なかなかな値段なので、ネットで安いところを探して注文しました。が、安いだけあっ て海外らの直送です。１週間経ち２週間たちましたが一向に届きません。荷物の追跡番号を調べると、中国を出発してなぜかシンガポールで行方不明。問い合わ せるとコロナで物流が悪くなっている状態で第３国経由のため４週間以内には届くでしょうと冷静なツッコミが返ってきました。それから１ヶ月がすぎても荷物 は届かず、もう絶対無理だろうとあきらめました。もう近くのホームセンターでシンプルな時計を買うとして、今から注文をキャンセルできるかどうか、また、 先方から冷静な拒否ツッコミがくるといやなので、言い訳できない期間まで待ってやろうと、さらに様子を伺って忘れかけていた頃に、郵便不在票が投函されて いました。追跡調査すると、２日前に急に突如日本に現れて神奈川の税関通過していました。ようやく時計を手にできたのは注文から６週間をたっぷり過ぎてい ました。説明書は英語と中国語。今の所、時刻表示以外の機能は思ったほどではありません。

２０２０年５月１７日
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皆さま、緊急解除生活いかがお過ごしでしょうか。なんだかんだ言っても他国より感染者数を抑えられているのは日本人の生真面目さ、馬鹿正直さが全体を上 回っているからでしょうね。とは言っても真の解除はまだ遠く、どんなに感染予防しても２次爆発、３次爆発の恐れがある限り元の生活に戻せることはない訳 で、結局、ワクチン待ちということになるのでしょうか。ようやくマスクも店頭に並び出して使い回しマスクの呪縛から解かれたと思ったら、今度はマスク着用 の熱中症で騒ぎだしました。これに関しては、以前から世の女性達は紫外線に神経を尖らせ、猫の額ほどの皮膚の露出を防ごうと、夏でも全身に布を巻いて鍛え ているので杞憂だと思われます。この間も住宅街を車で走っていると、ホットパンツにタイツで下半身を多い、ソデ長の手袋で二の腕までカバーし、頭からすっ ぽり覆面マスクを被って帽子とサングラスの黒ずくめでジョギングをしている女性に出くわしました。その異様な姿より、紫外線を気にするところ、生真面目さ がにじみ出ているようでした。

２０２０年５月４日
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皆さま、自粛GWいかがお過ごしでしょうか。
県外禁止の長期連休は有り余る時間が使い放題と思っていましたが、気がつけばGWもあと１日。できたことは仕事半分と部屋掃除と水槽メンテと『えび部屋』 の旅ネタだけ。全然時間が足りません。あと１週間ぐらいは自粛しないとダメですね。ダラダラできるなら部屋にこもるのは平気ですが、仕事とか『えび部屋』 の更新とかだと煮詰まって気分転換が必要になります。県内を軽くドライブしたいところですが時間的余裕がなくて、代わりに深夜に徒歩でコンビニまでいった りしました。深夜、誰もいない道をブラブラ歩いていくのも楽しいもの。近頃はどのコンビニも挽きたての本格コーヒーが１００円ちょっとで買えて種類も豊富 になったので、気軽に立ち寄る大義名分ができて良いです。レジで会計してコップだけもらい、横にあるコーヒーメーカーにセルフでいれるわけですが、それな らいっそコイン投入から全自動にしてもらえないものでしょうか。たまに本命でない新作パンとか限定おにぎりに気を取られて、お金を払った後で、あ、コー ヒー頼むの忘れてたと振り返ると、次の人の会計が始まっていて、諦めてスゴスゴ帰ってくることもしばしば。最近はハショッてレジにメニューすらおいてな かったりするので、なおさらです。

２０２０年４月３０日
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皆さま、自粛生活いかがお過ごしでしょうか。
年明け中国の病院の廊下に死体がころがっている時から大変な事態と感じてはいましたが、よもやオリンピックの今年開催がなくなり、花見や甲子園大会をはじ め全国のメインイベントがなくなり、地方のスポーツ、コニュニティー、会合といったローカルイベントさえ中止され、有名人が亡くなり、緊急事態宣言で軟禁 状態になるとは正直、想像もしていませんでした。会社の方も緊急事態宣言以降どんどん規制がきつくなってきて、検温だったり、県外からの来訪者の締め出し だったり、社内感染時の想定だったり、そのクセ、仕事は以前と変わらないので、ただただドタバタしています。世に言うペットや子供がじゃれついてくるテレ ワークなど、地方の製造業にとっては無縁ですが、医療業、飲食業、サービス業に比べて、通常に仕事ができるだけ幸せでしょうね。間違っても感染者第１号に なるわけにはいきません。なんていってる内にようやくGWに突入しました。せっかくのどこにもいけないGWなので、ダラダラしたいところですが、とりあえ ず山積みの仕事と部屋の片付けと『えび部屋』の更新をストイックにこなしていこうと思います。

２０２０年３月７日
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デマに惑わされている頭悪い人間に思われそうで、トイレットペーパーを買うことができません。デマを知って、そういえば残り３〜４ロールなのでスーパーに いったら本当に店頭から消えていました。最初は余裕ぶっていましたが、１週間待っても入荷しないのでさすがに焦ってきて、特売を待つ余裕はありません。こ うなれば入荷したトイレットペーパーに群がる群衆共と一戦交える覚悟です。マスクにせよ、消毒液にせよ、人はどんなにデマとわかっていても自分達だけが万 一にも不利益を被るのはガマンができない生物なんでしょう。そして相次ぐイベントの中止、よんどコロナい事情とはいえ、コロナにコロがされまくっていま す。こうなったら逆に中国製の紙で本でも出版し残りわずかと店頭に並べてガッポリ儲けられないものか。そんな中、唯一盛り上がっているのば小中高生ぐらい じゃないでしょうか。昔はインフルエンザでさえ学級閉鎖になることはほとんどなかったというのに、突然２週間以上も一斉休校。大人の事情がこれほど子供に 有益に働くことも滅多にないでしょう。中にはそのまま３学期を終えてクラス替えを迎えたり、卒業式をしないまま仲間と別れたりする学校もあるようで、気の 毒ですが。コロナが落ち着いたら後からでも何かイベントを大人の事情で考えてあげて欲しいものです。

２０２０年２月２９日
『えび部屋・２』をご訪問いただきまして誠にありがとうございます。
今日は閏日（うるうび）ですね。４年に一度現れる不思議な日というのにこの注目の低さ。同じ４年に一度でも、コロナで中止の噂に色めき立っているオリン ピックとはエライ違いです。そういえばうるう年がオリンピックの年と被っていることを初めて認識したように思います。子供の頃はこのうるう年に強い憧れが あって、誕生日が２月２９日という子の存在を聞くとジタンダを踏んで悔しがったものでした。それは特別うるう日が大好きというよりも、特別な境遇があるこ との憧れであって、例えば、世の中に１０人しかいない珍しい苗字とか、先祖に有名人がいるとか、アールエイチマイナスとか、そんなもので自己顕示欲を誇示 したかったわけですが。しかし４年毎という時間が仇となり１、２回もすると、うるう年にはしゃく年齢層を過ぎてしまいました。結局のところ、うるう日は地 球の自転と公転のズレの修正でしかないので、『うるう』年というよりは『くるう』年といった方がいいかもしれません。すっきり割り切れない世の中の象徴み たいなものだからこそ、皆あまり話題にしたくないのかもしれないと思うのでした。

２０２０年１月３１日
『えび部屋・２』をご訪問いただきまして、遅ればせながらおめでとうございます。
あっという間でもないですが、もう１月も終わりですね。年末年始の留守をなんとか乗り切り、幸先のいいスタートと思ったのもつかの間、あれほどの苦楽を過 ごして手塩にかけた子達に降りかかる厳しい現実に向き合うヒマもなく、そして布団に入るヒマもなく仕事漬けの日々で、そろそろ風邪かインフルに体を乗っ取 られそうです。そういえば、もう１つ強力な仲間が加わりやがりましたね。これまでの事態を判断するに、もはやよその国の一都市の状況にかまけているヒマは なさそうです。といってももはや防ぐ手立てもなさそうなので、せいぜい精をつけておくぐらいしかありません。それにしても、インフルとかコロナとか、どう して彼の国は病原体の発生が多いのでしょうか。マスク爆買いしたり、よそ者を締め出したりするぐらいなら、ゲテもの食いをやめればいいのに。そういえば日 本でも最近、未来食と称して昆虫とかゲテモノ食が市民権を獲ようしているようですが、変な病原体ができないよう祈るばかりです。

２０１９年１２月２５日
『えび部屋・２』をご訪問いただきましてメリークリスマス。
夜、ちょっと甘いものが欲しくなって、冷蔵庫の中から楽しみにとっておいたショートケーキを取り出そうとしたら、１つ残っていた生 卵がケースから突然転がり落ちて、床の掃除と目玉焼きを食べる羽目になってしまいました。卵６個入りだと重くて安定する卵ケースも、１個だけだとフ タの開く弾力に負けてひっくり返ってしまいます。このように消費の変化に対応できていない心ない商品のなんと多いことでしょうか。最後の一口を食べられな い 棒アイス、口の中ではなく顔に降りかかるポテトチップ袋、空気と混じって服に飛び散るケチャップ、メーカー側のイヤガラセとしか思えません。いや、ともす ると商品が悪意を持って攻撃を仕掛けているのではないかと疑ってしまいます。そう言ってる先でケーキを包むフィルムが指にまとわりついてクリームでベトベ トにしやがるのでした・・・。
例年のことですが、今年は特になんの準備もできないまま年末を迎えようとしています。もう正直いくつかの年末の決め事は諦めることにしました。昔は前半に クリスマス気分を味わい、クリスマスの終わりを惜しみ、年末を迎える準備をし、待ち遠しい連休を迎えたはずでしたが、今ではもう年末かと思った瞬間に年が 明けている感じです。「もういくつ寝るとお正月〜♪」と歌っていた頃は、きっと近くにブラックホールがあったのでしょう。「（頼むから）早く来ないで来な いで、お正月〜♪」。それでは皆さん良いお年を。

２０１９年１２月２０日
『えび部屋・２』をご訪問いただきまして誠にありがとうございます。
最近部屋で過ごしやすくなっているのは、この前買ったホットカーペットの効果では残念ながらないようで、ここのところのポカポカ陽気が原因のようです。稚 魚に とってはありがたい天の恵み。と、能天気な発言をしていると、地球温暖化対策にピリピリしている地球サミットの連中からアンモナイトをぶつけられそうで す。そんな国連サミットでは弱冠 １６歳の環境活動家グレタさんが脚光を浴びています。大人や政治家に辛辣な言葉を浴びせられノーベル賞もあげちゃいそうなドMっぷりですが、かくゆう自分 も子供の頃は、工場排水や生活排水を垂れ流し、護岸工事や海岸埋めてで、魚の住めない死の海川を容認している社会に常に腹を立てていたので、当時の自分は 今で言えば「グレタ」ほどではないまでも「半グレ」ぐらいにはなっていたと思います。この地球温暖化、危機ばかり叫ばれて、その核心について誰もわかりや すく解説をしてくれないことにいつも疑問を感じるのですが、いったい温暖化が起こらないほどＣＯ２を削減するためには、生活レベルをどの程度まで引き下げ なければならないのでしょうか。日本は時代とともに、工場では廃棄の規制が強化され、街は下水処理を整備、環境に優しい様々な切替をし、車はクリーン ディーゼルやハイブリッドが走るようになり、職場は血眼になって省エネのネタ探しに奔走し、深刻な人口減少までして、今では空の向こうが黒く霞むことも、 光化学スモッグで外出を制限されることもなく、海は少しづつ透明度を取り戻し、川は泡が消えアユが戻ってきたりなど、子供の頃に比べればずいぶん見違えた のに、温暖化対策としては焼け石に水で、国際社会では日本は下の下の扱い。もしそれが正しい認識とすれば、本当のところ、もはや江戸時代ぐらいの生活をし ないとダメといっているのかもしれません。そのうち、大人はその辺の草でも食ってりゃいいだよと言い出す半グレが出てくるでしょうか。

２０１９年１１月３０日
『えび部屋・２』をご訪問いただきまして誠にありがとうございます。
この季節、何を着ても、電気代のかさむストーブを稼働しても、お尻から冷たさが這い上がってきて、活動範囲が毛布の中に限定されてしまいます。寒気と眠気 に耐えながらテレビを見ていて、ふと、どうして自分の部屋でビバークしないといけないんだと疑問がフツフツ湧いてきて、ようやくホットカーペットにたどり 着きました。お尻があったかいとだいぶしのぎやすいです。
さて、昨月から職場の異動がありました。いつものごとく１０日前の内示に疑問をいただきつつも、公私ともに忙しい毎日です。育ち盛りの小さい赤ちゃんを抱 え（クマノミ）、昼は仕事漬け、夜は水漬け、息をつくヒマがありません。おかげで水槽日誌も延びに延びています。これで家庭があったらヒステリックや育児 放棄になるのもわかる気がします。それでも赤ちゃんに虐待しようとは思いませんが（クマノミ）、すぐ死んじゃうし。大声で泣かれたらさすがにイラっとする かもしれません。でも赤ちゃんは泣かないので（クマノミ）、気がついた時には手遅れが普通です。自然界では親も兄弟も助けてくれず、自然の恵みに頼って たった一人で生きるしかありません（１匹）。このシビアな世界で、弱っちいのにたくましいとつくづく感心します。ちょっとぐらい無知で横柄で他人の生死に 無頓着なのも仕方ないことでしょう（クマノミ）。それに比べて、赤ちゃんが泣いてくれるから育てられる、コミュニケーションがあり絆があり、思いやりとか 優しさとか勇気とか豊かな精神世界で、同じシビアな自然界を平穏に渡っていけるのでしょう（ヒト）。赤ちゃんの泣き声に人はもっと感謝しなければならいの かもしれません。

２０１９年１０月１６日
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ついこの間まで 暑かったのが急に冷えてきてＴ−パンではくつろげなくなりました。これも台風１９号の影響か？と考えてみると、ようやく気温が日の短さに 追いついただけのようです。うすら寒くうすら暗いこの時期はやはり明るい夏が恋しくなります。台風１９号といえば、事前のＴＶの宣伝効果もあって、ふと、 翌日から連休だし、どしゃぶりの買い物もイヤなので、上陸前に買い出ししておこうと２４時間スーパーに向かったのですが、いつも山と積まれている野菜が スッカラカンで、弁当、惣菜はおろか、パンすらもありませんでした。生っぽいものは根こそぎ売り切れ、あるのはインスタントやお菓子の乾き物のみ。上陸前 からちょっとした災害状態です。その未明からずっと雨が続いてＴＶと携帯はひっきりなしに警報を出し続けるので、自宅の洪水の心配はなかったものの、１m ほど掘り下げている１Ｆの駐車場の車が心配になってきました。まさか周りの雨水が駐車場に溜まって車が浸水するんじゃないか。午前中、雨が止むことなく降 り続け、たまらず何回か駐車場を見に行くと少しずつ駐車場に水が溜まってきています。夕方の台風上陸後はもっと大変な雨風になるとのＴＶで、意を決して車 を移動することにしました。近所の安いコインパーキングに車を止めてびしょ濡れになり歩いて帰りました。さあ、これで安心だと夕方、台風の上陸を待つと雨 はピタリと止んで、電車も止まり静まり返った街中に車を取りにいったのでした。結局駐車場も半分ぐらいが３cmほど浸水しただけでした。なんだ人騒がせ な、警報の宣伝効果が良すぎるのも考えものだな思いましたが、その後、東日本は大変な水害になっていたことがわかり、あの宣伝は正しかったことを後で知っ たのでした。被害に遭われた方には心よりお見舞い申し上げます。

２０１９年９月２９日
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カクレクマノミの産卵ラッシュで毎日が大忙しです。生き餌をあげたり調整したり、水を交換したり調整したり、老廃物や死骸の回収、２種類の生き餌の餌やり と間引き、そして本槽の親の世話と水替え等々。いつも夜遅くまでかかってしまいます。それでも最近はようやく稚魚の管理も軌道に乗ってきたので、いつ死ぬ かと気が気ではなかった頃に比べると、心の余裕ができてきました。
来月から消費税が上がりますね。何だかスマホのキャッシュレス決済で丸め込まれているような感じですが、歯磨き粉とかシャンプーとかコンタクトの洗浄剤と かいつも買っている日用品が１０月に入った途端、急に値段が上がってしまうのはやっぱりちょっと損した気分なので、１周目ぐらいはストックしておこうと スーパーやドラッグストアに足を運ぶと、普段あまり買わないものまでつい目がいってしまって、１０月以降はさらに買わなくなってしまうだろうと思うと、傷 の治りやすい絆創膏とかタンスに入れる防虫剤やら、１００円グッズまで、ついつい購入してしまうのでした。さすがに家では滅多に飲まない酒類まで物色をす るようになって、ほとほと自身の貧乏性に頭を掻く思いです。

２０１９年８月１４日
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部屋の温度が２４時間ずっと３３度なので水槽の部屋のエアコンを切ることができず２４時間かけっぱなしです。生活の方もクーラーのないリビンク・キッチン でくつろぐことができず、テレビは放棄、食事はレンジやオーブン、ポットのスイッチを入れる時だけで、あとはエアコンの部屋に引きこもる毎日です。そのく せ、仕事では屋外の炎天下で作業をしたり、プライベートでは熱のこもる屋内で３日連続で稽古をしたりが続き、イヤというほど汗ダクになって、デトックス以 外にタマシイとか喜怒哀楽とかがずいぶん抜けてしまったように思います。しかし世間はこの暑さで、だいぶイライラがつのっているようで、行く先々の店のレ ジカウンターで争いが起こっています。いわゆるクレーマーが店に不服を申し立てているのですが、こちらがレストランに入って食事をして店を出るまで延々と 文句をいっています。料金をタダにさせたいのか、土下座をさせたいのか、慰謝料が欲しいのか、何がゴールなのかよくわかりません。やっぱりイライラを誰か にぶつけて発散させたいのが一番なんでしょうか。漫喫に入って受験勉強をしようと思ったらあまりの寒さに貸しブランケットをかぶったものの、その臭さと寒 さに、全然勉強に集中できなかった時は、店の気配りのなさと店員の怠慢に嫌悪感を感じましたが、会計の時、周りに意を介さず店員にひたすら自分の正義をま くしてるクレーマーを見て、思わず店側を応援し店員の苦労に同情したのでした。

２０１９年７月７日
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ここ何年か梅雨時が大きな災害の季節になってしまいました。静岡も毎日のように雨ですが、雲がぬけると重苦しいムシ暑さがのしかかってきて閉口します。激 しい雨で 唯一救いなのは車の汚れが洗い流されるぐらいですが、この連日の雨にもかかわらず、車の屋根にべったりと鳥のフンがこびりついています。これが笑っていら れないほどの量で、他人を載せるのがはばかられるほどのみっともなさです。しかもご丁寧にドアの取手部分を直撃していています。これはなんともいえない悪 意を感じます。思えば、寮を出て大きなメリットとなるはずだった屋根付きの駐車 場、これで鳥のフンからも解放されると思っていましたが、前々からほぼ年中通して車の屋根の同じ場所にフンをされていました。多分、会社の駐車場だとは思 うのですが、毎回駐車の場所が変わるので、わざわざ目印にして便所に使っているとしか思えません。そこまで頭がいいくせに、この悪質な行為。一体どんなバ カ鳥なのか。５０発ぐらいは豆鉄砲をくらわせないと気がすみません。とはいえ、仕事中に駐車場で張り込むこともできず、テレビカメラを設置もできず、何か 罠を仕掛けるにしても唯一思いついたのがトリモチぐらいで、このご時世にトリモチて。自分の発想が貧困なのか、現代でもまだまだ進化が足りないのか、一晩 の雨も屋根が邪魔で完全武装でフンの掃除をするのでした。

２０１９年６月２１日
『えび部屋・２』をご訪問いただきまして誠にありがとうございます。
最近のニュースで取り上げられる世の中の困り事に関して、ふと思うことがあります。今はまだ漢字変換もうまくできない『令和』の時代に入りましたが、『平 成』という時代は、便利が当たり前、あらゆる不便からのストレスを全力で作り変えてきた時代だったんだなあと思います。指先ひとつで煩わしさから人を遠ざ けることに成功して多くのジャンルが進化、安定、成熟したと思いますが、反面、思い通りにならないことに対して異様に攻撃的になったり、元凶にたして無防 備になったりしているような。それがどうというわけではなく、こうして考えると『昭和』という時代は逆に不便が当たり前でした。警察は怖く、先生はうるさ く、先輩は意地悪で、社会は冷たい精神論や封建制度が根強く残っていて、年齢を重ねれば、今いばっている大人のように、束縛を逃れられ自由にふるまえると 思っていました。「不便」から「便利」へ当然の流れですが、あらゆる不便を追求して「令和」の時代はどこへ行きつくのでしょうか。

２０１９年５月２７日
『えび部屋・２』をご訪問いただきまして誠にありがとうございます。
暖房費や部屋着の制限、風呂上がりのヒートショックの心配がなくなったのはいいですが、６月を前にすでに夏バテ気味です。
人間、休日ぐらいは時間や義務にとらわれず自由に過ごしたいもの。ところがそうすると日頃、時間ができたらやりたいと思って残してある趣味やちょっとした ＤＩＹの類、「えび部屋」の更新などもやらないでゴロゴロし、振り返ると必要最小限の家事だけの休日の繰り返しに後悔ばかり。結局、疲れない代わりに何も 生まないよりは、休日こそ時間にとらわれながら体をボロボロに酷使してでも、やりたかったことをたくさん処理した方がよかったりします。最初はモチベー ションも上がらず、気分も体もだるいですが、心に引っ掛かっていたことを思いきって成し遂げた達成感こそが何よりのリフレッシュです。不思議と疲れた体も 心地よく感じられるので、案外、人の体は現金にできています。あとは、要領と頭の回転さえ早ければ、何の問題もないのですが、こればっかりは何ともよくな りません。

２０１９年４月２７日
『えび部屋・２』をご訪問いただきまして誠にありがとうございます。
寒さが残り長く続いたサクラもついに終わり、日差しの気になる今日この頃。違和感のあった大騒ぎの「令和」の新時代は実はまだ始まってさえいないことに、また軽い違和感を感じます。
ここのところの進展性のない生活はボディーブローのように精神にダメージを与えていて、”七並べ”の札止めのように足踏み状態で、もう 一生こんな感じなん だろうかと軽く病んでいた会社帰りでのこと、偶然、家の前で「財布」を拾いました。辺りの飲み屋は仕込みが終わって、これから盛大にお客を迎えようとす る黄昏時に、それは道の真ん中で車の中からでもわかるほどに異様な存在感を放っていました。駐車場から降りて戻ってみると、早く拾ってくれと言わんばか りにやっぱり路上に踏ん張っていて、この時間帯で誰の目にも止まらなかったことが奇跡的に思えました。それはヤンチャなニーちゃんがケツからはみ出 させているような長財布で、多分、自転車をこいでいた時にでも落としたのでしょう。意外にブランドモノでした。念のため軽く中身を確かめると、やはりお札 が入っています。一気に舞い上がりました・・・っ誓って儲かったからではなく、これは持ち主にとって間違いなく危機的状況であって、そ の重大なキーパーソンを自分が担っていると実感したからでした。平々凡々とした日常の負の連鎖から解放されポジティ ブな自分へ切り替わったような、何か新しい物語が始まったような、そしてそれは何か運命的な導きのようにも感じて、そのままその足で交番へ向かいました。 初めて訪れた近くの交番は若い男女の警官が丁寧に対応してくれましたが、何かと権利を得るにつけて書類の作成と時間がかかる旨の説明があって、遠回しに自 分たちの手間を減らしたい空気が伝わってきましたが、もちろん謝礼を期待していると思われるのは心外だったし、公務の忙しさも理解できるので全て辞退した ところ、答え合わせのように目の前で財布の中身をさらし出しました。現金２０００円弱と身分証があり、てっきりニーちゃんだとばかり思っていましたが女子 学生のようでした。その時ちょっと後悔しました。その後財布が無事持ち主の元に戻ったのか、その子の喜びはいかほどだったのか、失せ物が見つかる世の中に どれほどの幸いを感じたのか、結局、奇跡的、運命的な出来事も全ての権利を放棄したことで何も始まることはなかったのでした。

２０１９年４月９日
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新元号になってもう１週間以上が過ぎてしまいしたが『令和』グッズの商品化とか、まだ世の中は『令和』熱の話題が絶えませんね。報道をみると『令和』はウ ケが良くて好印象のようですが、最初に見たとき『和』がカブってんじゃんと思ってしまいした。といってもカブっていなかった『平成』も違和感しかなかった わけで直ぐに慣れるのでしょうが。それにしても新元号になると今までと違う、素敵な新しい世の中がやってくる期待感がハンパないですね。他力だと辛い悲し い事件ですぐに『令』が『冷』になってしまいそうです。

２０１９年３月１０日
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ここのところ、どうも毎朝の菓子パンや夜の弁当に飽きてきて、ちょこちょこと自炊をするようになりました。カレーやおでんといった簡単なものですが、安い 食材で節約できると結構楽しくなってきて、いわゆる”女子力”に目覚めたわけですが、今どき、家事＝女子力というとセクハラで叩かれかねません。で、そう なると食のバラエティをもっと増やしたくてオーブンを買い換えることにしました。いわゆる過熱蒸気式で冷蔵庫のバサバサ食パンがこんがりモチモチに生き返 り、さらに冷凍の唐揚げや天ぷらが揚げたてになるのが嬉しいところ。普通のオーブントースターに比べたらかなり高い買い物ですが優待券で安く手に入れるこ とができました。早速、流し台の横にある小さな古いトースターを棚ごとどかしてスペースを作ろうとしたところ、棚の下に黒い死骸が一匹・・・。瞬時にモザ イク処理をかけたものの、しばらく固まってしまったのは恐怖というより虚脱感でした。こんなことがないように入居時の害虫駆除と、入居後には窓を開くどこ ろか網戸も一切せず暑さに耐え、換気扇にはフィルターを貼り、玄関や流しの収納棚には防虫剤を仕込んで”抑止力”に力を注いでいたというのに、たった１年 で部屋のもっとも中心部であるキッチンに到達するとは。これほど背筋を逆立させることはありません。昔アレがカブトムシのようにゆっくり動いていたらもっ と人々に好かれていただろうと哀れんでいた学者もいましたが頭悪すぎです。”女子力”のモチベーションはだだ下がり、”抑止力”どころではなく”軍事力” の強化にスーパーに急いで車を走らせたのでした。

２０１９年２月２８日
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今月、大分のスーパーボランティアが 東京からの徒歩の帰途で静岡を横断するというので、各局の地元ニュースは連日ものすごい熱狂ぶりでした。通過する各市町村の役場では、気まぐれなスーパー ボランティアに翻弄されつつも、みんな大挙して出迎え、市長はここぞとばかり親密感をアピールしようとしていましたが、密着取材や忖度接待、好奇の目に気 疲れしたのか、隣の愛知に渡る前にいつの間にか断念して帰ってしまったようです。有名芸能人やスーパーアスリート以上の扱いに、あれ？スーパーボランティ アってそんなすごい人だったっけというのが正直な感想でした。行方不明の子供を見つけた以上の自分の知らないエビソードがあるのかもしれません。何より驚 かされたのが県民の赤裸々な好意でした。いくら自分が大好きとはいっても、相手が純朴なお人好しだからといっても、１０００キロの先の長い道のりを遮っ て、ついでに交通も遮って、交流やサインを求めたり、身動きが取れないほどの差し入れを悪びれも無くしていることに、まだ、こんな昭和の野暮ったさが残っ ていたんだとびっくりしたのでした。

２０１９年２月１１日
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暦の上ではもう春ですね。この間は節分でしたが、最近はどうも節分＝太巻き（巻き寿司）となっているようです。その日が節分だと知ったのはスーパーの惣菜 コーナーに「恵方巻き」が山と積まれているのを見た時でした。豆と鬼のお面はどこにいったものやら。風情よりも食い気、イヤそれ絶対口に入らんだろッとい うぐらいの太巻きがまるまる一本づつパックに入っています。これを恵方に向かって無言で食べきる家族の姿を想像するとジャッカン寒気がしないでもありませ ん。恵方巻きの種類も豊富で、赤、黄、緑、オレンジ、ピンクと具のバリエーションも色鮮やかに工夫されていて、食い気よりも映え気？を意識しているかのよ うです。それでも真っ黒で蛇のようにナマメかしくツヤツヤの海苔はいかにも美味しそうで、クリスマスでは売れ残りの特売ケーキをゲットできなかったリベン ジをここでしてやろうと、夜まで待って叩き売りの頃合いに惣菜コーナーに再度訪れると、あれだけあった「恵方巻き」がすっかり減っていて、関西の一地方の 風習がここまで全国に根付いていることに感心しました。それでも案の定、何本か売れ残っていて、あこがれの黄色い「半額」シールがパックに貼ってありま す。一本もあれば今日の晩ごはんは十分だとパックを手に取ってみると、半額の値段でも通常の晩ごはんの全額を軽くオーバーしているのでした。太巻きは思っ た以上に高級食材だったことに正直驚きました。合わせて、そんな高級食材を家族の人数分バンバン買っていく一般庶民の皆さんと、ニュースで問題になってい る太巻きの大量の食品ロスの現状を考えるに、結局、節分は映え気？より金儲け（気）なんだろうなと思ったのでした。鬼は〜外。福は〜内。

２０１９年１月３０日
新年も『えび部屋・２』をご訪問いただきまして誠にありがとうございます。
今年も寒さにかまけていたら、あっという間に１月が過ぎようとしています。インフルエンザが猛威をふるっているようですが、自分も新年早々に実家の毒気に 当たったらしく風邪をこじらせてしまいました。喉の違和感から始まって、咳、悪寒に襲われ、熱は一応測ると37.７度。部屋の中のあらゆる暖房具とルキノ ンでなんとか１日で決着しましたが、その後もしばらくは風邪の後遺症に悩まされました。そんな中、職場では次々にインフルで休むので、ひょっとしたら自分 もインフルだったのかもしれません。
この時期めっきり寒さに弱くなったと思うのは、散髪すると頭が寒くて耐えられないことです。特に耳を出すと外はもちろん布団の中でも頭が寒くて寝ることが できません。朝夕の通勤がストレスになってきて、秋田で買ったニット帽がどうしても見つからないので”安さの殿堂”で手頃なのを買うことにしました。雑多 な展示の”安さの殿堂”はニット帽もピンキリで、ワンコインの掘り出し物を漁ってなんとか、下位２番ぐらいのワンコイン、ワン紙幣の候補を選んで、さて安 さかデザインかで悩み、デザインのワン紙幣を選んでレジに持って行ったら、なぜか上位１番ぐらいの高額を請求されウロタエてしまいました。タグをみると確 かに高額の値段がついてシブシブ支払いました。何十分もかけて慎重に選んだつもりが、まるでキツネかペンギンにつままれたような気分でした。少しでも節約しようとしたのが仇になってしまいました。

２０１８年１２月２９日
ついに平成３０年も残りわずかとなりました。本年も『えび部屋・２』をご訪問いただきまして誠にありがとうございました。
平成というとどうも２０００年代をイメージして、ついこの間のゆとり世代の感じがするのですが、よくよく考えたら１９８９年からなので、ずいぶん前のこと でしたね。高度成長期である昭和の次とはいえ、まだパソコンが十分に普及しておらず、インターネットも携帯もない頃からのスタート。旧態依然とした体制や 習慣もまだたくさん残っていましたが、昭和の荒削りな急成長が、各所で花開いて徐々に円熟味を増して成長していったのが平成だったように思います。次の世 代ではいよいよ人も街も水道管も古くなってきて、昔やった五輪と万博に光を見出す時代。となると成長とは老化みたいなものなのかもしれません。この『えび 部屋』も老いてしまわないよう、急速な成長は避け、たまに挑戦もしつつ現状維持でゆる〜く継続していきたいです。
さて最後に、今年ツッコミ忘れたことを添えておくことにします。
『もぐもぐタイム』は女の子達のカワイイ軽食タイムとして流行語にしてしまいましたが、もともとは動物園で動物に公開でエサをやる時間帯のことなのに、あまりその解説がなかったように思います。動物を女の子に置き換えた映像を思うと、案外ディスっているようにも感じます。
おちゃめな表現で盛り上がっている『なおみ節』も単に日本の言葉と文化を知らないボキャブラ不足で、本人はアメリカ圏の人だと自覚していたと思いますが、 国籍だけで無理やり日本側に引き寄せてドンチャン騒ぎをしています。そこまでヒーローを求めたがるのはアメリカ以上でしょう。まあ本人はアメリカのスー パーヒーローを打ち負かしてしまったのでこっちにくるしかなくなったかもしれません。
みなさん、どうか良いお年を。

２０１８年１２月２７日
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更新に泡くっている間に、ついに平成も終わりです。それにしても平成最後最後と言いながら新しい年号はいつ発表されるのやら、このままでは平成３１年に なって、新年号が中途半端に始まってしまいますが、業界はそれでも特に問題ないんでしょうか。東京五輪のロゴ、パンダの名前、今年の漢字一字、新しい駅の 名前など、いっそ国民の投票で選んだ方が盛り上がるように思います。それは無理だとしても予想して当たった人に懸賞品を出す企画がありそうなモノですが、 やっぱり不謹慎なので規制されているんでしょうか。

２０１８年１２月１８日
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今の小学生のなりたい人気職業にユーチューバーがあります。ほんの１0年前にはなかった職業ですが、果たしてユーチューバーが職業なのかはこの際おいとい て、ＳＮＳにせよシブヤのハロインにせよ、人から注目を浴びたいという自己顕示欲や自尊心は、人が当然に持つ素直な欲求といってもいいようです。人はそれ らのためには、その人生を投げ打ってでも実に様々なことをやってのけます。竹馬で地球を一周する、食べ物で寸分たがわぬモナリザを描く、一輪車から降りず に生活する、鼻の穴に世界中のコインを詰め込む、１０年前なら「奇人変人」でも、ＳＮＳの発達してしまった現代においては「神」チューバーとして子供達の 崇められ、お金も儲かるのだから、変人にはいい世の中になりました。常識ではどんなに無意味でも、体に悪くても、貧乏でも、その大いなる自己顕示欲の魔力 の前に、人はなんの見返りも求めずただ信じる道を衝動にかられて突き進んでいきます。でもあながちバカにしたものでもなく、そうした中から次の世代につな がる革新が起こっているのも事実でしょう。
この時期、歳末助け合い運動などの募金活動が盛んにおこなわれています。その中には、水汲みのために子供達が学校にいけなかったり、綺麗な水が飲めずに多 くの子供達が病気になる貧しい国があるのだとか。それは確かに気の毒でなんとかしてあげないとと思う反面、ふと違和感があるのは、その国の人たちの中に例 の自己顕示欲を持つ人はいないのだろうかということでした。水路を掘ってみる、木をくりぬいて水を通してみる、穴を掘って井戸を作ってみる、石や砂や木を 樽に詰めて水を漉してみる、正義感やお金儲けのためではなく、どんなに困難でバカにされても自分のアイデンティティを信じて、ただ注目を浴びたいという一 心で。意外と貧乏な国ほど良識のある賢い国だったりするのかもしれませんが、自己顕示欲こそ世界を変える一番の近道ではではと思ったのでした。

２０１８年１１月２３日
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あっという間に１１月も終わりですね。本当に時間の流れが一定なのか疑問に感じますが、相対性理論によると物体の重さや速度によって時間の流れは異なるよ うなので、もっと太って高速で生活しないといけないようです。穏やかに時間が流れているように感じる田舎暮らしも、案外都会の生活よりももっとセカセカし ているのかもしれません。
そんなスロー生活は、家の半分以上がフローリングなのでスリッパが欠かせません。たまにスリッパの裏を見るとすごい汚れ、掃除機ぐらいでは取れない小さな ホコリや頑固な汚れが床に残っているのでしょう。そこで通販でスリッパとモップが合体した便利グッズを見つけて、これで部屋を歩けば歩くほど綺麗になるわ いとほくそ笑んでいました。汚れの目立たない色なので、好き勝手に使っていましたが、1年近く経つとさすがにくたびれてきて、そろそろ洗ってメンテナンス するかと、よく見るとモップの間に細かいホコリが髪の毛やらがかなり絡まっている様子。洗濯機で丸洗いできると書いてありますが、綺麗に使っている洗濯機 に入れる気にもなれず、風呂場に持って行って洗面器に手袋して恐る恐る洗ってみると、汚れがでるわでるわ。何度水を交換しても一向に収まる気配がありませ ん。ついに根をあげてしまって一時休戦し、次の機会のために洗面所で裏干しておくと、乾かし方が悪かったらしく、数日後にものすごい雑巾臭がして、もはや チマチマ洗っている場合ではないと腹をくくり、生乾き用の洗剤でゴシゴシ手洗い。相変わらず汚れはなくなる気配はありませんでしたが、乾かして臭みが退い たところで、最後に洗剤を多めにして洗濯機にぶち込みました。が、モップスリッパ１足だけでは容量が少なすぎたようで、ほとんど乾燥しないまま、モップス リッパも洗濯機も生乾き状態。こき使われたスリッパの恨みか、ズポラな考えにバチが当たったものか、便利だからと頼りすぎるのはよろしくないと思うこの頃 でした。

２０１８年１０月２３日
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あんなにうるさかったセミがいなくなったと思っていたら、もう虫の声もしなくなっていました。厚手の長袖シャツ１枚ではそろそろ耐えられなくなってきて、冷蔵庫には多量のアイスや冷たい飲み物、ストレス発散用のアルコール飲料が取り残されています。
秋といえば『スポーツの秋』『食欲の秋』『読書の秋』『芸術の秋』『海水魚の秋』といわれます。涼しい気候と夜の長い時間で、じっくり何かに取り組むには うってつけの季節ということなんでしょう。しかし、最近の秋は、どういうわけか何も手につかないまま毎日が終わり、明日こそ頑張ろうを繰り返しているのは どういうわけでしょうか。仕事から帰り、途中でスーパーによって惣菜を買って、家で惣菜を温めて夕食をとり、お腹がこなれるまでテレビを見、お皿を洗い、 お風呂に入り、髪を乾かし体を冷ますのにテレビを見、で、気がついたら深夜になっていて、とても他のことに取り組んでいる時間がないという・・。昔に比べ たらずいぶん仕事から帰る時間も短くなったというのに、寝る時間が同じ深夜というのが、腑に落ちません。

２０１８年９月３０日
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７月、８月の暑さに四苦八苦していましたが、９月に入ると台風が熱気を全部吹き飛ばしてしまい、嘘のように部屋の温度が下がって、Tシャツではいたたまれ ないほどです。おかげで２４時間ぶっとうしでつけていたクーラーの存在も今ではすっかり忘れている自分が怖いです。クーラーについてはどんな電気代になる だろうと毎月ビクビクものでしたが、思ったほど課金されておらず、これなら冬場の方が４割増しです。これでいくと２ヶ月の夏場より５ヶ月の冬場の方が断然 電気代が高くつく計算ですが、夏に節電を呼びかける世の中的とは違うのが？？？です。何れにしても魚達も皆元気で鬼門の夏は無事乗り切れました。静かに なった秋空と午後５時に灯る街灯に少し寂しさを覚える今日この頃です。

２０１８年７月３０日
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部屋の温度が３４°Cを超えました。ここまでくると、水槽を守るための寝室のエアコンも罪悪感なくつけっぱなしにできます。ただ寝室を出るたびに急激な温 度差に自律神経がダーメジを受け体調が優れません。近頃は部屋の中でも熱中症になるのが常識になってしまい、喉が乾いていなくても３０分ごとに水分補給セ ヨというので、お腹はタプンタプンでトイレの回数は無駄に増えるし、炎天下で少し動くと汗が滝のように止まらないしで、熱中症予防させたいのか、夏バテさ せたいのかよくわかりません。
最近、国家資格の受験を控えて集中できる空間を探して安いファミレスやカフェ、漫喫を徘徊するようになりました。そうして仕事帰りに夜まで居座っている と、ああ、これはゼッタイ警告だなと思うほど、やたらと冷房をきかせきます。ただでさえ薄着なのに、鬼か、いや、雪女かっていうぐらいの冷風をダイレクト にぶつけてくるので、もう自律神経も完全に破壊されフラフラになりながらも、こっちもドリンクバーのホットコーヒーで対抗しています。ごゆっくりとか言い ながら、地球温暖化よりそんなに長居が迷惑なのか。こんなのはまだ可愛い方で、もっと凍りつくことといえば、若い女性の言葉の汚さでしょうか。前のテーブ ルで今風の身なりをした２０代前半の学生や社会人の男女グループが人目をはばからず熱く語りあっているのですが、耳に飛び込んでくる女子の言葉遣いも内容 もまるっきりやさぐれたチンピラで、解いている問題の正解率以上に目を疑いたくなるものでした。昭和の男なら誰でも抱いているような女性のイメージや憧 れ、願望みたいなものを、全部まとめてパンドラの隅に置いてきたみたいな、その感覚もう男そのものですよねとツッコミたくなるような、羊の皮をかぶった狼 ならまだメルヘンですが、女性の皮をかぶった男を想像して背筋がゾッとしました。それから、横のテーブルについた女子グループでは本人や友達のカレシのお 悩みについてのガールズトークが延々と続いていましたが、どう見ても小学生でした。問題集やノートを広げて頭を抱えているオジサンの隣で、カレシの煮え切 らない態度に悩む小学生達。現代社会は深刻な闇を抱えているのではないかと心配になるこの頃です。

２０１８年７月１４日
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西日本の豪雨の被害にあわれた方は心よりお見舞い申し上げます。２０年来のオカルト教団の執行日と重なっただけになんとなくザワついたのは自分だけでしょうか・・・。
さて、ここのところずっと調子が落ち込んでいました。なんでこんなに気分が重いのかよくよく思い返してみると、日々に増してゆく蒸し暑さで早く も夏バテ気味で、立て続けのイベントに心が休まらず、仕事の人間関係にストレスが飽和し、親の圧力にモヤモヤし、学生時代の心の拠り所を失い、知人の突然 の別れもあったりで、なるほど落ち込むのもやむなしと納 得です。清く正しく？生きているつもりなのに、なぜか思いもよらないどころからバクダンが落ちてくるのは何故でしょう。人生の中には、誰にも迷惑をかけて いないのに、それが迷惑であるかのように悪意とも取れるような理不尽な事が、仕事、友人、家族、異性、健康、私生活などのコミュニティーから定期的に唐突 にふっかけられることがあります。それは抗っても決してプラスにはならない種類のもので、昔はそれが無知、無力が原因だと思っていましたが、最近では、そ れは定期的に起こる不可避なものと認識するようになりました。それでもトゲが残ったように毎回何かしら悩んでいた若い頃に比べたらだいぶ減ったように感じ ますが。こういう理不尽には、他のコミュニティーに寄ることが一番です。身の破滅を招くものは別にして、真正面から受け止めて抗っても悩んでも仕方ないな ら、それが軽いヤケドと思えるほど、別の楽しいことに没頭できればイイ。どこに身を置いても何かしら必ずイヤなことが起こるなら、別の趣味や仲間など、そ の時回避できるそんな場所をどれだけ多く持っていられるかがが肝心だと感んじるようになりました。最近のラインなど一度たりとも長続きしたことがなく、確 かに気薄な人間関係ではありますが、友達１００人つくるのもそういう意味では正しいことなのかもしれません。

２０１８年５月２９日
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分厚い雲が気温の上昇をかろうじて食い止めてくれていますが、確実に猛暑の階段を一歩ずつ進んでいます。気がつけば5月も終わり。日頃から時間を無駄にしていないか、もっと生き急がないといけないのかと、部屋を整理してみるこの頃です。
昨年、寮を追い出され、引越し先で一人暮らしを始める時に決めていた４つのマスト・バイ・アイテム、遮像カーテン、ドラム式洗濯機、テーブルセットに、最 後の１つのベットがようやく揃いました。そもそも間取り的に寝室となるクーラーのある部屋が畳敷きだったのでベットをあきらめていましたが、たまた ま見かけた深夜の通販番組でエアーベットというものがあるのを知りました。空気で膨らませて硬さを調節でき、使わない時は小さく折りたたんでしまっても おけるし、畳を傷つけず、普通のベットよりはるかに安いので、すぐネット通販で探して購入しました。すると早速、翌日のポストに配達不在通知が。指定した曜日 の2日ほど早くきました。確かに最近は注文した次の日につくサービスもあるので、そんなこともあるのだろうと不在通知票の再配達の連絡先を みるとクール便となっています。エアーベットの知識はなくてもさすがに冷凍して運んでくるはずがないので、先方で注文取り違えたなと直感しました。どうやって返品 しようかと手続きや手間を頭で一通りシミュレーションを終えたところで、ようやく知人からの全く思いがけない荷物だということに気付いたのでした。実際一人暮らしで 部屋も広くなり通販も増えましたが、不在配達が多くなりました。再配達させてしまうのが申し訳ないし、受け取るために時間と場所を拘束されてしまうのが悩 みのタネです。寮の管理人さんのありがたみを再確認するのでした。
その後、ベットは2日たっても届きませんでした。曜日を気にするあまり、日にちを１週間間違えて指定していたのでした。期待したベット生活でしたが寝心地 や腰の痛みはさほど変わらず、浮き輪特有のキュッキュッする摩擦音が気になるだけでした。レイアウトも含めてもう少し工夫が必要のようです。

２０１８年４月２８日
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太陽の日差しと心地よい風の匂いで、なんとなく過ぎてしまった桜でしたが、過ごしやすい貴重なこの季節に、このままではイカンと、前から気になっていた地 元で有名な藤の花を見にいってきました。車で数分のさほど遠くない場所で、普段は大きな無料駐車場が完備されている公園ですが、何万本もの藤の花が咲き乱 れる年間で最大のイベントである藤の祭りはドッと県民が集まり大混雑になるので駐車場も有料になるのだそう。遠来のお客のためにインター付近に無料で駐車 場を解放し無料シャトルまで出しているようですが、駅からバスを使って行くことにしました。バス代は駐車場代とトントンですが、大混雑で車を止めるのに何 時間も探し廻るよりはイイだろうという考えです。昔の街道の宿場町にある公園は山間にあり、駅からだいぶ離れているのに商店街がずらりと並んで活気がある 地元の憩いの公園といったところです。案内の看板を見て乗ったバスも、昼もとうに過ぎて乗客は少ないものの、公園には人が大勢集まって、各ポイントでいろ いろなイベントがひっそりと行われているようです。家族連れの人、山登りの格好をした人、ペットを散歩させている人、ジョギングしている人、その人の流れ に沿って大きな御池の周りを進んでいきますが、肝心の藤の花はどこにも見当たりません。ひょっとすると山の上にあるのかと急な階段を登って探しましたが、 唯一出ていた「藤の里」の看板には、無人で、色の抜けて干からびだ藤の残骸が釣り下がっているだけでした。藤の見頃はイベント期間の途中ですでに終わって いたのでした。山から下りて御池を１周すると確かに長い藤棚がしつらえてあるのがわかりました。そして公園の出口には、いつもの無料駐車場に、「藤の見頃 は終わりましたが、もりだくだんイベントが期間中開催されています。」とのこと。賢くキリモリしたつもりが全く裏目に出るといういつものパターンでした が、山の森の新鮮な空気を吸えたのが救いでした。

２０１８年４月８日
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つい１ヶ月前は布団や風呂場から出るのも一大事だったのが、あれよあれよと言う間にパンツ一丁で歩き回れるほど暖かくなりました。もちろん部屋の中でで す！　「んだなー」もエイプリルフールも過ぎて、桜もこの雨で完全に散ってしまいコメントもできずじまいで、どうも季節の変わり目の流れに乗るのがうまく いきません。今回はたまたま旅ネタをアッ プするのに時間がかかりすぎたわけですが、その旅も１年以上前の出来事を先延ばしでやっと完成したわけなので、季節どころか時代の流れにすら乗れていない ということになりますか。若い頃は時代の流れなんかおかまいなしに自分のやりたいことをテキトーにやって怠惰に傲慢に振る舞えるもので、これは内に秘めて いるエネルギーが、他人の作った時代の流れなんかいつでも追いつけるという過信を生んでいるのでしょう。まさに若者に許される特権です。それでもそんな根 拠のない自信が意外に一時代を築いていったりするのも事実。最近は経験ばかりに足をとられて、時代に追いつくどころか、どんどん引き離される一方で、あら ゆる局面において窓際でお茶をすすっているイメージが拭えません。かといって最新の流行や若者に食らいついても空回りしてビミョーな空気になるばかりで す。時代は繰り返すというたとえ通りに、時代が一周していつか自分の積み重ねたものが見直される時代がくるでしょうか。

２０１８年２月２５日
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寒波と金メダルの振り返り報道にはウン ザリでしたが皆様いい かがお過ごしでしょうか。カメムシが大量発生するとその年は大寒波に見舞われるそうで、今思えば引越し当初に車がカメムシまみれなったこと を思い出します。この冬ついに部屋の温度が７度に なって、愛用の300Wカーボンヒーターの限界を感じ、電気代のかさばるのを覚悟でオイルヒーターを追加購入しましたがほぼ温まらず。しかたなく断熱 カー テンで窓と部屋の仕切りを２重にし、ようやく１６度ぐらいになりましたが、テレビの前でじっとしていると、結局、毛布をかぶっているのでした。ようやく寒 波が去って昼の日差しと タダ牛丼に誘われて外を歩くと、まだ風の冷たさにゾッとしましたが、ようやく５時を過ぎても日が暮れなくなって気分も少し和らぎます。
この間、車検しました。秋田では購入先のディーラーにお願いしていましたが、静岡では身寄りもないので、前回ハイブリットのプロがいるというCMの車検会社を利用したのですが、今回はその会社から半年も前から車検予約の案内がきて戸惑 いました。別の車検会社を探すのも面倒だし、ハイブリットプロもいるから、まあいいか。ということでそのまま予約をしたのですが、無事、車検 が終了し点検結果を聞き、ケッコウな車検料を支払い、他に何かご質問はございますか？と丁寧に営業担当者が尋ねるので、そういえば前回から気になっていたので、 ハイブリットに何か異常はありませんでしたか？と聞いたところ、微妙な空気になり、ただいま整備担当者に確認してまいりますと席を立ってしまいました。し ばらくして戻ってきて、ハイブリットの点検はインパネのアラームランプが灯っているかどうかを見るだけなんだとか。・・・つまり車検は車の部分しか点検の対象にならないということで、今更なことでもあるので、それってCMのハイブリットのプロがいて も車検にはあまり関係ないということですね〜と、やんわりと返すしかありませんでした。

２０１８年１月２２日
『えび部屋・２』をご訪問いただきまして誠にありがとうございます。
独身の女性と話をしていると自炊をしているかどうか尋ねられることがあります。素直にしていないと答えると、言葉のトーンが変わり、明らかに軽蔑にも似 た期待はずれ感が言葉の端々に感じられます。料理も作れず家事を全てカノジョに押し付ける頼りない男と思うのでしょう。そこで、やっていると答えると、今 度は得 意料理は何なのか、その食材やら料理方法まで細かい会話（尋問）が始まりますが、ここで答えに窮してしまうと、自炊できないくせに適当に嘘をついてごまか す、しいては浮気をしまくるようなチャラ男というレッテルが貼られることになります・・・。話が冒頭からそれてしまいま したが、自炊もせず塩すらないくせに、でっかいジビエ肉をもらってどうするのかというと、実は料理は嫌いではありません。だた 経験上、一人自炊は惣菜弁当よりコスパが悪く、制限が多いと言う結論に達したため、ベトナムから帰っても料理器 具や調味料類は増やさないようにしていました。しかし寮を追い出された今、気分も一新し少し料理でもしてみようと、偶然、正月休みに実家から 鍋を持って帰っていたのでした。ジビエ肉を頂くときに、塩麹に３０分ほどつけて焼肉にすると一番簡単に食べられると聞いていましたが肉の臭みを警戒し、 せっかくなら野菜と一緒にコトコト煮込んでじっくり料理にすることにしました。ジビエ臭で大量の食べ残しや部屋が動物園になるのを極力避けるため、初めて クックパットを検索し、ジビエのレシビで柔らかくするのと、臭みをとる方法を一番に検討しましたが、あまり詳しくないので拍子抜けです。結局、塩麹と赤ワ インを使ったシチューを作ってみることに。早速、他の食材や調味料を買い込みましたが軽く４日分の食費です。料理道具もまな板とお玉と菜箸と計量カップ等 を買って５日分です。早速料理を開始。まずは肉の解凍ですが、レシピには絶対にレンジで解凍してはいけないとのこと。肉がベチャベチャになって旨味が逃げ てしまうそうです。今まで冷凍した惣菜弁当がベチャベチャ、パサパサになっていたのは、レンジの解凍機能が肉や魚用に特化されているものと思っていました が、いったい今まで何のために解凍ボタンが存在してたのでしょうか。明らかに電機メーカーの傲慢と怠慢です。正しく解凍するには冷蔵庫の中か、氷水と流水 でゆっくり解かすらしいですが、この時期せいか、冷蔵庫に３、４時間入れても霜すら取れていません。氷もないので袋に入れて流水に漬け込むと、やはり表面 だけが溶けて中の成分が染み出していました。しかたなく、肉を切るとまだ中はカチコチで果物ナイフでは歯が立ちません。週末料理がついに日曜大工に変わっ てしまったのでした。料理は基本に忠実になることが一番の成功の秘訣ですが、他の食材で代用したり、つい何かを入れてみたくなったりといった誘惑は水槽に 通じるものがあります。程なく料理は完成しましたが、ホールトマトにブイヨンを加えると誰が作っても同じ味になることがわかりました。気になるジビエ肉は 塩麹の時間が短くだいぶ硬かったのですが、赤ワインの癖なのかジビエの臭みなのかよくわからなかったのが勝因だったようです。（完）

２０１８年１月２１日
『えび部屋・２』をご訪問いただきまして誠にありがとうございます。
女性はどうかわかりませんが、男には負けるとわかっていても避けて通れない「戦い」というものがあります。と言っても、「料理」の話ですが。先日、習い事 の宗家の宅に新年の挨拶に 行くという古参の先輩にくっついていったところ、帰りがけにお土産を頂きました。宗家ともなるとたくさんの入門者を通していろいろなものが手に入るもの で、土地の特産品はもちろん、趣味の工芸品やコレクションなどなど、そのコミュニティーの広さは一芸に秀でたものの特権です。もうほとんど貢物か年貢と いったところですが入門者の中に狩猟をする人がいるらしく、毎年、イノシシやシカの肉を一頭分送ってくるので、さすがに先生も食べきれず、ジビエ好きの古 参の先輩にお土産に持たせる予定だったものを、運良く？おこぼれに預かったのでした。イノシシかシカかわからないというソレはずっしり２kgはあろうかと いう肉 の塊で、とても一人では食べきることはできない分量です。今でこそ飽食グルメどもが一周回ってオシャレにしてしまったジビエですが、特有の臭みと肉 の硬さで家庭料理が厄介と聞く難物。しかも自分は自炊をほぼしません。缶詰の残り汁を処分するのにさえ右往左往している現状では致命的です。とはいえ先生 からの贈り物を断ることや、やっと引き取り手が見つかって安堵している相手の期待を裏切 ることは当然できません。もちろん後でジビエ先輩に進呈することもできましたが、ただそれ以上に滋養にいいと聞くジビエの効能や、クセのあるジビエを美味 しく調理してみたいという創作意欲の方が勝ったのでした。家に帰って塩もない状況にとんでもない爆弾を持ち帰ったような気分を振り払い、ひとまず肉を冷凍 しておいて、ジビエの料理方法をじっくり検討することにしたのでした。
（つづく）。

２０１８年１月９日
『えび部屋・２』をご訪問いただきまして、明けましておめでとうございます。
毎年、年賀状を書き上げるペースが落ちてきて、今年は３１日になんとか出せました。ベトナムにいた頃は年賀状が出せず、それまでの交流が絶たれたことも あったので、帰国してからは丁寧に年賀状を書いていますが、やっぱりオール手書きは無理があるので、数年前から干支のイラストはトレーシングペーパーと カーボン紙を使って写していますが、それでも色を塗ったりと手間がかかります。幸い出す枚数がしれているので年末を潰してなんとか滑り込み、一仕事終えて 悦に浸っていましたが、年明けにパソコンとプリンターで作ったコスパの高い相手の年賀状に、ふと我に返って、あまりに原始的な自分のやり方に、自分は一体 何をしているんだろうと愕然としてしまいました。次回からは近代化しようと心に誓うのでした。

２０１７年１２月２８日
『えび部屋・２』をご訪問いただきまして誠にありがとうございます。
師走らしい慌ただしさで時間が流れさり、もはや２０１７年もあと数日を残すばかり。今年を惜しむことも振り返ることもさせてくれません。何かやり残した感が無性にするのは気のせいでしょうか。
年末年始にいつも思うことですが、今年こそは毎日、毎週、毎月のルーチン作業の時間割を書こうと目標を立てますが、なかなか実行できません。生来スボラな タチでギリギリまで期限が迫らないと、ことを起こさないタイプですが、今年は引越しを通して、少しはマメになれたような気がします。掃除、洗濯、食器洗 い、ゴミ出しなど、それもこれも綺麗な部屋に移ったせいで、これを少しでも維持しようと思ったわけで、悪いものをとても良いものに変えるのは大変ですが、 とても良いものを良いままにするのは、最初からはずみがつくので続けやすいと思いました。カタチから入ったり、いっそ新しい環境へリセットすることも大切 なのかもしれません。
一年間ありがとうございました。それでは皆さん、良いお年を。

２０１７年１２月１７日
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ついに部屋の温度が１０度まで下がり、窓ガラスに片っ端から断熱シートを貼り付け、小さい電気ストーブに火傷するほどお尻を近づけ、ドテラに身を縮めて夜を過 ごしているのに、今月の電気代の請求が先々月の２倍を超えていたのには唖然としていましました。ふと水槽をのぞくと水温は２５度。・・・全てが釈然と しません。
釈然としないことがもう一つ。年の瀬のこの時期の「卓上カレンダーが手に入らない件」です。１０月も後半になってくると店頭に来年のカレンダーが並び、 「おっ、もうそんな時期か」と漏らしたりしますが、来年にはまだ早すぎて手に取るのもハズかしく、「まあこれから貰う機会もあるしスルーしとく か」となります。会社は色々な業者との付き合いがあるので、毎年１１月もすぎるとカレンダーや手帳が送られてきてダンボール箱に山積みになりご自由にどうぞということにな ります。中でも卓上カレンダーは毎回争奪戦です。少ないと不便、多すぎると邪魔なのがカレンダーの性というやつで、カレンダーの配給も景気に左右され毎年 差が激しいの で、選り好みをしていると同僚に先を越され、１２月の今頃になってカレンダーを自腹で買うことになります。ところが、１０月、１１月にホームセンターや１００円ショップの特設コーナー にあれほど並んでいた色とりどりのカレンダーが、１２月をすぎると一斉に姿を消してしまいます。手帳や日記帳があれほど余っているのにカレンダーだけが売り切れということ も考えにくく、一体カレンダー協会にどんな陰謀があるのでしょうか。カレンダーのありがたみを実感させるためでしょうか。仕方なく本屋や文具店などを探し回りやっと見つけても、どんなにシンプルな卓上カレンダーでも６００円 はくだりません。たかだか１２枚のマス目の厚紙が、６０頁のＡ４ノートの６倍という事実。しかもめくるヒンジの金具はすぐ壊れるし。ちょっとしたものが手に入らない時のストレスの高さをあらためて実感するのでした。

２０１７年１２月１３日
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ついに今年も残り１ヶ月をきってしまいました。毎年、年の瀬になると焦燥感がつのるばかりです。一体いつになったら歳をとる楽しさがわかるようになるのでしょう。
引越しして２ヶ月が過ぎましたが、未だ手紙が旧住所から転送されてきます。住所が変わると煩わしいのが、いろいろなサービスの住所変更届けで、特に銀行や クレジットカード会社とか、お金に関するものはほっとくわけにもいかないので、ネットから一つ一つログインして登録変更をしますが、たまにしか利用しない のでＩＤやらパスワードがわからず毎回一苦労です。最近は巧妙なニセ画面でＩＤやパスワードを誘導されて盗まれるというので、セキュリティー強化のため年 々ログイン方法が複雑になっており、とてもじゃないですが覚えられません。こうして毎回”パスワードを忘れた方へ”のお世話になっていますが、それなら いっそ毎回”パスワードを忘れた方へ”をログイン方法にすればいいんじゃないのかと思います。定期的にパスワードの変更を催促してくるところは、少しは十 数個もパスワードを管理しているこちらの身にもなってほしいです。そんなことを思っていると最近のCMで絶対忘れないパスワード”顔認証”が実用化されま したね。どんなに変装したり、顔写真でなりすましても見破れるのだそうで最強のパスワードなんだとか。これが普及すればログインに悩んで１週間を費やすこ とが減りそうです。ただ、定期的なパスワード変更を催促されなければいいのですが。

２０１７年１１月２１日
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この間までは、肌寒くてうっかり風邪を引いてしまいそうとか言っていたのが、今はもうガチ寒くてうっかり凍死してしまいそうです。慌てて寮で使っていた電 気ヒーターを引っ張り出してきたのですが、風通しの良いリビングキッチンでは、「焼け石に水」ならぬ、「雪原に焼け石」と言ったところです。気温１３度で はくつろいでテレビを見ることもできず、ついにリビンクを放棄して、冷暖房エアコンの完備されている隣の寝室に避難してきました。こちらだとパソコンはで きても、テレビを見ることができないので個人的にはイタイですが、これでパソコンに向き合える機会も増えて「えび部屋」的には良いことなのかもしれませ ん。

２０１７年１１月１４日
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夜ごと寒さがこたえる季節になってまいりました。この時期、ちょっ とおっくうなのがお風呂です。湯に浸かっている時は天国でも、湯船からあがって体を洗っ ているとスグに体が凍えてしまい、一体何の修行をしているのか煩わしいこと、この上なしです。最近のお風呂場は心臓麻痺予防のため温風が出て冬でも快適に 過ごせますが、築２３年の賃貸だと、さすがにそこ までの機能は備わっていません。特に寒さに拍車をかけているのは風呂場の換気扇で、カビの防止のためか、ものすごい風量で吸い出しているので、風呂場は吹 きさらしで、風呂場どころか廊下を通して部屋中の風を換気しまくっています。おかげで一晩でお風呂場はカラカラですが、その分、キッチンの換気扇から外の 冷たい空気が逆流してきて、うっかり風邪をひいてしまいそうです。ずっと寮の共同浴場ばかり使っていたので、毎晩自分でお風呂を沸かすことができるのか心 配でしたが、今時はいちいち沸かす操作は必要はなく、蛇口の１ヒネリで完了が常識となっているのにあらためて気づかされました。ガス代と蛇口の閉め忘れ以 外の心配がないので幸い毎晩お風呂に入れています。そして一人風呂ならではの新しいお楽しみといえばバスクリン。共同風呂では決して入れることができな かった入浴剤を存分に取っ替え引っ替え試すことができます。それでも１０分ほど浸かったら直ぐに風呂桶の栓を抜いてしまうのでなんとももったいない気分な のでした。

２０１７年１１月１日
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引越しして１ヶ月を過ぎました。その間、３週ほど土日は雨が続き、秋晴れのキンモクセイの存在感について紹介することもないまま、薄暗い肌寒さと湯冷 めに耐 える日々です。残暑を心配して持ってきた壁掛けクーラーも面倒で今では部屋の片隅でモアイ像となっています。入居当初は６畳と５畳の２部屋に増えたとはいえ、前の８畳に対して手狭になったかなと心配していましたが、とりあえず引越しの荷物を全て５畳の 部屋に押し込んで、６畳に必要なものだけ出して生活空間にしていますが、元来必要なものが少ないのか布団しか置くものがなく予想以上に広いです。それという のも、小さいダイニングキッチンにテレビや棚を置いてしまったからで、こうしてみると一人暮らしには広すぎる部屋なのかもしれません。
入居した時に、新しく買おうと思っていたモノが４つありますが、そのうちの２つがカーテンとキッチンテーブルです。カーテンは、３つの窓から部屋が丸見え なので当たり前といえば当たり前ですが直ぐに買いに行きました。 カーテンにも色やデザイン意外に遮光、遮像、遮熱、採光、通気、防音とたくさんの機能オプションがあって、なかなか即決させてくれません。慎重にサイズを 測って、カーテンレールのランナーの数のフックを大量に買ってきて、さて部屋でカーテンを広げたら最初からフックがついているのでした。キッチンテーブル は、今まで畳生活で、食事、テレビ、パソコン、読み書きの全てが”あぐら”メインのため、長時間は腰 が疲れて集中できず、ついゴロ寝からのマジ寝、そして翌朝。この悪循環に、次第にイス生活の憧れがつのってきていたので、たとえ将来邪魔になっても小さな テーブルとイスだけは置こうと決めていました。引越しでダメだし中の経済状況で、通販で悩むこと数週間、６０cmほどの小さなテーブルセットは、イスの クッションもしっとり柔らかく気に入っています。こうやって部屋を自分なりに思い描いて変えていくのは、面倒くさくも楽しい作業です。

２０１７年１０月１５日
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今回の引越しに際し、かなりのお金がふっ飛んでいきました。その中でも高い買い物といえば洗濯機でしたが、そのくせ、この洗濯機とは相性が悪いというか、 引越しを含めた新生活に唯一何かと問題を残したのでした。今までは洗濯といえば、学生の頃から、共同の洗濯機と乾燥機を使っていたのですが、こういう賃貸 ではエアコンの据付はあっても、洗濯機のある物件はほぼなくて、防水パンだけ置いてあり、後はご自由にとなっているので、部屋が決まってからすぐに洗濯機 の選定を始めました。洗濯を考えた時、濯物を干す手間、取り込む手間、場 所や時間を考えたら、ここはケチらず乾燥機能のついたドラム式洗濯機にすることにして、早速、家電量販店に行って見ると、あれっ洗濯機ってこんな高いの？ と驚かされました。それでも、うまいこと処分セールにのっかった有名メーカーにすることにして、さて防水パンに納まるかどうか。まだ、部屋の鍵をもらう前 で寸法が分からないので、不動産屋さんに無理にお願いして測ってもらい、購入の際、家電量販店からは、搬入の時もし置けなければ持ち帰り、その費用は負担 してもらうとの意味深な警告が。実際に、引越し前に鍵をもらって、据付してもらったところ、防水パンの上にある洗濯機用の蛇口が邪魔でギリギリ入りませ ん。後日、蛇口配管の工事や防水パンの拡張をするにしても、８０Kgもある洗濯機を一人ではどうすることもできず頭がまっ白に。なんとか足カセで洗濯機を 傾かせてもらい、１ミリの隙間をつくってなんとか納まりましたが、１ミリ程度だと洗濯の揺れで蛇口にぶつかり、音がうるさい、配管が破損し水漏れの心配が 残りました。そこで１００円ショップで小さいツッパリ棒で振動を吸収し揺れを減らしました。次に使い方ですが、ドラム式は初めてなので取説片手に操作しま したが勝手がわからず、最初は以外とドラムの中で音がするなと思っていたら洗濯物の中にマジックが紛れ込んでいて洗濯物やドラムにべったりとインクの痕 が。次はティッシュが紛れ込んでいてドラムが紙グズだらけに、次はうまくできたと思ったら、洗剤の香りがしないので、洗剤の量を見直したりと、全自動のは ずなのに、なかなかうまくいってくれません。それでもドラム式洗濯機で回転する洗濯物をつい何時間も見入ってしまう女子の気持ちは強く共感できたのでし た。

２０１７年１０月３日
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・・・・・引っ越し完了しました。疲れました。・・・・
２日間ほぼ徹夜で、５年分のホコリをかぶり、引っ越し業者が帰ったあと、その場にバッタリ。まだ旧部屋の後片付けや役所への転出届けが残っているので、 マッタリすることもできずランニングハイのようなが状態で、秋の爽やかな日差しの中でまどろんでいると、何かデジャブを感じましたが、ちょうど２年前の秋 田の引っ越しの後と全く同じ状態なのに気づいたのでした。いくら寮から車で１０分とかからない距離でも、やっぱり魚が一緒だと、段取り含め５倍は面倒で す。今回の部屋探しは学生以来ですが、考えてみると、なんの斡旋もなく１から一人で探すのは、ほぼ初めての経験。不動産屋選びから手間取るかなと思いまし たが、案外すんなり１日で最終候補まで絞り込めました。ネットで事前に調べまくった希望の物件をぶつけたのが良かったようです。結局残ったのは、不動産屋 さんが紹介してくれた、前を小川が流れている明るくお風呂の綺麗な超リーズナブルな物件にするか、屋根付き駐車場の超利便性のいい物件にするか悩みました が、決め手は水槽をおける１畳の板の間がある後者でした。普通の人では「何？このデットスペース」と敬遠されるところですが、おかげで魚と人の生活がお互 い干渉されることなく、広い部屋を存分に使えるのでとても満足しています。新しく始まった新生活。これからも少しづつ紹介していきたいと思います。

２０１７年９月１８日
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気がつけばすっかり涼しくなってしまいました。昼間、街路樹で騒音をばらまいていたセミ達も、今は山に籠城したツクツクボウシが悔しそうに鳴くばかり。そ の代わりに夜は秋の虫たちが、こちらは騒音というより超音波を発してきて、寮の両側の土手から一斉にハサミ撃たれると、三半規管を狂わされてクラクラします。セミよりもタチが悪いかもしれません。
・・・突然ですが、引っ越しします。
寮に滞在できるのが５年間という縛りがあるため、この９月いっぱいで退寮になり、近くのアパートを借りることになりました。まあ、そのうちの３年は秋田に いたので、実質２年の間でしたが、最近はコンプライアンスとやらがセミ以上にやかましくなったため、秋田のように行き場がないからと、ちょっと余分に払っ てソンタクしてもらうことはできなくなったようです。そんな会社側の塩対応に寮への執着もないですが、いつでも入れる大浴場がなくなるのはちょっと残念。 あと、またあの苦痛の荷物作りと魚の引っ越しをしなければと思うと憂鬱です。それにしても、あのベトナムからもう５年も経ったんですね。長いような短い ような、そんな秋空にも似た気分です。

２０１７年８月３１日
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スマホを更新しました。前のスマホは使い慣れたモノでしたがバッテリーの膨れが再発し、その膨れが液晶画面を徐々に押し上げて、本体との間に軽い裂け目が できま した。最初は画面左側中央のほんの一部で、さして気になりませんでしたが７月を過ぎる頃には、裂け目が亀裂になり、亀裂が隙間になり、さらに隙間が 左上に広がり、８月に入った頃には隙間は上側をまわって右上にまで達しました。もはや液晶は下半分でくっ付いているだけで、上の隙間からは光が差し込んで 液晶がぼやけたり、中の部品が見えるほどで、ひここまでバッテリーが膨らむと画面が外れる心配より、バッテリーが破裂するんじゃ ないかとポケットに入れるのが怖くなってきます。特にこの季節、汗ばんだ胸ポケットは狼の群れに羊（スマホ）を放すようなもの。ということで、この秋の新 作を諦めて、おトクな機種交換キャンベーンに便乗することにしました。が、慣れない機種交換手続きを前に、気がつけば片時もスマホを手放せないスマホ中毒 状態都なっており、何よりもスマホの中の情報が消えてしまうと、仕事にもプライベートにも大きな打撃で、それを考えると乗り換え設定も慎重にも慎重に。し かし、携帯会社側の切り替え設定にもタイムリミットがあって、何度もネットで手順を確認して、新しいスマホにデータ転送を開始しました。が、そこは引きの 悪さというか、宿命というか、自分あるあるというか・・・、”ＯＳエラー”、”転送エラー”、駄目押しで”意味不明のエラー”が発生。機械に”意味不明の エラー”と言われると、突き放されたみたいで孤独感が増します。ネットで対処方法を読み漁りますが、うまくいかず、１日経過して時間切れ、通信のできない ２台のスマホっぽい箱が出来上がりました。その後、携帯会社に泣きついて、スマホメーカーを巻き込んで、すったもんだしたことはいうまでもありません。

２０１７年８月２３日
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１ヶ月ほど前は猛暑とか水不足とか騒がれていましたが、今となっては冷夏とかぜっんぜん晴れないとかモメてますね。ま、東京の話で、静岡は毎日がっつり ムシ暑いですけど。それでも不思議と熱帯夜はなく、夜はそこそこ快適なんですが、秋田と違って、虫を警戒して窓を開けないので自分にはあまり関係ありません。ムシが嫌で部屋 がムシムシするという皮肉・・・。
皮肉といえば、子供の頃からコーヒー好きを公言しておりますが、いつか自分にとってナンバーワンのコーヒーを探して未だにコ レというものに出会えません。単にコーヒー豆の銘柄だけではなく、その店その店で出しているブレンドなども対象にしていますが一口飲んでコレだ！と思うこ とはほとんどありません。皮肉にも、自分にとって美味しいコーヒーと は、気がついたら飲み干してしまっていたというぐらい、体に抵抗のないもののようです。なのでせっかくナンバーワンコーヒーに出会っていても飲んだこ とすら気づかないでいる可能性が大です。と、それはオーバーとしても、コーヒーの味の違いをなかなか記憶に留めてお くことができません。キリマンジャロとかグァテマラとか飲んでも、数日経つと結局コーヒー味としか頭に残らず方向性が定まらないのでした。それが、ここに きてつい にコレだ！！と思えるコーヒーに出会いました。遠出した先で何気なく立ち寄ったレストランで、食事と一緒に頼んだ独特な味わいのコーヒー。半分ぐらい飲ん だと ころで舌より先に体が美味いと反応していることに気がつきました。帰った後しばらくして、その味が忘れられず、調べてみるとトアルコトラジャという日本と も関わり深いインドネシア産の高級豆だそうで、専門店でしか扱っていないらしく、通販でインスタントを取り寄せて飲んでみると、少しパンチが劣るけど、確 かにあの時 の感動が蘇り嬉しくなって、早速、近くの専門店に足を運ぶようになりました。しかし、過去の記憶とは恐ろしいもので、あの時はもっと美味しかったとか、 もっとコク があったとかこだわるあまり、ついにミルを買ってきて自分で豆から挽くようになりましたが、何故か飲む度にどんどん味が薄れて感動が味わえなくなりまし た。ナンバーワンコーヒーの道はまだ険しいようです。

２０１７年７月２６日
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声に出すと一気に体力を奪われ、更新が遅れるのであえて言いませんが、も〜○い、○すぎです。
６月の後半ぐらいまでは、ようやく全部半袖に切り替えを完了して、そーいえば、セミが鳴いてないなーぐらいしか感じませんでしたが、それが７月からいきな り、水温が29.9℃に仰天してからは、クーラーは２４時間営業です。日中のムシっとする熱気にはＴシャツですら汗ですぐにベトベトになりますが、ふと、 タグを見たら”ヒートテック”と書いてありました。皆様も、衣替えは下着も忘れずに変えましょう。

２０１7年５月２８日
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この冬は風邪らしい風邪を引くこともなく順調でしたが、ここにきて急に風邪をこじらせていまいました。普段、なんとなく頭がぼーっとしたり、体の芯で寒気 を感じたりといった風邪のサインには、すかさず薬を飲んでいます。こういった数々のピンチを幾度も救ってくれた、自分にとっての唯一の相棒と呼べるのがパ ブロン（顆粒）ですが、今回はこの風邪のサインを感じる間も無くいきなり風邪を引いてしまいました。こうなるとパブロンでは完治させることは難しく、ズル ズルと何週間も長引いてしまいます。そこで、最近は比較的相性のいいルキノンを使っていますが、それでも完治は大変です。どうせズルズル治らないなら薬が もったいないから飲んでやらん、と我慢していたら、水換えの途中で具合が悪くなり、なんとか薬で立ち直って、丸一日がかりでやっと交換したのでした。風邪 薬と同じもので、風邪を引いてしまったら、みかんを食えとか、ビタミンCを大量に取れとか、風邪に効く食材やら栄養素などがありますが、こいういいのも効 いた試しがありません。どうせ食欲がお茶漬け程度なので、普段食わない食材でも買ってみようと、疲れた体の本能のおもむくままにカゴに入れると、体調はと もかく、気分がすっきりするのでした。

２０１7年５月２３日
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外に行く時はコンタクトレンズを しています。先日、仕事から帰ってきて、今日こそは更新ガンバロウと息巻いていたところ、春眠よろしくそのまま居眠りをしてしまい、ソフトレンズがゴロつ くの で居眠りを中断し、寝ぼけたままコンタクトを外そうとしたところ、一緒に白目を触ってしまって、目に痛みがはしりました。それだけで済めば良かったのです が、指には、今、外したはずのコンタクトがありません。あれ、下に落としたかとカスむ目で探しましたが見つかりません。一度落ち着いてメガネをつけて、足 元やごみ箱の中、体の周りを何度も探しましたが、どこにも見つかりませんでした。普段から最新の注意をしていますが、段階的に流れた可能性を考えてシンク の排水口もイヤイヤ探しましたがありません。このままにしておくとコンタクトがどこかでカラカラに干からびてしまいますが、もうヤケクソであきらめて、翌 日、会社が終わってから眼科に行く覚悟を決めました。白目を触ったせいで目もゴロゴロしています。翌日、メガネで行こうか悩みましたが、３ヶ月前、新調す る前の古いコンタクトを思い出して、試しにつけてみるとすんなり目に馴染んでいい感じでした。これなら無理せず休日に眼科にいけそうです。そのくせ、１日 中、なぜか目の上がゴロツクので、あれ、ひょっとしてと思って仕事から帰り、洗面器で目を洗って鏡を見ながら、まぶだを裏返してみると、コンタクトがもう 一つコロンと出てきました。寝ぼけて白目に触った反動で目の上に折り重なって入ってしまったようです。今までコンタクトをしたまま寝てしまい、レンズがズ レることはよくありましたが、目の上に隠れてしまうことはありませんでした。滅多に起こらないことを奇跡というのなら、これも奇跡なのかもしれません。

２０１7年５月１５日
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ゴールデンウィークはいかがだったでしょうか。今年は９日間に及ぶ夢の休日も過ぎてしまえばあっちゅうまでしたね。
自 分はこれを機に２０年ぶりに九州の田舎（祖父の家）へ行きました。これまでは東北や海外にいて混雑する長期連休は足が遠かったのが、今回は まるで何かに導かれる ようにトントン拍子に訪問が決まりました。正直、田舎がどこにあるかもよくわかっていなかったのですが、２０年ぶりの田舎は土地も家も人も変わっているところ、変わってないところが入り混じっていて、懐かしいよう な、ないような不思議な感覚でした。そんなご無沙汰していたのを、昔と変わらず迎えてもらえて、血縁という力に素直に感謝したのでした。今回の訪問では 特にルーツにふれる機会が多かったように思います。先祖とか家紋とか信仰とか、昔は右から左に聞き流していたのが、歳をとった今となれば、自然と興味が湧 いてくるのが不思議です。ルーツといえば先祖に限らず、物事の起源なども該 当すると思いますが、スポーツや音楽、学問や芸術など、はじめはただ夢中でボールを投げたり蹴ったり、弦や鍵盤を弾いて巧さや美しさを追求していたもの が、ある程度、上達し自分の地位が確立すると、今度はそれらの起源や歴史を知りたがるようなものでしょうか。中にはそれをまとめてわざわざ自費出版ま でする人もいます。知識欲？自尊心？社会貢献？自分が今までやってきたことに何の価値があったのかを確かめる行動なのかもし れません。さて、自分のご先祖のルーツは家系図などはもちろんなく、墓石に江戸時代中期頃まで名前が刻まれているようで。それでも代々の当主の名前だけでそれ以外の血筋は 一切知れません。わかるのは曾祖父の代ぐらいで、それも２代ほど降ると、他所の家系が入り乱れて、もうボンヤリしています。当時は戸籍の未発達や戦 争の壁が あったのでしょうが、現代でも個人情報の壁があるようで油断ができないようです。なんとなく血縁も地面に降り積もる枯葉のごとく、徐々に風化して同じ土になってしまうサダ メなのかもしれません。

２０１７年５月２日
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静岡の長雨は、車のボディー一面にびっ ちり桜のプリントを施して、まぁこれも風流かなと放置していると、今度は乾いて鱗みたいにめくれあがり、失敗した焼き魚みたいにしてくれました。これが、 ちょっとやそっとの流水では花びらが変質して取れないので本格的に車を洗おうかと思うのですが、この時期、空中にチリが舞っているらしく、一雨ごとに白い ボディーに黒スジを入れていくので、もうちょっとチリが落ち着くまで待とうかなと思っているこの頃です。
去年のオリンピックからこっち、「日本人初の快挙」という言葉が頻発しているように思います。水泳、卓球、バトミントン、陸上、フィギュア、ゴルフ、 You Tube、チアダンetc...、主にスポーツ系で若い人達の活躍がイチヂルしいわけで、そうかと思えば会社の新人さんの中にもおとなしい顔をして、実は 学生時代に全国大会にいったとか、日本代表に選ばれていたとか、居酒屋ですごい経歴をサラッと聞かされて、その謙虚さにショックを受けることが多いです。 若かった頃、自分達の同世代の選手に向けれれた「おべっか快挙」とは完全に一線を画しています。ちょっと前は自分より若い世代といえば、ユトリではないに しろ、自主性がなく、厳しくするとやる気を失い、答えを出してやらないと何も動けないという印象で、部活や小さなコミュニティにわかりやすい封建制度がま だ残っていた自分達の世代に比べて、精神の弱さとそこから来る肉体の弱さに、日本の将来までおせっかいを焼いていたものでしたが、さらに進んだ今の世代で は全く立場が逆転してしまったようです。特に今の選手達のメンタルの強さ、ねばりづよさには完敗でどうやって身につけるのか不思議なくらいです。そう思う と、上からの一方的な圧力やズレた説教にガマンをしながら、イヤイヤしていた自分達の方が、ストレスに対する抵抗力がついただけで、勝利を掴むのに必要な 本当のメンタリティーには全く役に立ってはいなかったのではと思われるのでした。自分達が失敗し試行錯誤しながら何度も立ち向かった壁の限界を軽々と超え ていく今の人達が、羨ましくもあり、自分もこのままではイカンと思うのでした。

２０１７年４月１０日
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昨年は４月を待つことなく１週間でサクッと散った桜が、今年は今がちょうど満開ぐらいで、なんなら今日も薄曇りで少し肌寒く、春を実感するには今一つピン とこない今日この頃です。そのため、春眠はまだまだ先なはずですが、久々に電話で叩き起こされました。飛び起きて時計を見ると１０時を指しています。瞬時 に別の時計にセカンドオピニオンして、・・・しまった、やってもうた。きっと上司からの電話だろうが、さすがにこれは言い訳できないな。と、相手の怒りを 少しでも鎮めようと、寝ボケ た頭を脳をフル稼働させていると、次第に頭の中の霧が晴れてきて、ああ、まだ夜の１０時で、さっき夕食の後にテレビを見ながら寝オチしていたことに気づい てホッとしたのでした。時間の感覚を失うほど熟睡していたんでしょうが、ある意味、これほど体に悪い目覚めはありません。いつか目を覚ました度に、本当に 自分が今いる時代、場所が思い出せなかったらと思うとオチオチうたた寝することもできないのでした。

２０１７年３月３１日
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意に反してパソコンをバージョンアップしました。「えび部屋」の編集用パソコンとは別に、元々はインターネットができて、デジカメの写真を撮りためて、お 気に入りの音楽をスマホに移すだけのために買ったパソコンでしたが、そんな慎ましい欲求も現代社会は許してはくれません。サクサク動いた当時のパソコン も、次第にインターネットは開かなくなり、ついにスマホと繋がらなくなりました。特に重たいソフトをインストールした訳でも、周辺機器を強化した訳でもな いのに、今まで普通にできていたことが、時の経過とともにできなくなってしまうって、どうなんでしょうか。しばらくはスマホで代行してきましたが、さすが に耐えきれなくなってきて、ついに重い腰を上げてエラーメッセージをもとに調べることにしました。やはりＯＳが古くなっていて、最近のネットやスマホ環境 に適合しなくなっていました。ここまでは想定内でしたが、すでに最新のＯＳはこのパソコンでは対象外とのこと。まだ１０年も経っていないのに骨董品扱い。 なんとかギリギリ準最新のＯＳには適合できるそうですが、まずメモリーを目一杯増設しないといけません。骨董品用メモリーの調査→購入先検索→メモリー購 入→骨董品解体道具購入→・・・再購入→メモリー挿入→ＯＳダウンロードと、エラく時間と思考とお金を消費してしまいました。こんなことをしたくなかった ので、当時最新のパソコンにしたのに、、なんでこんなに頻繁にＯＳを変更するのか納得できません。聞けば、ウィルスやセキュリティーの強化のためとか、 もっと便利に使いやすくするためとか説明していますが、最近のは操作性がスタイリッシュを通り越して、シュールすぎて使いにくくて仕方ありません。どうも クラウドとやらが世に出始めてから訳が分からなくなってきたように思いますが、やっぱり昭和の人間の感性なんでしょうか。なんとか準最新のＯＳになってイ ンターネットもスマホもサクサクつながるようになったのですが、今度はカメラがＯＳに適合できずに、有線接続になってしまい、しかも、それまで使っていた カメラ用の画像編集ソフトも立ち上がらなくなってしまいました。おまけに、文字入力の予測変換方式が変わっていて打ち込みづらいったらありません。ＯＳに 翻弄されているのか、時代に翻弄されているのか・・・やりきれなさをただ”よまいごと”にぶつけるしかないのでした。

２０１７年２月２１日
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早くも春の訪れをつげる春一番が各地で報告されています。降る雨も温んでいて、時々寒波がくるもののどうしても季節は春に傾こうとしているのが感じられますね。時勢と同じものをふと感じます。
このあいだ、スマホをうっかり無くしてしまいました。朝、鞄にいれたと思ったのですが、仕事場で気づいたら見当たりませんでした。更衣室のロッカーに置い てきた→車に置いてきた→家に忘れてきた、あれ、どこにも無いとなって、夜になって大慌て。着信音を鳴らして探そうにも肝心の電話がなくなっているので部 屋で鳴らすこともできず。こんな時、スマホの位置を調べる機能があるのですが、パスワードが悪いのか、犯人が情報操作してしまったのか、むなしいエラー表 示ばかり。個人情報の流出という怖さはもちろんですが、身近なものがなくなってしまうことの恐怖、抵抗感といったものをまざまざと思い知らされたのでし た。そして、こんな面倒くさい問題が発生したとき、身近に甘えることができる仲間がいないことも。まあ、これは今に始まったことではないので、部屋をひっ かき回し、なんとか自力で対処方法を探し出し、そして夜中に電話会社に携帯捜索サービスを依頼するために、寒波の中、公衆電話を探しました。オアシスのよ うな光のともる公衆電話から一縷の望みをかけて自動案内サービスのボタンをおしていくと、「最後に携帯購入時に登録したパスワードを入力してくださ い。」・・・知るかっー！！　銀行、インターネット、通販といろいろなサービスがあって、その度に長い桁のパスワードを定期的に変更させられて、困るのは 犯人だけではないということを、サービスをする側ももっと真剣に考えてほしいと思うのは自分だけでしょうか。でたらめの暗証番号で雲の糸がぷっつりと切れ たところで、係の人とつながり、「それでは、お名前と生年月日を教えてください。」それでいいなら、パスワード聞くなやという気持ちを抑えて、スマホの ざっくりした位置を教えてもらうと、ほぼ会社でした。深夜会社に飛び込んで、守衛に事務所の鍵を借りにいくと、守衛さんから一言「ひょっとして、携 帯？」。あれだけ朝から電話して返ってくる言葉かどうかはおいといて、落とし物として朝届けられたらしいです。無事見つかってようやく深いため息。稀にみ る長い一日でした。

２０１７年２月４日
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冬の乾燥は水槽の水を蒸発させ、ちょっと油断すると１Lぐらい水面が下がってしまう厄介な問題ですが、もう一つ最近の困りごとは足のササクレです。踵なん かの白いひび割れが浮いているのはまだいいとして、問題は親指の腹の部分だけが刺のように逆立ち、ことあるごとに靴下や布団のシーツに引っかかることで す。この逆立ちは皮膚の奥の神経まで達したササクレで、引っかかるごとに激痛がはしるので、ここ数年は絆創膏をはってしのいでいましたが、場所が場所だけ に付け心地が悪くすぐに剥がれるはので、ついに耐えきれずに保湿クリームを買ってお肌ケアをすることにしました。もう一つ、肌に関することでいうと、エコ バックを使うようになって、弁当や総菜など汁気のあるもので汚れるのが嫌なので、レジの後ろで薄いビニール袋に小分けするのですが、薄いビニールがピッタ リくっ付いてツルツル指先が滑って袋を広げられません。親切な店なら指先を湿らせるスポンジが置いてあるのですが、テーブルふきの汚れた布巾しかなかった り、何もないところもしばしばです。常々より指を舌でなめて新聞や紙をめくらないことを密かなポリシーにしているだけに、何分もビニールと格闘することも 多々あります。おデブの汗っかきでもない限り当たり前だと思っていたのですが、テレビが云うには、それは老化の始まりだとのことで衝撃をうけました。若い うちの体や能力の多少の欠陥は個性だとしていたのが、最近では相応の年齢になったことで、それらの全ての原因が老化になってしまうのは、寂しい気分です。 今時の若い中性男子ではないですが、最近は肌ケア用品とかコラーゲンやヒアルロンだとか、女性が持っているものが増えかえって女子化しているようです。

２０１７年１月４日
『えび部屋・２』をご訪問いただきまして誠にありがとうございます。
新年おめでとうございます。
なんでも年賀の挨拶では「新年、明けまして・・・」はマナー違反なんだそうで、しかも句読点は縁起が悪いのでつけてはいけないのだとか・・・・。それにし ても、止まない雨はない、朝がこない夜はないのと同様に、明けない年はないというのに、いったい何がそんなにおめでたいんだか。と、これは小うるさいマ ナーへのあてつけだったりしますが。昔は短い年末年始の休みで仕事が分断され、うざったいと思ったこともありますが、やはり、身の回りを整理・清掃して、 こざっぱりし、頭の中共々、年の変わり目に区切りを付けてリフレッシュすることは大切なことですね。そう思って、ずぼらな自分も最近では年末には部屋を大 掃除（実際は中掃除）してさっぱりしてから帰省し新年を迎えるようにしています。が、先日帰省から戻って部屋の冷蔵庫を開けると賞味期限のきれた去年の残 り物と対面してガックリしたのでした。
それでは、本年も『えび部屋」をなにとぞよろしくお願い申し上げます。

２０１６年１２月２９日
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今年も終わりに近づきましたね。思えば長い人生を過ごしてしまいました。最近、ふと思うことは時代の取り残され感です。別に引きこもっていた分けでも、世 情に無関心でもなく、特に自分自身は昔から何もかわっていないという自負がありますが、めまぐるしい今現在や若い世代にふとそんな違和感がよぎったりしま す。なんでだろうと不思議に思っていましたが、それはたぶん、今まで生きてきた人と、これから生きていく人の感覚の違いでしょうか。人は過去の経験や環境 で形成されるものだとすると、その時代から１つ年が離れるにつれて、いやがうえでも今と感覚がずれていくのかもしれません。私は長い時間をかけて培った経 験や価値観は決して「常識」ではないですが、他に誇れるモノ、全てに通ずるモノと思っていました。今だけを知る人より、過去から今までをしっている方が絶 対有利だと。なので例えば、若い力や将来性をやたらと有り難がったりする風潮や、昔流行ったものを名前や演出を変えただけで新しい流行として広めたり、昔 のその本来の意味や考えを無視して勝手なアレンジをすることに疑問を感じていました。それでも、今どきの若い人達が一見バカっぽく自由な発想で、違った角 度から新しい価値観や存在意義のようなものをつけて広めることで、意外に広まったり、次につながることが結構あることを感じました。悲しいことに、時代が 変わるとそれまで培ったモノが不必要になったり、無意味になったり、邪魔になったりすることがどうしてもあります。何が正しいか誰も分からない中で、過去 の経験でクサビをうっている私たち全員は、時代が目の前を通り過ぎるのを見送るしかないのかもしれません。それでも、アラサー、アラフォー、アラフィフと いった話題を今の中心に据えてくれたり、昔好きだった懐かしいアニメや番組、商品がリバイバルされるのも、まだ話題づくりの中心メンバーに同じ世代がいて くれるからで、それまで、もう少し時代と一緒に流れていくことができそうです。ちょっと固すぎるかな。
それでは皆様よいお年をお過ごしください。

２０１６年１２月２０日
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今年も押し迫ってまいりましたね。年の瀬となると、何故か決まって話題になる漢字能力検定協会の「今年の漢字」ですが、今年は「金」だそうです。リオ五輪 の「キン」メダルラッシュや、政治と「カネ」問題が話題になったのが選定の理由だそうですが、聞けば「金」は歴代で３回目の選出なんだとか。毎年、これだ けたくさんあった出来事を、たった漢字１字で表現しようという気概があるのなら、意地でも同じ漢字をつかわないでほしいと思うのは置いておいて、問題は 「金」というチョイス。今年の世相を反映しているようで、実は選出する側の闇を感じるのは、私だけでしょうか。この五輪の「金」は、結局、人々は「金」メ ダルしか注目していないことの現れに感じます。人生の全てをかけている選手が「金」にこだわるのはいいとして、今年解散するＳＭＡＰの曲で一番人気の「世 界に一つだけの花」が語る、ナンバーワンよりオンリーワンに人々は一番共感していながら、やっぱり金メダルを賞賛するっていうのはいかがなもんでしょう。 政治の方の「金」は、もう毎年のことで、政治資金にしろ、築地移転にしろ、東京五輪にしろ、当事者だけでなく、その周りで恩恵を受けたい一般の人々の損得 勘定が渦巻いていて、はっきりいって、この世は金が全てです。というミもフタもない現状が「金」に現れていると感じてしまうのでした。

２０１６年１２月１２日
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近所のスーパーのレジを出たところにモバイル・コーナーがあって、そこにはいつもペッパー君が立っています。それまでペッパー君といえば、モバイルショッ プで も家電量販店でも、電源を切られ、壊れた掃除機のように片隅にうなだれている姿ばかりでした。その不人気ぶりは納得のするところで、ペッパー君の空気を読 めない問いかけや、人目を気にしながら、めげずに精一杯のユーモアを込めた返しを、冷淡に突き放すペッパー君のツッコが原因だと思いますが、ここのペッパー君 はなんと１００％の稼働率なのでした。小さな子供連れで食料品を買いにくる親が多いので、買い物に退屈な子供達のちょうどいい 遊び相手になっているようで、より空気を読めない存在にペッパー君の対応がよくハマるのでしょう。子供 にも、親にも、モバイル店にもプラスになるペッパー君にとってまさに天職といっていい場所なのでした。その日は会社が終わって夕食を買おうと、そのスーパー に寄りま し た。もう夕食時刻なので、いまから食材を買う人もまばらで、子供連れ客もいませんでした。ちょうど他のレジが塞がっていたので、そのモ バイル・コーナーに一番近いレジで清算をすませ、ペッパー君の前で買った商品を買い物袋に詰め替えていると、しばらく無遠慮にこちらを監視し て「ぼくペッパーです、お話しませんか。」と話しかけてきます。無視していると、もう一度同じことを繰り返します。ちょっと気まずくなって、それでも周り の人目を気にして無視すると、「おーい、聞こえてます かー。」だんだんいたたまれなくなってきました。またペッパー君の同じ問い。なるほど２回繰り返すようになっているようです。もう大急ぎで袋詰めしていると、最後 のダメだし「なんで無視するんですかー。恥ずかしがらずにお話しましょうよ。」、ロボットに人見知りを見透かされたようで、なんだか情けない気分になりな がら、横を通り過ぎる時に、せいぜい睨みつけることしかできませんでした。

２０１６年１１月３０日
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あまり更新していないので、更新の方法をど忘れしてしまいました。これからは些細なことにもアップしようと固く心に誓うのでした・・・。
類は友を呼ぶといいますが、最近の巷は特にその傾向が強いようです。大統領はデモられるし、老人は車をボウソウさせるし、親は園児をマッサツするし、学校 や警察は事件をホウチするし、巨大地震はヒッキリないし、といった具合。しかしブレーキとアクセルを踏み間違えるのはまだしも、ご丁寧に小学生の列に突っ 込むのまで似ているとなると、これは、ある種の新手の伝染病なのかもしれません。中国の伝染病といえば壁の穴に挟まる幼児ですが、こちらは笑えるだけ幸せ す。この先、日本でインフルエンザより、もっと笑えない伝染病が広まらないかと勝手に心配になるのでした。

２０１６年１０月１０日
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秋田から魚達を担いで静岡に来て、もう１年が経ちました。それを思うと、それまで暑かった静岡も一年前のあのときに合わせるかのように、急に日が暮れる時 間が早くなり、肌寒くなったようです。今年は台風の当たり年だそうですが、ウチでは電化製品の故障の当たり年。大切な「えび部屋」 パソコンに続き、ついにこの間はビデオデッキがやられてしまいました。おかげで、お気に入りの映画とか、まだ見ていなかったドラマとか、予約し ていた番組が全部パーです。台風と電化製品の因果関係はこの際置いとくとして、壊れた電化製品を修理にだしているのですが、最近は昔に比べ、治るのがずい ぶん遅いような気がします。昔といっても１０年、２０年前の話で、半田ゴテやテスター片手に治していた時代はとっくに卒業し、工場の自動化が当たり前と なって何十年もたっているので、今とそう変わらないように思いますが、修理の受付をして何日待っても治るのかどうかの回答もありません。昔はもっと窓口も 多くて対応が早かったように思います。単に電化製品が昔より高度になって修理が難しくなっているというより、修理に対応するサービスに力を入れていないよ うに思えます。あくどいクレーマーが横行しスタッフが振り回されているということも考えられますが、コスト抑えるために自分で作ることを止め、海外に生産 を依託し、採算の合わない作業や部門をを徹底的に削減して効率を高めた結果、「修理なんて手間のかかることに人手をかけなくていいんじゃね。」ということ になっているんじゃないでしょうか。息もつけないほど次々に新製品を繰り出す、何故かそうじゃないと生き残れないような世の中になってしまい、中身もソフ トもどんどん新しいモノに置き換わり、「そんな１０年前の製品なんてもう知らねーよ、もっと新しいの買ったほうがメリット高いよ。」、それも道理で真っ向 から否定する気にはなりませんが、そうなると逆に、使う側よりも、作っている側の方が気の毒に感じられます。モノを作る喜びは、モノを大切にするからこそ で、そうじゃないと、ただの金儲け、机上のマネーゲームですね。３０年経っても不便を感じない電化製品、早くできないでしょうか。

２０１６年９月２４日
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「えび部屋」の引っ越しが珍しくすんなり完了し、余裕をカマしていたプログラム音痴の私でしたが、やはり、そうスンナリとはいかしてもらえず、無線LAN の膨れにつづいて、ついに最も恐れていたことが発生してしまいました。ここのところ溜め込んでいた日誌やら写真を編集してそろそろアップしようと、パソコ ンの電源をいれたところ、カラカラという音だけで一向に画面が立ち上がりません。何をやっても戻る気配なし・・・パソコンが壊れた可能性大です。
・・・・・・・・ついに「えび部屋史上」最も恐れていたことが発生してしまいました。水槽なら何度でも材料をかき集めて再開できる自信はあり、たとえ水槽 ができない環境でも何らかの形で「えび部屋」を続けることはできると思っていますが、今回はガチ深刻です。プログラム音痴であるからこそ、なるべく設定を いじらず、「えび部屋」編集用に古いパソコンとソフトを使い続け、いつＨＤＤが壊れるかと心配しながら、気づけば１６年超え。スマホやタブレット端末が出 現してしばらく経った今のご時世で、もはや時代から取り残され本体もＯＳも市場から一掃されている状況です。それでもＨＤＤは専門業者で交換が利くので、 新品のＨＤＤに、ＵＳＢに避難させていたデーターを戻せばなんとかなるとして、もっとも恐れていたのはサイト作成ソフトで、当時、定番だったこのソフトも 今は大手に買収されバカ高いプロ向けにバージョンアップされています。当然、データーの互換性はなし。悪いことに当時買ったマスターファイルが見当たら ず、古いＯＳ対応のソフトなんて売られているはずもなく、ＨＤＤ交換になると復活させることができません。データー＆ソフト消失の覚悟で業者に修理依頼す る前に、保険として、今使っている新しいパソコンに合うサイト作成ソフトを探しました。まずは、サーバーにアクセスし、アップされている「えび部屋」デー タを落としてくるのは必須項目です。しかし、プログラム音痴にとっては、いくら今風にアレンジされていても、使い慣れた前のソフトとニュアンスが違い、ど うにも使える気がしません。ゼロからつくるならまだしも、前からあるデーターをどうやってとりだすのか。設定入力ひとつとっても、サーバー名と記している ものもあれば、ホスト名と書いてあったり、サイト名だったり微妙にちがっていて混乱し、そこから一歩も進めなくなるのでした。そして試行錯誤の結果、つい にアップ用と編集用とソフトを別々に購入することで、なんとか、こうしてアップできるようになりました。最新のデーターは一からつくり直さなければいけま せんが、ちょっと一安心です。ご一報まで。
これからも「えび部屋」をどうぞよろしくお願いします。

２０１６年８月２０日
『えび部屋・２』をご訪問いただきまして誠にありがとうございます。
えび部屋のＵＲＬの移動が無事に完了し、あたらしいサーバーにも無事アクセスできるようになりました。普通 なら新しい設定に手間取るのに、パスワードの間違いだけで済んだのは、我ながら早い方でした。そうかと思えば、携帯型の無線ＬＡＮがパンパンに膨らんでき たので修理に出しました。中のバッテリーがモチのように少しづず膨らんでいたようです。あまり持ち歩かずにずっとコンセントにつないでいたので変化に気が つかず、あれ、こんなデザインだったけと１年放置していましたが、さすがにコネクタが差し込み難くなって、ようやく異常に気がつきました。パソコン、スマ ホに続いてこれで３回目です。最近のバッテリーはほんとよく膨らみます。無線ＬＡＮはプロバイダーと契約すると送られてくるやつで、普通 に使っていて悪くなったのだから、当然プロバイダーが無償で直してくれるだろうと思ったら、トラブルQ＆Ａに携帯会社に行けとあります。近くの携帯のサー ビス店を調べてもっていくと、メーカーに修理出すので３週間待ち、修理費はメーカーと相談してくれとのこと。つまり当初の契約は通 信のみで、無線ＬＡＮ本体はサービス品だから壊れても後は責任もたないということのようです。なんだか相手が３回入れ代わって、こっちももう気が削がれて しまい、無償で直してもらおうという気も起こらず、３週間の間の代替品を借りて感謝して帰ってきました。
それはさておき、１９９９年に始まった旧サービスはホームページの走りの時代で、それとほぼ同時に「えび部屋」もスタートしましたが、その後、より簡単に 皆がホームページを開設できるサービスが始まり、さらにブログが流行すると、そちらに重心をおいたサービスが立ち上がりと、どんどん旧サービスは時代遅れ になっていったようです。当時はＵＲＬの意味が良く分からず、自分の名前をつけてしまい後悔し、何度か変更しようと試みましたが、アクセスカウンターや掲 示板がリセットされるというので結局そのままに。そんな旧サービスに何となく長年暮らした古いアパートの愛着みたいなのを感じていましたが遂に取り壊しに なったのは残念な気がします。そして新たなアパートでは今回やっとＵＲＬを念願のebibeyaにすることができたのが感慨深いです。そんなちょっとは歴 史らしいものができた「えび部屋」ですが、これからもどうぞよろしくお願いします。

２０１６年７月２１日
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映画「ファインディング・ドリー」が公開になりましたね。前作から１３年もたっているとは、そしてその間に、一旦「えび部屋」を閉じ、ベトナムに渡り、秋 田を閉め、ベトナムから舞い戻り、秋田に派遣されて、ようやく静岡に腰を落ち着くまで経過していたとは、時の流れの早さをイヤでも感じずにはいられませ ん。前作のニモでは、カクレクマノミが大評判となって、海水魚が一気に一般 家庭にも浸透しました。マリンアクアリストとしては盛り上がるところで、一時は普通 のホームセンターでも扱われるようになりましたが、実際にはキャラクター人気にあやかった浅い商売で、すぐに海水魚のめんどうくささや難しさに挫折して、 いろいろあった海の水槽もやがて１つに、魚もついにはカクレクマノミだけになってしまい、最後にはニモの人形だけが店頭に並ぶようになる始末。流行に便乗 したところがつぶれるだけなら、まだよかったのですが、一般 客が海水魚専門店にもおしよせてニモを買い求めるもので、それに対応するために流通 を広げすぎてしまい、その後すぐに来たリーマンショックで、皆が一斉に海水魚から手を引くと、商品がダブつき、堅実に経営していた老舗も、あっというまに 倒産や縮小の憂き目をみたのでした。当時たくさんあった海水魚雑誌も廃刊してしまい、アクアリストにとってはニモは逆に鬼門といってもいいかもしれませ ん。ピクサー３０周年で力のはいっている「ファインディング・ドリー」。興行収入も順調のようですが、１３年前の再来にならないか心配なところです。と いっても、あの時以来、海水魚業界は冷え込んでいるので、少しぐらい伸びてくれればうれしいですが。

さて、ここでお知らせです。
前世紀から続けておりますこの「えび部屋」のホームページサービスが老朽化にともない閉鎖されることになりました。つきましては、「えび部屋」は９月までに新しいサービスに引っ越し、ＵＲＬが変更になります。当面 は移転通知機能が働くので、自動的に新しいＵＲＬにジャンプしてくれると思いますが、新ＵＲＬでは掲示板やアカウンターなど使えない機能があるそうで、いくらか模様替えがあるかもしれません。
皆様におきましては、お手数をおかけしますが、引き続き「えび部屋」を変わらずご愛顧のほど、よろしくお願いします。

２０１６年７月１８日
『えび部屋・２』をご訪問いただきまして誠にありがとうございます。
朝からシャワシャワとセミ時雨の大合唱がやかましいですが、こんな夏らしい朝を迎えるのはン十年ぶりな気がします。実際、秋田は寒いのか、海に近かったの か近所ではほとんどソロが多く、ベトナムは逆に暑すぎてセミも鳴きませんでした。そう思うと朝からカチンとくるこの状態も夏の風物詩として楽しめようとい うものです。
毎日暑い日がつづきますが、いかがお過ごしでしょうか。 先日、稽古で汗を流していたところに、咽が乾くからと持参したキンキンに凍らせたペットボトルを飲もうとしたら、氷が全然溶けてくれずに、後半、危うく熱 中症で倒れそうになりました。氷にはくれぐれも注意しましょう。

２０１６年７月７日
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まごまごしている間にすっかりに夏ですね。すでに５月あたりから秋田からもってきた窓がけクーラーを準備して万全の体制ではあったのですが、６月後半から 予想通 り、いや予想以上に暑くて、日中は水槽のためクーラーが止められません。夜もクーラーを少しでもとめると水槽の冷却ファンが一晩中うなりをあげて、寝苦し い毎日です。寝苦しいといえば、先日の夢の話。ふつうブログなんかで夢の話を載せることは敬遠されているようです。本人には潜在意識からの神秘的なメッ セージでも、他人から見たら文字どおり夢見がちでナルシストぎみの中２のたわごとにすぎないからでしょう。 でもって、そんな夢の話ですが、極たまに、昔好きだった女性とか、前に飼っていたペットとか、今は縁遠くなってしまったモノがひょっこり夢に登場すること があります。そんな時、もうとっくに過去の存在なのに、夢の中で、なんの疑問も抱かずに、普通 に当時の感情のまま接しているのでした。単に過去の記憶の映像ではなくシチュエーションの変わった状態に対して、いろいろ思考して受け答えしているのに、 今いるはずのないことの疑問を思考しないとうのはどういう仕組みなんでしょうか。夢の世界は、記憶も思考も過去にタイムスリップするものなんじゃないか と、ふと思ったのでした。

２０１６年６月１3日
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秋田は今の時期、そろそろカッコウが鳴き出す頃でしょうか。それまでどんな爽やかな高原でも聞くことがなかったカッコウの声をなんの変哲もない秋田市街の 工場の敷地で聞いて、鳥事情に関しては秋田の右に出るものはいないと自負していましたが、この春先頃、静岡で、なにげなく部屋の外でさえずる鳥の声を聞い てハッとしました。はじめて聞くのに懐かしい。頭の隅にこびりついている記憶を探りだすと、それが秋田のＪＲ駅のプラットホームで聞き慣れたＢＧＭだった ことに気がつきました。身体障害者の方のためなのか理由は定かではありませんが、駅のプラットホームでは何か音を出すのが決まりのようで、普通 は”ピンポーン”とかひっきりなしに音がしていますが、鳥のさえずりはその代わりみたいなもので、てっきり外国の野鳥だろうとおもっていました。いかにも 欧州の深い森が似合いそうな流暢で清潔感のある声は、さえずりと呼ぶにふさわしい美しさで、生さえずりは秋田でさえ決して聞くことがありませんでした。そ れが鳥事情に遥かに劣るとおもっていた静岡で聞いたことでちょっと鳥事情について見方がかわったように思います。その時は声だけで姿は結局みることはでき ませんでしたが、この間、朝、会社に行こうと車に近づくと、脇からいきなり鳥が飛び出してきて、どうゆう訳か乗ろうとした車の屋根にとまりました。あきら かに混乱して、うろたえた様子で、”ヴヴヴ”とくぐもった鳴き声をだして、良く見ると、口一杯に葉っぱのようなものをくわえています。葉っぱに夢中で完全 にフイをつかれ防御力０のその鳥を気の毒と思ったのは一瞬で、赤レンガのような色の身体に、灰色ペンキのバケツをかぶったように頭から首までべったりの姿 は、異様をとおりこして不気味にさえ映りました。刺激しないようにそっと車に乗ってその場を離れましたが、その後、妙に気になって、ひょっとしたら珍しい 野鳥かもとネットで検索すると、”イソヒヨドリ”という世界に広く分布している鳥のようでちょっとがっかり。しかし、美しいさえずりとあり、さらにググっ てみると、まさにあのＪＲ駅のさえずりの主でした。これ程のキャラなのに、ほとんど世間で話題にあがらないのは何故なんでしょう。身近なものを知らなさす ぎなのは自分のせいにしても、その前に、知らせなさすぎなんではないでしょうか。世は、たくさんのスキャンダルの情報がシツコイほど飛び交っているという のに、やっぱりお金にならない情報だからでしょうか。

２０１６年５月２９日
『えび部屋・２』をご訪問いただきまして誠にありがとうございます。
最近ようやく静岡の暮らしも定着してきたようです。というのも、トイレの電灯のスイッチを間違えずに押せるようになりましたし、お風呂のシャワーの温度調 節も間違えて慌てることもなくなりました。エスカレーターの追いこし側が日本の西と東で違うことは有名ですが、それと同じように家庭の機器の設定が地方に よって微妙に違います。この場合は秋田と静岡ですが、トイレの２つ並んだスイッチの内、秋田は上スイッチが電灯、下スイッチが換気扇の設定なら、静岡は逆 に上か換気扇、下が電灯だったりしますし、シャワーの温度ツマミは、秋田は奥へ回すと熱く、手前に回すと冷たくなるのに、静岡は逆に奥へ回すと冷たく、手 前に回すと熱くなります。こういった機器は全国一般 的なもので最初からメーカーによって設定が統一化されていると思いきや、その土地々々の有力業者や地元実力者の圧力なのかローカルルールといってもいい暗 黙の了解があって、他の公共施設や、日替わり温泉もほぼ同じ設定です。おかげで、慣れない土地で、毎回、暗闇のトイレであたふたしたり、真冬の風呂場で叫 び声をあげていた訳ですが、今は無意識に使いこなせるようになっています。それは、イヤな気分はなくなった分、以前いた場所のことを忘れたみたいで、少し 寂しくも感じるこの頃です。

２０１６年４月２３日
「えび部屋・２」をご訪問いただきまして誠にありがとうございます。
桜が開花するより、花が散って、その後の緑の切り替わりの早さに驚く今日この頃。九州新幹線も、由布院も、指宿にもいってないのに、またしても大きな災害 が起こってしまいました。被災された方々には心よりお見舞い申し上げます。一階が押しつぶされて二階が目の前にある光景はあの神戸の震災を思い出します。 昔何度か訪れたことのある熊本城も貴重な櫓が倒れ、砲弾跡の残るきれいな石垣も崩れてしまって残念です。テレビでは規制がかかっているのか、被害場所の映 像が限られているようですが、ちょっと目を向ければ数限りない衝撃的な爪痕があふれていることでしょう。そこで生活している人にとって慣れ親しんだものが なくなるのは、なにより辛いことで、中には永遠に失われたものもあるのでしょうが、復興で整理する前に、その様子をなるべく記録に残しておいてほしいもの です。今回もまた活断層とやらが原因で地震が発生したらしいですが、ふだんジッとしている活断層が動くかどうか判断するのは地質学者でも難しいそうで、そ れはアクアリストにとっても当てはまり、生活サイクルのバラバラな生き物が、急に殻から出てこないとか、ポリプを咲かさないからといって、見た目で生死を 判断するのは難しいのと同じこと？ではないでしょうか・・・。・・・生き物はさておき、モノであれば動かなければ変わらないかといえば、そうではなく、動 かないと返って悪くなるものがあることが、世の中の不思議なところです。家はだれも住まないと痛んで倒れてしまう。車は動かさないとバッテリーがあがって しまう。自転車は錆び付く、派遣で３年間部屋をあけていたウチの水道はどこもかしこもパッキンが痛んで水が漏れてきます。動かして痛むより、動かさないで 痛んでしまう方が遥かにそのスピードが早いのが、１＋１が必ずしも２とは限らないのが世の法則で、一見ムダなようなことも重要な何かのタメになっているん じゃないかと思ったりします。こんな災害の話になる度に、次は静岡の番だと、そのたび防災グッズなんかを少しずつ買い足しています。ダイナモ式のラジオ付 きライトとか、簡易トイレ、水なしシャンプー、防寒カッパ、最近では”食べられる野草図鑑”とか買おうがどうか悩んでいます。

２０１６年３月３１日
「えび部屋・２」をご訪問いただきまして誠にありがとうございます。
秋田から静岡にきてから、すでに６ヶ月がすぎようとしていますが、あまり静岡ネタを披露できていませんでした。今さらではありますが、秋田との違いを感じ た点について少しずつ紹介していこうと思います。静岡はさすがに江戸時代の交通 の主要である東海道にあって、土地も人も文化も成熟しているように思え、そのマッタリ感が街全体を包んでいるように思えます。国道や県道以外も細い道をど こにいっても家並みが途切れることなくスーパーや店があって人があふれています。そのせいか、信号も車もやたら多くて、昼はつねに渋滞です。車のマナーは とても良くて、道も比較的譲ってくれますし、譲ったら必ずハザードランプで感謝の合図をくれるのでした。そうかと思ったら、交差点の黄色信号からの赤は当 然のごとく突っ込んでくるのでヒヤヒヤします。案の定、通 勤中の道でも月に１台は道路脇にオカマ掘られた車がとまっているので、静岡気質は親切だけどせっかちなのかもしれません。静岡の四方に無限に広がる見知ら ぬ 道を東西南北もわからず車で走るのは心細いもので、そんなときラジオから、秋田の頃から聞き慣れている番組が流れてくるとホッとします。ラジオは地方らし さが一番でるので秋田から静岡に来る時にラジオに馴染めるかどうかが一番気になる点でした。特に放送局の例えば「エフエム秋田」とかのコールサインを音楽 にのせて番組の合間にカッコよくタイトルコールする訳ですが、アキタの３文字に対して、シズオカの４文字は絶対、語呂が悪くてカッコよくならないだろうと タカをくくっていましたが、どっこいなぜか「Ｋ−ｍｉｘ ＲＡＤＩＯＫＩＤＳ」と英語のタイトルコールであかぬけていました。コマーシャルにしても田舎臭い雰囲気を排除してお洒落につくっています。使っている声 も全国区の声優人だったりタレントだったりとかなり力がありそうです。通 勤時間も長いのでラジオに関しては早々に馴染むことができたのですが、たまに流れるフレーズの「Ｋ−ｍｉｘ シズオカ♪」はどうしても頭の中で、「オシズカ」に変換している自分がいるのでした。

２０１６年３月２０日
「えび部屋・２」をご訪問いただきまして誠にありがとうございます。
桜前線の到来です。いままでずっと５月あたりだったので３月というのも違和感、というより、本当に違和感なのはこの温暖な気候ですかね。こんなに穏やかな 冬を過したのはいつ以来でしょうか。静岡には河津桜という有名な早咲きの桜があって、これは２月の中旬ぐらいから咲き始めます。通 勤の途中に１本咲いているのを横目で見ていましたが、花弁のほどよいピンク色が目に鮮やかで、１ヶ月ぐらい見ごろが続きなかなか散りません。ソメイヨシノ が一般 の桜色とはほど遠い白っぽさで、５日も過ぎれば見頃が終わってしまうのに比べたら、なんとイイ桜だろうと感心し、また同時に、なぜソメイヨシノばかりにス ポットが当てられるのか、桜前線というのが、３００種ある桜のうちの、ほぼソメイヨシノに限定されたものというエコヒイキに気付いてちょっとガクゼンとし たのでした。しかし、それから１ヶ月もして、通 勤途中の河津桜が一向に散らないのをみるにつけ、だんだんと感動が薄れ、逆に気味が悪くなってきて、ピンク色で長く咲いている花なら他にもたくさんある し、やっぱり冬から春への切り替わりを告げるように、短期間でハデに散るから桜なんだろうと、一般 常識を再認識したのでした。

２０１６年２月２９日
「えび部屋・２」をご訪問いただきまして誠にありがとうございます。
今日はうるう年です。イヤ、うるう年というのは２０１６年のことで、２月２９日のことはなんと呼んだらいいんでしょうか。カレンダーを見ても何も書いてお らず、特殊な日にもかかわらず、TV番組も注目度が低く軽く流しているように感じます。子供の頃は、４年に１回あらわれるこの不思議な日を、ふれてはいけ ないタイムパラドックスのような現象だと思って、ヤケにテンション上がっていたように思いますが、大人があまりにも無関心なので、そのうち気付かないうち に２９日が終わってしまうようになりました。天文学的に単なる地球の公転周期の誤差修正といってしまえばそれまでですが、暦的に１日が余分に増えたこと を、もう少し記念的にあつかってもいいんじゃないでしょうか。海に親しむ”海の日”、山に親しむ”山の日”と最近やたらと国民の休日が増えているので、そ れなら、時間に親しむ”うるうの日”にして、時間を競う行事を入れるとか。

２０１６年２月２０日
「えび部屋・２」をご訪問いただき誠にありがとうございます。
風邪ひきました。残念ながら年間通して風邪ひきは珍しくない体質ですが、今回は珍しく１週間で治りました。最初の寒気がおさまると、次は咽から血がでそう なほどの痛さで、水はもちろん唾も呑み込むのに不自由しましたが、風邪薬、のど薬、のど飴が全く効果 がなく、結局、体を暖めてぐっすり寝るのが一番効果があったようです。その間、満足に食事がとれなかったせいか、口内炎、親知らず、歯肉炎、唇の荒れと、 あらゆる口の病気が一斉に併発してまいりました。日頃、食事は食べたい物より、栄養のバランスに気を使う方で、こんな風邪で食欲もないのに、どうやって一 汁三菜を守るか気が滅入っていましたが、ハタとこんな時だからこそ、普段はなかなか口にしないものを食べてみようと思いたって、高級リンゴだとか、強さ引 き出すヨーグルトだとか、直感と本能に任せて食材を選び、苦しい中にも珍しい経験ができてちょっと救われた気がしました。しかし、今回も思いましたが、風 邪に直接効く食べ物はないですね。特にビタミンＣは一切効果 がありませんが、いったい誰の説なんでしょう。最近はＴＶで医学の専門家がタレントよろしく健康療法の俗説や通 説をぶったぎっていますが、さも盛り上がるように断言的で誇張化されていて好きになれません。こういう演出が誤解や俗説を生むキッカケになるワケで、おも しろ半分に情報を垂れ流すのはいかがなものか。まあ、それで誤解した視聴者をまたウマウマとぶったぎれるので番組としては二度おいしいのかもしれません。

２０１６年１月２３日
「えび部屋・２」をご訪問いただき誠にありがとうございます。
今年は暖冬だという話を書こうとおもったら、５〜１０年に１度ぐらいの大寒波がやってきてしまい、都心あたりはえらいことになっています。出勤に電車待で 外で３時間ぐらい待っているというのだから、きっぱり諦めて会社を休んだ方が渋滞の軽減にもなって自分のためにも、他の人のためにもなると思うのですが、 生まじめというか行列好きな日本人の性でしょうか。というか、３時間も雪の中でジッとしているなんで秋田なら自殺行為ですが、とすれば、やっぱり暖冬って ことですかね・・・。静岡は積雪どころか雪も降らないので、会社でもダウンコートいらずと紹介しようとしたら、これも寒波にたえられず先日コートを引っぱ りだしてしまいアピールできなくなってしまいました。それでも正月明けまでコオロギが鳴いていたし、ジョロウグモは今でも木々に巣をはっているのには驚き でした。秋田は８月まで夏がきませんでしたが、静岡は１月まで冬がこないようです。

２０１６年１月６日
「えび部屋・２」をご訪問いただきまことにありがとうございます。
皆様、新年、明けましておめでとうございます。
さあっ「えび部屋」の方は新年早々に不吉なスタートから始まってしまいましたが、皆さんのお正月は健やかだったでしょうか。
去年の年の暮れに仕事で秋田に１週間ほど滞在し、静岡との温度差を実感して帰ってきましたが、暖かいはずの静岡で、なぜか風邪をひいてしまいました。なか なか直らないまま年末に実家で療養し、すっかり直ったところ、正月明けに、また静岡に戻ったらまた風邪がぶり返して調子が悪いです。どうやらこの部屋には 病原菌が居着いている様子。いや、水槽のことといい厄病神かもしれません。とりあえず、神社にいって久々に”お守り”を買ったのでした。
今年もどうぞよろしくお願いします。

２０１５年１２月２８日
「えび部屋・２」をご訪問いただきまことにありがとうございます。
年の瀬も押し詰まってまいりましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
只今、転勤によって変わってしまった生活習慣にかこつけて放置していました、この「えび部屋」をなんとかアップすべくパソコンの前で悪戦苦闘しておりま す。 別に前のタイトルのまま続けてもよかったのですが、そもそも、ベトナム→秋田→ベトナム→静岡→秋田とフラフラして、ちっとも腰が落ち着かず海水魚ができ ないことを嘆いて始めた前回の「迷走記」でしたから、やっと正規の勤務先である静岡に戻ってきて、元にもどったということでタイトルを一新しました。ま、 シンプルなタイトルですが、流れ的なかんじです。加えたり、補強する部分はまだたくさんあるのですが、一度になんでもできないので、少しずつコネクリまわ していこうと思います。おおらかな気持ちで眺めてもらえればと思います。
それでは、皆様、よいお年をお過ごし下さい。

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